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SCRAMBLE!! 〜緊急発進〜

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コミュ内全体

詳細 2016年11月5日 13:21更新

アラートハンガーのベルが鳴り、駆け足で機体に乗り込むパイロットたち・・・

航空自衛隊では24時間365日、対領空侵犯措置(アラート待機)を

行っている。

日本の領空に接近し、防空識別圏(ADIZ)内に入った国籍不明機(アンノウン)に対し、

5分以内に緊急発進を行い、

日本の領空から離れるよう促す。

この通告に従わず領空を侵犯した機体に対しては

警告射撃を行う場合もある。

冷戦時代は年間900回を超えるスクランブルの回数があった我が国では、

現在では冷戦時代よりは回数が減ったものの、

未だ年間200回前後のスクランブルを行っている。





飛行機対領空侵犯措置とは・・・対領空侵犯措置とは、日本の領空に接近してくる国籍不明機に対して通告や警告を行う航空自衛隊の平時の任務である。日本の領空の周辺には、独自に防空識別圏(Air Defence Identification Zone)という空域を設定している。この空域を飛行するには、事前に飛行計画書を提出し、許可を得なければならない。しかしこの飛行計画書を提出せず、防空識別圏に侵入した機体は国籍不明機として処理され、航空自衛隊の緊急発進を受けることになる。
 航空自衛隊では戦闘機が配備されている全国の7基地で、この対領空侵犯措置という任務を実施している。全国7基地、各基地に4機の戦闘機がアラート待機に就いており、そのうちの2機が5分以内に緊急発進できる5分待機、もう2機が30分待機に就いている。
 そして、全国28ヶ所に配置されているレーダーが国籍不明機を捉えると、まず各航空方面隊のDC(防空指令所)に伝達され、戦闘機が緊急発進する。更にこの情報は、SOC(方面隊司令部)、COC(航空総隊司令部)にも伝達される。そして国籍不明機へと接近し、その国籍不明機の母国語や英語で日本の領空から離れるように通告を行い、必要であれば写真撮影を実施する。この通告も無視し、領空を侵犯した場合は無線によって警告を行い、それにも従わなければ戦闘機に搭載されているバルカン砲によって警告射撃を行うこともある。





飛行機対領空侵犯措置での様々な指令

スクランブル S/C・・・国籍不明機が接近し、戦闘機を緊急発進させる指令。スクランブルが発令される前に、事前に飛行隊にアンノウンの動きが連絡される事が多いが、事前に連絡されずにいきなりスクランブルがかかる事をダイレクト・スクランブルという。また、実戦のスクランブルをホット・スクランブルと呼ぶ。

コックピットスタンバイ C/S・・・スクランブルの時間を短縮させる為に、パイロットが事前にコックピットで待機する指令。事前に飛行隊にアンノウンの動きなどが連絡される事があっても、必ずしもこの指令が発令される訳ではないらしい・・・

