≪書籍情報≫
著者:芦原妃名子
出版社:小学館
版型:新書版
カテゴリー:少女コミックス
連載雑誌:Betsucomi
≪参考情報≫
参考情報はWikipediaより抜粋したものです。(詳細は下記のとおり。)
http://
砂時計(すなどけい)は、芦原妃名子による少女漫画。「Betsucomi」(小学館)にて連載され、2005年11月号にて本編が、2006年7月号にて番外編が終了し、本編・番外編ともに完結した。コミックスは本編8巻と番外編2巻で全10巻構成。ファンブックもある。 島根県仁摩町(現・大田市)の仁摩サンドミュージアムの砂時計をテーマとした現在、過去、未来をつなぐ恋の物語。
2005年、第50回(平成16年度)小学館漫画賞少女向け部門を受賞。2007年春にTBS系愛の劇場(1:00~1:30)にてドラマ化が予定されている。
【ストーリー】
主人公の植草杏(うえくさあん)は、12歳の冬に両親の離婚を機に母親 美和子の実家・島根に越してきた。田舎独特の雰囲気をなれなれしくプライバシーが無いと感じた杏。だが、近所に住む北村大悟(きたむらだいご)と知り合い、徐々にその田舎の雰囲気に慣れていく。
しかし、彼女を支える母親が仕事中に倒れてしまい、 自分が「がんばって」と言ったことで母親を追い込んでしまったと責任を感じた杏は、仕事を探す。
大悟とともにお手伝いに行った、村の地主「月島家」で、同い年の月島藤(つきしまふじ)、妹の椎香(しいか)と出会う。 団体行動が苦手な藤だったが、そんな藤をグイグイを引っ張っていく杏に、藤は次第に惹かれていく。 4人はいつしか行動を共にするようになり、杏は嫌で嫌でたまらなかったこの村に居場所を見つける。
一方、杏の母 美和子は、生きることに疲れ、ある日ふらっと家を出たまま帰らぬ人となってしまった。 杏は葬式の席で、島根に来る途中に仁摩サンドミュージアムで美和子に買ってもらった砂時計を、美和子の遺影に投げつけ壊してしまう。 そんな杏に大悟は、壊れた砂時計と同じものを杏に渡し、ずっと一緒にいることを約束した。 また、杏も大悟とずっと一緒にいられるよう願う。
しかし、それからの杏は、周囲が徐々に新たな幸せを見つけ出していく一方、独り、母 美和子の影を追い続け、中々普通の幸せに辿り着くことのない数奇な人生を歩んでいくことになる……。
(「砂時計 (漫画)」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2006年11月7日18時(日本時間)での最新版を取得。改訂履歴。Text is available under GNU Free Documentation License.)