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フライヤー散逸防止委員会

フライヤー散逸防止委員会

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 フライヤーはそれがどんなに小さなイベントのものだとしても、作り手から受けてへのメッセージであり、オーガナイザーやDJといったパーティーを形作る人々の、これから行われるであろうイベントの「夢」であり、「イメージ」だと思う。

 現在、都内だけでなく全国のクラブやレイブ会場、レコード屋、服屋、雑貨屋といった場所にフライヤーは置かれている。その数や種類はかなりの量であり、おそらく毎日といっていいほど新しいフライヤーがそれらの場所に置かれているだろう。フライヤーはそのデザインやメッセージに興味を持った人々に持ち去られ、もしうまくいけば、まったく関係のなかった人々がそのイベントに来てくれる。そしてイベントは終わる。そこでフライヤーは役目を終え、捨てられる。

 だけど本当にこれでいいのだろうか?

 確かに、ほとんどのフライヤーのデザインは無名のアーティストであり、情報も期日を過ぎてしまえば意味はなくなる。中にはそのデザインが気に入って壁に貼ったり、スクラップブックにする人もいるとは思う。でも、それはごくわずかだ。ほとんどのフライヤーはイベントが終わればゴミ箱に叩き込まれ燃やされてしまう。

 僕はこれが残念でたまらない。あまりにもおしい。


 どんなフライヤーでも無料で、しかももらおうと思えば何枚でも手に入れることができる。でも、それはある一時期だけ、それもそれほど長くはない生命によってさまざまな場所から消え去り、もう二度と戻っては来ない。フライヤーはパーティーという形無き生き物のイメージの卵であり、抜け殻であり、痕跡に他ならない。

 だからこそ僕はこの生き物を失われるままにしたくはないのだと思う。


 もちろん、終わってしまったパーティーの記録やデザインの保護、そういった意味合いもかねてフライヤーを定期的に回収し、保存する意味もある。それはちょうどモダンでレトロな昭和初期の絵葉書やマッチ、お酒のラベル、新聞の広告や切手を集めるのに似ているのかもしれない。それらは当時ゴミのようにあふれていて、安価で価値のないものだった。もちろん、今でもそうなのかもしれない。あの、ゴッホに大きな影響を与えた浮世絵でさえ最初はゴミのように丸められ、陶器や漆の器の詰め物として輸出されていた。

 だけど、今は違う。

 それらは貴重な資料であり、アートだ。

 フライヤーは10年、数十年先にアンダーグラウンドであり、複雑に絡まりあったサブカルチャーを紐解くための資料になるだろうし、デザインの価値も見出されるに違いない。だからこそ、今すぐフライヤーの散逸を防止し、保存するべきだ。自分や友人のパーティーだけでなく、できるだけ多くのフライヤーを回収し手元に保存してほしい。フライヤーを捨てないでほしい。このコミュはそういう趣旨で作られる。できれば大量に出回るフライヤーを定期的に回収し、サンプルの場所、ジャンル別に区分し、スクラップとして保存する。それを都内だけでなく全国規模で行いたい。趣旨に賛同し、協力してくれる人を求む!!

(クラブ、レイブだけでなく、演劇のフライヤーも集めれるとうれしい。演劇のフライヤーはA4サイズがほとんどで、クラブ、レイブのものよりも情報量が多い。ただ、A4サイズにほぼ統一されてしまっていて、三角形や丸、また名刺サイズといったさまざまなサイズがあるクラブ、レイブのフライヤーから見るとちょっと物足りなくもあるのが残念だ)

開設日
2005年05月13日
(運営期間4153日)
カテゴリ
アート
メンバー数
74人
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