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バンド 銀河鉄道

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詳細 2016年5月15日 01:45更新

70年代のサニーデイ・サービス」という倒錯したキャッチ・フレーズで一部で 呼ばれるこのバンドが脚光を浴びたのはここ数年のこと。当時シングル2枚とアルバム1枚のみを残して、さして話題に上ることもなく消えて行ったこのバンドの音楽は、リリースから四半世紀を経てもまったく色褪せない、というよりも年月を経ることによってさらにポップに響いているのではないかと思う。懐かしさなんて微塵も無い、とてつもなく新鮮な響き。はっぴいえんどの音楽がそうであるように、ノスタルジーとは無縁の時代を超越したエヴァー・グリーンなポップスの響きをこのバンドもまた持っているのだ。

なぜそんなことがありえるのかを考えてみると、90年代以降に70年代的なサウンドを当時のことを知らない若いミュージシャンが、単純に気持ちの良い音楽として影響を受けて自分達の音楽として演奏し始めたことが大きな原因だと思う。

こんなことは一見当たり前のことなんだろうけれども、過去の音楽に対して意識の低い日本の音楽業界の構造からすればなかなかに革命的なことで、それをしてきたのは結局耳の良い若いリスナーたちが独自に育んできた状況だと思うのです(このCDを選んだみなさんのようなリスナーがまた次の人にこのCDを手渡して行く、そういうことから音楽ってのは始まるのです)。

そんな状況と銀河鉄道の音楽がどう関係があるのかというと、銀河鉄道自身が、そのはっぴいえんどの音楽にやられて育った「はっぴいえんどチルドレン」の最初のバンドだったということ。あまりに時代的に近すぎるんで、普通は彼らのことを同時代のライバル・バンド的に見ると思うのですが、彼らは当時まだ若かった。はっぴいえんどが実際に活動していた時期に学生バンドとしておっかけるように彼らは活動を初めている。そしてメンバーは天性のポップ・センスと情報の吸収・咀嚼力を持ち合わせていた。つまりはオタクでありながら表現者であったわけで、この辺、当のはっぴいえんどとも共通するところだろう。もちろんこれらのことは単に状況の共通項であって、そうだからといって、いいバンドであるとは限らない。

もちろん彼らの音楽的センスと実力がその魅力の核であるのはもちろんのこと。このバンドの強みはなんと言っても優れたソングライターが3人もいた、ということだろう。ズバ抜けた渋いセンスで銀河鉄道の顔と言っていい本田修二、バンドのリーダーでありロマンティックな作風の牧良夫、そして落ち着いた作風ながら不思議なスケールの大きさを感じさせる佐藤信彦。バンドとしては、お互いの存在がお互いのアクセントになっている理想的な関係になっている(その辺もはっぴいえんどに似てますね)。こんなことは考えてできることじゃあないから、正にこの出合いは奇跡と言っていいのではないでしょうか。しかし、優れたミュージシャンを多く抱えるバンドの常として、このバンドもやはり短命に終わってしまったのでした。

銀河鉄道のメンバーがその後どうしたのか、ということもその後ほとんど聞くことが無く、それどころか当のバンドの資料と呼べるものもほとんど無い状態だったので、本人とコンタクトを取り、今回現在アメリカ在住のリーダーだった牧良夫さんのインタビューをすることができました。バンドのヒストリー的なことはこのインタビューを参照して下さい。

しかし、驚いたのはその牧さんの現在の活動で、あれだけの人が今音楽をやっていないとしたら勿体無いと思っていたら、やっぱりしっかりやっていました。しかも名義が変わっていたのですっかり気付かないままでしたが、現在でも自身のソロやサウンドトラックなどで活躍中のヨシオ・J・マキが牧良夫その人だったのです(ヨシオ・J・マキとしての活動は別表を参照して下さい)。その他にも海外での日本のアーティストの出版管理などの仕事もなさっているとのことです。

さらに今回のCD化作業の中で特大のオマケが出てきました。それは銀河鉄道幻のセカンド・アルバムです。当時アルバムまるごとが完パケていながらメーカーの事情によりそのままオクラ入りしてしまっていた音源があることが分かり、MIDIより2002年3月ついに当シリーズよりリリースが決定しました。当初の告知でセカンド・シングルである「石油ストーブ c/w ショート・ケイク」の収録が一部で掲載されましたが、2曲ともそのセカンド・アルバムからの先行シングルであったため本CDへの収録は見送りました。

そのセカンド・アルバムは佐藤博のサウンド・プロデュース、ジャケットも矢吹伸彦書き下ろし(なんとジャケットまで出来てた)のオリジナル通りの装丁でリリースされます。ファーストを凌ぐ内容に愕然。それでは最後にこのCDについて補足説明を。

アルバムは全11曲なのですが、その11曲目(アナログ盤B面6曲目)のインストゥルメンタル・ナンバーは当時から収録されていながらノン・クレジットでした。しかも10曲目が終わってから数秒の後に今でこそ(CDというフォーマットだからこそ)シークレット・トラックというのは普通にありますが、アナログ時代のこういうものは珍しい。今回追加収録したシングルの2曲はミックス違いのレア・テイクです。このシングルのマスターは今回発見することができず、仕方なく残されたアナログ盤から起こしました。

御本人もこのシングル・ミックスに関してはよく覚えていないとのことでしたが、全体にアルバムよりも厚い音に仕上がっています。「想い出してごらん」は分かりづらいですが、「唄をひとつ」の方はメロトロンとピアノの位相がまったく違いアルバムでは聞こえないもう1本のアコースティック・ギターが聞けます。

喫茶ロック委員会 田口史人

上記記事は「銀河鉄道」ファーストアルバム復刻版CDライナーノーツから抜粋、掲載させて頂きました。


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