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ハイエクと自由主義

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フリードリヒ・アウグスト・フォン・ハイエク(F.A.ハイエク:Friedrich August von Hayek)。1899年5月8日〜1992年3月23日。ウィーン生まれのノーベル経済学者(1974年受賞)。オーストリア経済研究所所長、ウィーン大講師、ロンドン大経済学教授、シカゴ大社会倫理学教授を歴任。経済学のみならず法学、政治学、心理学、哲学等にも通じ、法学博士であり政治学博士でもあります。自由主義を基趾とする学者達が結成した「モンペルラン・ソサイエティー」の初代会長。「マネタリズムの父」。カール・ポパーとは親友。

ミーゼス(ハイエクの師)、メンガー等、オーストリア学派の立場を踏襲していますが、彼を中心にネオオーストリア学派とも。ケインズを批判したことであまりにも有名です。経済の計画化を徹底批判し(いわゆる「設計主義者」であるマルクス、サン・シモン、コントのみならず、ケインズ、シュムペーター、ミュルダール等も)、自由主義市場経済を擁護しました(※)。思想的主著は『隷属への道』(1944年)。

(※)誤解してならないのは、ハイエクの唱える自由主義は自由放任主義でもなく、いわゆる弱肉強食の市場論理でもないということです。彼は市場を自生的秩序(spontaneous order)と考え、それを創出した者にさえ見通せない局所的知識の連鎖発現過程と捉えています(市場の構成要因である個人は非合理的な存在であり、局所的・限定的・主観的知識に基づき自由に行動する個人であるということ)。

ハイエクはナチズム、ファシズム、(共産主義と)社会主義は対立するものではなくて同根であると断定し、マルクス主義だけでなくあらゆる形の社会主義、社会政策、社会保障はすべて程度の差はあっても全体主義への、人間の隷属化への道であり、19世紀末以降の歴史はその進行過程にほかならず、現代は深い危機のなかにあると説いた。(ハイエク『市場・知識・自由』ミネルヴァ書房参照)

『隷属への道』は当時政治経済とも惨憺たる様であったイギリスで改革を成し遂げたサッチャーのバイブルであり、同じくアメリカレーガン政権の思想的根幹でもあります。

自由主義市場経済の拡大と東独・ソ連の社会主義・共産主義の崩壊、北朝鮮の惨状。全ては60年前の『隷属への道』の言葉通り。小泉さんが圧勝し、間違いなく日本は「小さな政府」の体制へと進んで行くでしょう。今はハイエクを学ぶ良い時期かもしれません。ホリエモンの言っていることも少しはわかるのではないでしょうか(笑)。

ハイエクは「自由と平等のどちらが大切かと言えば、迷うことなく自由とすべきだ」と断言しています。

「ほんのしばらくの安全を入手するのに、本質的かつ不可欠な自由を放棄してしまう人々は、自由も安全も持つ資格はない」(ベンジャミン・フランクリン)。

もちろん、福祉国家や所得の再分配などの政治経済や国家観を主張するのも歓迎します。イギリスやオーストラリアの例などいわゆる新自由主義は採られていないという主張もアリです。ただ、ハイエクの主張は、経済学のみならず、法律や政治、そして倫理学・社会学を学ぶ上でも、また新聞やニュースに見られる政治・経済・社会の情報を理解する上でも有用だと考えます。賛同・反論とも大いに歓迎します。


ハイエクのディスカッション動画
http://www.ideachannel.com/HayekDiscussions.htm

ハイエキアンRuss RobertsとDon Boudreaux(2人はシカゴ派経済学者の大学教授)のブログ
http://cafehayek.typepad.com/

『隷属への道』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4393621514/qid%3D1126605276/250-9410704-1817008
現代の古典と言っていいかもしれませんね。しかしショウペンハウエルは言っています。「新しきものの善きものたる事は稀なり。善きものの新しきものたる事、束の間に過ぎざればなり」。

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2005年09月13日
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カテゴリ
学問、研究
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