【コラージュ】
切り抜いた絵や写真を自由に貼付けて新しい世界を構築す
るという、シュールレアリスムに多くみられる技法。
技術、物量、素材、こだわり始めるとキリが無い。
中毒性が強い。
【中毒者の症状例】
原稿をほったらかす。
旅先にハサミを持って行ってしまう。
何を観ても平面が重なっているように観える。
本の買い過ぎで金欠になる。
肩こりが異常悪化する。
【シュールレアリスム】
超現実主義
超現実とは「現実を超越した非現実」という意味に誤解されがちであるが、実際は「ものすごく過剰なまでに現実」というような意味である。超現実とは現実(約束事などに捕らわれた日常世界)に隣接した世界、またはその中に内包された世界で、現実から離れてしまった世界ではなく、夜の夢や見慣れた都市風景、むき出しの物事などの中から不意に感じられる「強度の強い現実」「上位の現実」である。彼等シュルレアリストが、コラージュや自動筆記といった偶然性の強い手法で作る作品などは一見非現実的だが、彼らにとっては、主観や意識や理性が介在できない状態で偶然できたものや、そもそも意識の介在から解き放たれた夢の中からこそわれわれの普段気付かない現実、「超現実」が出現することを信じていた。
日本においては和製英語流にシュールリアリズムと呼んだり、「シュール」と省略形で呼ばれた場合もある。日本独自の「シュール」という表現が使われるときにはシュルレアリスムそのものよりも、「やや難解でアーティスティックである」というくらいの意味であることも多い。「シュール」と言えば物事が常識を外れて奇妙なことをさすこともあるが、現在は、「既存の状態を超越している」「少し変な」というような意味で、「シュールな」と用いられることが多い。
関連する人々
ブルトン/ブニュエル/ピカソ/ミロ/エルンスト/マンレイ/
ダリ/タンギー/アラゴン/ロルカ/マグリット/キリコ/デュシャン/キキ/エリュアール等。