千坂恭二(ちさか・きょうじ。1950年〜 )。思想家。
※mixiの「ガイスト@千坂恭二」さん。
「ガイスト」とはドイツ語の「Geist」で「精神」の意味。
1968年頃は、「破壊への情熱は創造への情熱である」というバクーニンの思想と精神(http://
1970年に反安保闘争で上京し、闘争後そのまま東京で高卒のまま思想活動を始める。
21歳の時から『映画批評』『情況』『現代の眼』『構造』『現代思想』などでアナキズム論やバクーニン論などの政治思想から文学、芸術について過激な舌鋒で鮮烈な思想を展開し一部で強いカリスマ的影響力を持ち、「戦後最年少のイデオローグ」と評される。
1980年頃は、第一次大戦では最高勲章に輝くドイツ陸軍特攻隊長で、思想的にニーチェの最も過激な門人とされ戦後は非転向のファシストとして常に論議の的となったエルンスト・ユンガー(http://
「バクーニンからユンガーへ」という軌跡になるが、一貫して反時代的スタンスを維持。
現在は、アジア主義に取り組み(http://
千坂氏の戦争論の興味深いところは、日独伊三国同盟の枢軸国側を革命勢力、帝国主義とスターリン主義が結託した連合国側を反革命勢力と見て、第二次世界大戦の日独伊の枢軸側の戦争を「反帝反スタ」の世界革命戦争と捉えるところにある。独ソ戦でトロツキーの「労働者国家擁護」の立場からソ連支持の立場に立ったトロツキストなどは「スターリン主義の改革分派」に堕したと批判し、肯否を含めたファシズムの正当な歴史的復活を提唱。
思想的には単なる保守右派でも革新左派でもなく、左翼(極左http://
千坂氏の現実に対する独自の見方は、既存左翼の平和主義や中道リベラルから既存右翼の決まり文句が見落としている点や既成の解釈パターンの脆弱さを絶えずつく鋭さを持ち、教科書的論議を博覧強記の高レベルな暴論で粉砕し、右・左という単純な図式を越えた政治的セマンティクスを追求しているといえる。
21歳になった1971年に著述活動をはじめ、過激な舌鋒で鮮烈な思想を展開し、一部でカリスマ的影響力を持ちましたが、1980年代半ば以降、本格的な隠遁の結果なのか商業メディアに文章を書かなくなり、名実共に伝説的な存在になりました。しかし長い隠遁と沈黙、絶筆の期間も過ぎ、最近、『歴史読本』『情況』『悍(HAN)』などで著述活動を再開したようです。
そんな千坂氏について、まったりと見ていきましょう。
哲学や政治思想だけでなく、文学、歴史や芸術にも造詣が深く(http://
また松尾和子の歌を好み(http://
1995年に元日大全共闘の友人と暇つぶしに立命館大学に入り卒業したため、49歳になって最終学歴は大卒になっています。
最近は、各種のトーへクイベントに出演していますが、そのカリスマ的独演は定評があります。
足跡はこちらへ
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※千坂恭二氏のmixiのホーム
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日記が本格的で読み応えがあり、素晴らしいです。
若い頃(21歳頃)の千坂氏の写真がトップになっています。
※千坂恭二「日本的前衛とアジアの大衆・アジア主義の革命と戦争」
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内田良平と黒龍会を取り上げ、これまでのアジア主義論の根底的再考を迫るコペルニクス的論稿(『情況』1997年8・9月号)の前田年昭氏によるWeb再録。
※エルンスト・ユンガー
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千坂氏(ハンドル名・兵部)運営のサイト。ただし目下、開店休業状態とのこと。
★2月28日に東京のジュンク堂書店池袋本店でのトークイベントの
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JUNKU連続トークセッション
思想誌『悍』創刊記念
【世界革命戦争・全共闘から大東亜戦争へ】
●千坂恭二(思想史家)×前田年昭(『悍』編集人)
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は60名のキャパが満席となりキャンセル待ちが出、20代の若い人たちも多数参加し、大盛況のうちに終了しました。
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トークの内容、配布資料、会場光景画像などがアップされています。
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