〜GANDAHAR〜 Rene Laloux(1987)
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ガンダーラ/ルネ・ラルー
フランス・アニメ界の巨匠、ルネ・ラルー監督作のファンタジーSFアニメ。87年の作品。
■ストーリー
長い平和で戦いを忘れた快楽の女権国家<ガンダーラ>
ある日突然、ロボット集団が襲いかかってくる。
ガンダーラの若者シルヴァンは、国を救うためにロボット集団のアジトへ単身捜査へ乗り出し、巨大な人工脳<メタモルフ>と出会う。
メタモルフは「未来の私を殺してくれ」とシルヴァンに頼む。
そして未来のメタモルフを抹殺するため、千年の冬眠につく……
途中、遺伝子操作で体を無茶苦茶に合成され、ガンダーラには住めず、僻地に追いやられた民が描かれている。
シルヴァンが千年の冬眠から目覚めた時、逃げたガンダーラ人に代わってロボット集団と最後まで闘っていたのは、彼等だった。
ストーリーの縦筋よりも、こういった横筋に「味」のある、非常に良い作品。
映像のセンスもとても面白い。戦いを忘れた<ガンダーラ>の武器は巨大な甲虫であったり、巨大化する植物であったり、現代の日本アニメとは違う魅力がある。海外アニメと言ってもディヅニーとは全く違うテイストで、玄人から万人まで十分楽しめる。
ルネ・ラルー監督作品は他に『ファンタスティック・プラネット』というアニメが有名。