バトルステーション B/S・・・コックピットで待機するコックピットスタンバイに対し、バトルステーションはエンジンをかけた状態で滑走路上で待機する。





飛行機アラート待機を実施している基地・飛行隊
<北部航空方面隊>
千歳基地 第201飛行隊 F-15J
       第203飛行隊 F-15J

三沢基地 第3飛行隊 F-2A
       第8飛行隊 F-2A

<中部航空方面隊>
百里基地 第302飛行隊 F-4EJ改
       第305飛行隊 F-15J

小松基地 第303飛行隊 F-15J
       第306飛行隊 F-15J

<西部航空方面隊>
築城基地 第6飛行隊  F-2A
       第304飛行隊 F-15J

新田原基地 第301飛行隊 F-4EJ改

<南西航空混成団>
那覇基地 第204飛行隊 F-15J





<航空自衛隊、対領空侵犯措置の歴史>
1958. 4.28 対領空侵犯措置任務開始
        F-86Fが対領空侵犯措置任務開始
     5.13 空自初のスクランブル
  59. 8.24 F-86Dが対領空侵犯措置任務開始
  64.10. 1 F-104Jが対領空侵犯措置任務開始
  70. 5.13 千歳基地が1000回のスクランブルを達成
  75.11. 1 F-4EJが対領空侵犯措置任務開始
  76. 9. 6 ベレンコ中尉亡命事件
  80. 8.18 空対空ミサイルを搭載してのアラート待機開始
  81. 7. 9 千歳基地が2000回のスクランブルを達成
  83. 2. 1 航空自衛隊が総計1万回のスクランブルを達成
  84. 7.16 F-15Jが対領空侵犯措置任務開始
        年間944回のスクランブルを記録(年間最多記録)
  85.10.28 千歳基地が3000回のスクランブルを達成
  86. 9.12 三沢基地が1000回のスクランブルを達成
  87.12. 9 領空侵犯したTu-16に対し、空自初の警告射撃
  91. 4.16 千歳基地が4000回のスクランブルを達成
  94. 3   台湾機が領空侵犯
2002. 9.12 千歳基地が5000回のスクランブルを達成
  04. 3.19 F-2が対領空侵犯措置任務開始
  06. 4. 6  航空自衛隊が総計2万回のスクランブルを達成
  07. 6    那覇基地が2000回のスクランブルを達成





<年度別緊急発進回数>
年度 回数
1958 25
 59 119
 60 150
 61 192
 62 235
 63 197
 64 305
 65 387
 66 356
 67 426
 68 368
 69 377
 70 370
 71 345
 72 306
 73 257
 74 323
 75 305
 76 528
 77 496
 78 798
 79 636
 80 783
 81 939
 82 929
 83 675
 84 944
 85 898
 86 825
 87 848
 88 879
 89 812
 90 604
 91 488
 92 331
 93 311
 94 263
 95 166
 96 234
 97 160
 98 220
 99 154
2000 155
 01 151
 02 188
 03 158
 04 141
 05 229
 06 239
 07 307
 08 237
 09 299
 10 386
 11 425





<領空侵犯事例>
年度 領空侵犯地点 国籍 機種・機数
1967. 8.19 北海道礼文島上空 ソ連 不明×1
 74. 2. 7 北海道礼文島上空 ソ連 不明×1
 75. 9.24 伊豆諸島の式根島及び神津島間の領海上空 ソ連 Tu-95×2
 76. 9. 6 北海道茂津田岬の沖合上空〜函館空港までの間 ソ連 Mig-25×1
 77. 9. 7 五島列島西方の白瀬島北西領海上空 ソ連 Tu-95×2
 78. 3.17 対馬東方領海上空 ソ連 Tu-95×1
 78.12. 5 北海道礼文島北方領海上空 ソ連 不明×1
 79.11.15 尖閣諸島赤尾嶼南方領海上空 ソ連 Tu-95×2
 80. 6.29 能登半島北方舳倉島北東領海上空 ソ連 Il-38×2
 80. 8.18 五島列島南東領海上空 ソ連 Il-62×1
 81. 6. 6 北海道礼文島北方領海上空 ソ連 Il-14×1
 81. 7.24 北海道礼文島北方領海上空 ソ連 不明×1
 82. 4. 3 長崎県男女群島鳥島西方領海上空 ソ連 Il-62×1
 83.10.15 北海道知床岬北東領海上空 ソ連 不明×2
 83.11.15 福岡県沖の鳥北西領海上空 ソ連 Tu-16/95×各1
 84.11.12 福岡県沖ノ鳥北西了解上空 ソ連 Tu-16×1
 84.11.23 福岡県沖ノ鳥北西領海上空 ソ連 Tu-95/142×各1
 86. 2. 6 北海道礼文島北方領海上空 ソ連 不明×1
 87. 8.27 北海道礼文島西方領海上空 ソ連 不明×1
 87.12. 9 沖縄本島上空及び徳之島・沖永良部島間の領海上空 ソ連 Tu-16×1
 89. 4.21 北海道礼文島北方領海上空 ソ連 不明×1
 91. 7. 6 北海道根室半島南方領海上空 ソ連 An-30×1
 91. 8.15 北海道礼文島北方領海上空 ソ連 Tu-95×2
 92. 4.10 北海道礼文島上空及び稚内北西領海上空 ロシア An-12×1
 92. 5. 7 北海道枝幸沖領海上空 ロシア 不明×1
 92. 7.28 長崎県対馬東方領海上空 ロシア Tu-154×1
 93. 8.31 青森県久六島西方領海上空 ロシア Il-20×1
 94. 3.25 尖閣諸島魚釣島領海上空及び黄尾嶼領海上空 台湾 B-350×1
 95. 3.23 北海道礼文島領海上空 ロシア Mig-31×1
2001. 2.14 北海道礼文島領海上空 ロシア Tu-22×2、不明×2
 01. 4.11 北海道礼文島北方領海上空 ロシア 不明×1
 01. 4.11 青森県久六島西方領海上空 ロシア Su-24×1
 06. 1.25 北海道礼文島北方領海上空 ロシア An-72×1
 08. 2. 9 伊豆諸島南部嬬婦岩領海上空 ロシア Tu-95×1
 12.12.13 尖閣諸島魚釣島南方の領海上空 中国 Y-12×1
 13. 2. 7 北海道利尻島南西沖の領海上空 ロシア Su-27×2





