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LEFT FIELD

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詳細 2015年8月12日 16:54更新

クリスマスの一週間前、フィラデルフィアのちっぽけなレコード屋を解雇された俺は人生の岐路に立った。この店での小売の仕事はつまらなかったし、パスタばかりの生活にも飽き飽きしていた。サウスフィラデルフィアの職業安定所には多くの失業者が押し寄せており、俺も彼らと共に3時間以上失業保険の受け取りを待っていた。失業保険を受け取れるのは6ヶ月間と短く無駄にはできない。

ある日、俺は以前より考えていたスリフトで買ったヴィンテージを日本のディーラーへ売ることを始めた。(インターネット網がまだなかった1986年のコンピュータを使って)6ヶ月後にはアパートはヴィンテージ古着で溢れていたが、誰一人取引先はいなかった。

最後の失業保険を受け取る前に生活費を稼ぐため洋服の小売店で働きはじめた。そこは大きなチェーン店だったが、内容が貧相で俺がバイヤーだったらもっとのばせるのにと思った。そして9ヶ月後にはバイヤーになっていた。

しかし、ここでの生活はまるで足が折れて射殺されるのを待っている馬のように過酷で先の見えない毎日だった。ただ、良いこともあった。今では「Left Field」の共同経営者である妻とここで出会い、1年後には2人でNYへ行くことを決めた。

そして俺たちは2ヶ月分の家賃だけを持ちフィラデルフィアを後にした。移り住んだNY、ブルックリンでは確実と思った2つの仕事はうまくいかず、妻は家賃を払うためブティックで働き、俺は職業安定所へもどった。

その当時、俺にとって納得できる仕事や心底惚れこむような洋服、ヴィンテージ古着も無くなっていた。だから高品質で希少価値のある布地を使い、俺自身が着たいようなコレクションをイチから作ることを決めた。

そのコレクションはうまくNYの若者たちに受け入れられ今回こそうまくいくと思えた。万が一うまくいかなかったとしてもこの時、俺たちに失う物は何もなかった。

その当時のコレクションのラインナップは1950年代のスポーツウェアーのスタイルから始った。50年代、学生たちが好んで着ていたスタジアムジャケットに使われていた高品質なフェルトとシェニールのアップリケを親の時代からあるような家族経営の工場に特注した。フェルトの文字はオールドスタイルでかつてのブルックリンドジャースの帽子のようにストレートステッチを入れた。そして見た目を着古した感じにするため手で何度も洗いフェルトを傷め、端がカールするようにした。

また、ブランドレーベルは綿100%の綾織りテープを使い、ブロンクスの古い工場でハンドプリントした物を使った。そして、今もなおそれらの縫製、加工を俺たちはすべて手作業でやっている。

最後にヴィンテージ古着により近付けるため、すべての製品を出荷前に特別に調合した洗剤で洗い、わざとしわの入った状態で納品している。この洗剤は生地を傷めず独特な肌触り、風合いを出すことができる。そして、何より俺はこの洗剤の洗い上がりのにおいが気に入っている。



俺たちがコレクションのインスピレーションを受けているのはアメリカをタフにしている社会の少数派たちのスタイルだ。

『アウトロー』
伝統的なアンチヒーロー、常識や法律、アイデンティティーを拒否するならず者。人生を振り返ることなく突っ走り、何より自由を大切にする。飽きることなく走り回るバイカーやギャング、犯罪者をアメリカは憎みきれない。

『ホワイトトラッシュ』
ガソリンスタンドに給油機が一つしかないような名も無い街にある本当のアメリカ。ポンコツ車に乗ったマッチョマンがチューインガムを噛みながらグリースをつけた髪を手でかき上げている。ビールを飲んでいる男は、鹿を狩猟しビリヤードや女の事で喧嘩する。女は安っぽい香水にブルーのアイシャドウ、ウェイトレスが注文を取りに来てもおかまい無しにガムをふくらませ鳴らしている。

『50年代バーシティースポーツ』
俺たちが高校時代嫌いだった奴ら。
スタジアムジャケットを着たさわやかなスポーツマンがブロンドヘアーで完璧な笑顔のチアリーダーたちと楽しそうにビールを飲んでいる。やっぱりアメリカのアップルパイは最高。



八番街の吹き抜けで毛玉を取ったり、ゴミ袋一杯のスウェットシャツを地下鉄で運んだり、キッチンのテーブルでアイロンがけすることを何年か続けやっと誇りと愛着が持てるコレクションができあがった。あなたの街のおしゃれな店で俺たちのTシャツやスウェットシャツを見つけたら、それは俺がフェルトをプレスし、縫製し、妻のLaraがレーベルを縫ったものだ。まだまだ俺たちの会社は小さいが決してパイオニア精神を忘れない。


Left Field NYC,Inc.
Christian Mccann

LEFT FIELD JAPAN HPより引用


LEFT FIELDは、1998年ニューヨーク・ブルックリンを拠点に
デザイナーChristian MccannとLara Mccann夫妻が立ち上げたブランドです。
彼らの商品は1950年代から70年代にかけてのアメリカンカルチャーをテーマに構成され、
アウター・ニット・スウェットシャツ・ワークシャツ・Tシャツ・パンツなどトータル的に展開されています。
特にスウェットやTシャツに高品質なフェルトを用いたデザイン・プリントはLEFT FIELDのオリジナリティの一つです。

ニューヨークの『BARNEY'S NY』、ロサンゼルスの『FRED SEAGULL』などの有名セレクトショップや、
LONDONの老舗百貨店LIBERTY,MILANOのLEVI'S STOREなどで展開されており、
ハリウッドスターを始め各国のアーティスト、デザイナー、スタイリスト、ファッションエディターにも一目置かれ、
多くの著名人(ブラッド・ピット、ブリトニー・スピアーズ等)を魅了しています。




LEFT FIELD JAPAN
http://www.leftfield.jp/

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2008年1月14日

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カテゴリ
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