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【泣いた赤鬼】

【泣いた赤鬼】

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昔話【泣いた赤鬼】を愛する人のコミュ。
以下の物語を見て感動した人は即参加〜!

【物語】※土地により少し違うらしい※

昔々ある山に大変仲の良い二人の鬼が住んでいました。
二人は互いの事を赤鬼くん、青鬼くんと呼びあい
楽しい日々を送っていました。

そんなある日・・
いつも楽しく遊んでいる赤鬼の様子が少しおかしい事に
気付いた青鬼が赤鬼にやさしく声を掛けました。

『赤鬼くん、今日はなんだか浮かない顔しているが一体どうしたんだい?』

赤鬼は気まずそうにうつむきながら、小さな声で青鬼に口を開きました。

『おれ、このあいだ山の麓にある人間の村をこっそり見に行っただ・・ちっこいワラシたちがそれは楽しそうに遊んどってな。おれ・・人間たちと仲良くなりたくて・・山の麓の道沿いに立て札を立てたんだ・・・』

【この山の頂には心のやさしい鬼の家があります。どなたでもおいでください。おいしいお菓子がございます。お茶も沸かしてございます】

しかし、立て札を立てて数日が経ったが誰一人として赤鬼を尋ねて来る村人が居ないこと・・
それどころか鬼を恐れてか、村の子供たちが家から出なくなってしまったこと・・

≪自分の事はまだ良い・・ただ村の子供たちに悪い事をしてしまった≫と赤鬼は青鬼に涙ながらに説明したのでした。

青鬼は静かに赤鬼の言葉に耳を傾けていましたが
突然ドンッと自分の胸を叩くと笑顔で赤鬼に語りかけました。
『それなら僕に良い考えがある!』

呆然と青鬼を見つめる赤鬼に、青鬼は次のような提案を持ち掛けました。

青鬼が人間の村へ出かけて大暴れをする。
そこへ赤鬼が颯爽と現れ、青鬼を力いっぱいこらしめて、青鬼を村から追い出す。
そうすれば人間たちにも赤鬼がやさしい鬼だということがわかるだろう・・と

≪しかしそれでは青鬼が痛い思いをしなきゃならないし・・きっと失敗するに違いない・・≫
しぶる赤鬼の手を青鬼は無理やりに引っ張り、二人は村へと下りていきました・・・。

青鬼の迫真の演技で計画は大成功!
赤鬼は悪い青鬼から村を救った英雄となりました。
村の大人たちは赤鬼に沢山の美味しい食べ物を振る舞い、子供たちは赤鬼のところへ毎日のように遊びにくるようになりました。

こうして赤鬼は夢にまで見た人間たちとの楽しい日々を手に入れたのでした。

しかし・・日がたつにつれて気になってくる事があります。
それは、あの日からまったく訪ねて来なくなった青鬼の事でした。

ある日、赤鬼は村人から貰った沢山の美味しい食料を手土産に持ち、青鬼の家を訪ねました。

青鬼の家は戸が堅くしまっていました。
ふと気がつくと、戸のわきに貼り紙がしてありました。
そして、それには鬼にだけ通じる言葉で文字が書かれていました。

=赤鬼くん、人間たちと仲良くして、楽しく暮らしてください。もし、ぼくが君と仲良くしている事が村の人たちにバレたら、君も悪い鬼だと思われるかもしれません。それで、ぼくは、旅に出るけれども、いつまでも君の事は忘れません。さようなら、体を大事にしてください。いつまでも僕は君の友達です、青鬼=

赤鬼は、只、だまって、手紙を読みました。
何度も何度も読み返しました。
戸に手をかけ、顔を押し付け、
しくしくと涙を流して泣きました。

☆おしまい☆

開設日
2005年07月09日
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