クリキンディとなかまたち

森が燃えていました
森の生きものたちは われ先にと 逃げて いきました
でもクリキンディという名の
ハチドリだけは いったりきたり
口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは
火の上に落としていきます
動物たちがそれを見て
「そんなことをして いったい何になるんだ」
といって笑います
クリキンディはこう答えました

「私は、私にできることをしているだけ」
出典・「ハチドリのひとしずく」　光文社刊


■５６回ピースボート
地球大学unit3

報告会の前日
セミナールームでがんばった人
セミナールームで倒れた人
セミナールームでうとうとした人
セミナールームで歌った人
スポーツバー行って飲んじゃった人
ごめん、途中で抜けちゃった人
しくしく泣いちゃった、つらかったなあって人
ストレスでお菓子を食べ過ぎて太っちゃったって人

報告会当日の朝日を一緒に見た人
それで、ああ生きてるって素晴らしいって思っちゃった人
当日、前日と同じ服装で現れた人
アフロの人
とにかく太さんが好きなんですって人
先住民の音楽に合わせて朗読した人
だいすきなヨーコさん、アスカさん、CCのみんな
だいすきな韓国IS
報告会後デッキで踊った人

なんとなく仲間っていいなってジーンとした人
いま、ここにいるよって人

報告会見たよって人
なんかよくわからないけど、なんかしたいなって人




●わたしたちは、ハチドリのひとしずくの続きの物語を知っています。

逃げていった動物たちは、クリキンディの姿を見て
すこしづつ帰ってきました。
自分たちのたいせつなふるさとです。

みんなで力を合わせて火を消そうとします。
森の火はどんどんちいさく なっていきます。

消えるでしょうか
それとも、もう
手遅れでしょうか
もしかすると、いちめん焼け野原かもしれません。


それでも
焼けてしまった木の根本からは、また
あたらしい芽が　出てくるんだと
そう、信じています。

すくなくとも、いまならまだ間に合うんだ　と、考えています。

わたしたちに今、できることを一緒に考えてみませんか？