mixiで趣味の話をしよう

mixiコミュニティには270万を超える趣味コミュニティがあるよ
ログインもしくは登録をして同じ趣味の人と出会おう♪

ホーム > コミュニティ > 本、マンガ > 石牟礼道子

石牟礼道子

石牟礼道子

ログインして参加する

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「十六夜橋」「水はみどろの宮」「苦海浄土」…
形ある、形無き「いのち」のこえを響かせる作家、
石牟礼道子さんのコミュニティです。


現在全集が刊行されています。
http://www.fujiwara-shoten.co.jp/shop/index.php?main_page=index&cPath=171_172


「…秋はやはり華やぎの季節だった。
 不知火海は光芒を放ち、空を照り返していた。そのような光芒の中を横切る条痕のように、夕方になると舟たちが小さな浦々から出た。舟たちの一艘一艘は、この二十年のこと、いやもっと祖代々のことを無限に乗せていた。それは単なる風物ではなかった。人々にとって空とは、空華した魂の在るところだった。舟がそこに在る、という形を定めるには、空と海がなければならず、舟がそこに出てゆくので、海も空も活き返っていた。出漁どきの景色は渚をはなやかにし、釜場では、火が焚かれ、塩湯が煮立ち、干し場が用意されていた。エンジンに注ぐ油の匂いのかすかに漂う渚に、松葉や赤い櫨の葉が舞い落ちて、その渚から一見風の足のようなさざなみが走り出して、漁師たちの目には湾内を巡る魚たちの動きが、くっきりとみえていた…」

「苦海浄土第二部 神々の村」(藤原書店)より


「…言葉になる前の意識というのがありますね。それを言霊といってしまえば、もう言葉ができてるけれど、そんなことも意識しないで、口をついて出る言葉。それは一種の古代的な心性、言葉と歌がはっきり形成される前の古代的な衝動といいますか、それは蝶々のおしりがふっくふっくとふくらんでいたり、蝉がワーッと鳴いて、しんとなって死ぬみたいな、そんなのを全部ミックスしたような、生命の、ここにいるという呼びかけといいますか…」

「言葉果つるところ」(藤原書店)より

開設日
2005年06月01日
(運営期間4135日)
カテゴリ
本、マンガ
メンバー数
190人
関連ワード

おすすめワード