飛行機ベレンコ中尉亡命事件
 1976年9月6日、午後1時11分、奥尻レーダーサイトが北海道西方180キロの上空約6000mを時速約800キロで飛行中の国籍不明機を発見。千歳基地のF-4EJ2機がスクランブルした。この国籍不明機は高度を下げ東進を続けたので奥尻レーダーサイトは通告を実施した。しかし1時22分30秒、北海道小樽市南西約20キロの領空を侵犯し、1時26分頃にはレーダーサイトのレーダーから機影が消滅した。1時35分頃に再度奥尻島東方の海上で機影を確認したがすぐに消え、その後この国籍不明機を捉える事はできなかった。
 航空自衛隊は函館空港事務所より、「函館上空をジェット戦闘機が飛行している。」と連絡を受け、F-4EJを急行させたが、1時50分頃にこの国籍不明機は函館空港に強行着陸しており、F-4EJが強行着陸を確認したのは1時57分頃だった。
 この亡命事件の直後から日本の防空識別圏へ国籍不明機の接近が急増した。また津軽海峡ではソ連軍の艦艇の航行の回数が増大した。
 強行着陸した戦闘機はMig-25で、パイロットのベレンコ中尉はアメリカへ亡命した。9月24日、このMig-25はアメリカの輸送機によって百里基地へ移され解体された。Mig-25の機体には技術流出の懸念か爆薬が至る所に設置されていたらしい・・・
 10月2日、外務省はソ連にこのMig-25を引き渡す用意をしている事を伝え、11月12日には百里基地から茨城県日立港へ機体を移送し、同15日にMig-25を積んだソ連貨物船はソ連へ向け出航した。
 この事件によって、低空目標に対する対応能力が低いと分かり、E-2Cの導入や、F-4EJのレーダーを換装するなどした対応を行った。





飛行機沖縄本島領空侵犯事件
 1987年11月9日午前11時頃、宮古島のレーダーサイトが石垣島の南西を沖縄方面に向かって北東進する国籍不明機を3機確認。那覇基地のF-4EJがスクランブルした。F-4EJはその3機をTu-142、Tu-95、Tu-16と確認した。Tu-142とTu-95は沖縄本島と宮古島の間を抜け北進。Tu-16はそのまま東進を続けた。そして11時24分、Tu-16は領空を侵犯し、F-4EJはTu-16に対し、警告射撃を実施した。しかしTu-16は何の反応も示さないまま那覇基地や嘉手納基地の上空を通過していった。
 その頃那覇基地では強制着陸を想定し、隊員に実弾を配らせたり、県警の機動隊が基地に集結するなど緊迫した状況であった。
 11時31分、Tu-16は沖縄本島の領空から出たが、同41分、再び沖永良部島と徳之島の間を領空侵犯し、同45分領空外へ出て北西の方向へ飛び去った。
 外務省はこの領空侵犯に対しソ連側に抗議し、さすがのソ連もこの領空侵犯を認め、遺憾の意を表明した。





飛行機このコミュニティでは日本の国境、航空自衛隊の対領空侵犯措置任務、また、世界各国のスクランブル、QRA(即応警戒アラート)任務、スクランブルの現状や歴史、これらを取り扱っているゲームやDVD、雑誌、その他とにかく軍事関係の事なら何でもOKですので興味ある方は是非ご参加よろしく。
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開設日
2007年11月7日

3639日間運営

カテゴリ
学問、研究
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