今年の進学振り分けで
「農2」
正式名称「東京大学農学部生命科学課程生命化学・工学専修」へ内定したメンバー!!!
ここに集まれー!!!!
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農学部二類の組織
農学部二類と今では普通に言っていますが、これは、生命工学専修と生命化学専修を、一括してかつ両者に区別をつけずに考えるときの呼び方です。ですので現実としては、駒場での進学振り分けの際に生命工学専修と生命化学専修という二つの専修に分けて進学振り分けを行う体制がとられています。
まず、生命工学専修と生命化学専修が誕生したいきさつをお話しましょう。
平成6年(1994年)に行われた大学院重点化により大学院農学生命科学研究科の応用生命化学専攻と応用生命工学専攻が発足し、形の上で専門教育の重点が学部から大学院に移りました。つまり、それまで農学部農芸化学科で行われていた専門教育が、大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻・応用生命工学専攻で行われるようになったのです。
それと同時に、学部教育は「専門の基礎」を学ぶ場であるという性格をはっきりさせるように、農芸化学科が改編されて生命工学専修と生命化学専修が生まれました。発足当時には、生命工学専修は応用生命科学課程の一専修として、また生命化学専修は生物生産科学課程の一専修として、それぞれの課程の教育理念の違いを反映した別個の専修となる可能性もありました。しかし現在では、選択科目の選択範囲に両専修間で若干の違いが残っているものの、両専修の間でカリキュラムや教育方針に基本的な差はなく、皆さんは、二つの専修が一つになった大きな専修(すなわち、これが二類です)に進学すると考えてもらってかまいません。
すなわち、バイオサイエンスという専門分野の基礎を学ぶべく、二類に進学するということなのです。
また、名称が紛らわしいので誤解されないように強調しておくと、学部の「生命工学専修」が大学院の「応用生命工学専攻」に、そして学部の「生命化学専修」が大学院の「応用生命化学専攻」に直接対応しているのではありません。専修はあくまでも科目履修におけるパターン名です。
皆さんは二類に進学すると、応用生命化学専攻ならびに応用生命工学専攻の教員が協力して立案・実施する教育を受けることになります。また、皆さんが4年生になる際には研究室に配属されることになるのですが、両「専修」の学生は、両「専攻」のどの研究室にも全く同等の資格で行くことができます。