マカロニ・ウェスタンの巨匠セルジオ・コルブッチ(Sergio Corbucci)のコミュニティです。
「マカロニ・ウエスタンの創始者はセルジオ・レオーネ」と一般には言われていますが、実は最初にイタリア製西部劇を作ったのはこのコルブッチです。「荒野の用心棒」より一年も前にロバート・ミッチャムの息子ジェームス・ミッチャムを主役にした「グランド・キャニオンの大虐殺 (Massacro al Grande Canyon)」(1963)という、こう言っちゃナンですがあまり面白くない映画です。
「続・荒野の用心棒 (Django)」(1966)で大ブレイクし、「殺しが静かにやって来る (Il Grande Silenzio)」(1968)等マカロニ・ウェスタンの伝説と化している映画を生み出しました。
「革命もの」と呼ばれる「豹・ジャガー (Il Mercenario )」(1968)、「ガンマン大連合 (Vamos a matar companeros)」(1970)なども忘れるわけにはいきません。
しかしその後惜しい事にドタバタ喜劇的な作品に走ってしまい、A級監督に成長していったレオーネとは対照的に最期までB級監督で終わってしまいました。
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「Django」ではカメラマンが間違えて(それともわざとやったのか?)写っていたり、「Il grande Silenzio」の伝説のラスト・シーンに何を血迷ったか絶対に止めて欲しいハッピーエンド・バージョンを用意したり、「ザ・サムライ、荒野の珍道中 (Il bianco, il giallo,il nero)」(1974)ではトーマス・ミリアンに日本人役をやらせる神経など、常人には計り難いものを持った監督です。
コルブッチだけでなく、セルジオ・ソリーマやトニーノ・ヴァレリー等「非レオーネウェスタン」についても広く語り合って行きたいと思います。(いや、別にセルジオ・レオーネに文句つけてる訳ではありません)
管理人は全くいいかげんな他力本願タイプですので、トピックとかガンガン立ててください。