●オスカー・ワイルドの不朽の名作 『幸福の王子』を愛する人・・・。
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『幸福の王子』(The Happy Prince)はオスカー・ワイルドによるイギリス童話、および同タイトルの童話集のこと。1888年に『The Happy Prince and Other Tales』というタイトルで、同名の童話集の表題作として出版された。
【あらすじ】
町の中心部に高く聳え立つ金箔の王子像が、あちこちを飛び回っていろんな話をしてくれるツバメと共に、さまざまな苦労や悲しみの中にある人々のために博愛の心で自分の体を覆っている金箔を分け与えていくという物語。最後は、金箔のはがれたみすぼらしい姿になった王子と南に渡っていくチャンスを逃して、寒さに凍え死んだツバメが残る。皮肉と哀愁を秘めた象徴性の高い作品。
(2007.1.19 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)
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【管理人的にもっと噛み砕いたあらすじ】-:-:-:-:-:-:-:-:-:-
★ネタバレ注意
今まで宮殿の中での幸せな暮らししか知らなかった王子が、死後に宝石と金箔で飾られた彫像となって、町の広場の上に立って街を見渡し、街の実態を知る。
自分達の贅沢のために、たくさんの街の人たちが苦しい生活をしていることを知って涙を流す。
王子は、たまたま王子の像の足元で羽を休めていた、エジプトに行って越冬するつもりの一羽のつばめに声をかけ、自分の剣のルビー、自分の目のサファイヤ、体を包む金箔を貧しさで苦しむ街の人たちに分け与えてくれるようにツバメに頼む。
つばめは最初は嫌々王子の要求につきあっていたけれども、自分のサファイヤの両目すら街の人にあげてしまって盲目になってしまった王子とずっと一緒にいることを心に決め、(王子はつばめに、もう君は南に行けというのだけれど)町の人たちに王子の体の金箔を配り続ける。
そしてついに冬が来て、つばめは寒さで死んでしまう。
その時、王子の鉛の心臓が割れる。
ある日、宝石も金箔も無くなったボロボロの王子の彫像を見つけた町の市長がそれを処分するように命じ、彫像は溶かすための炉にくべられる。しかし、王子の割れた鉛の心臓だけはなぜか溶けずに残り、ツバメの亡骸と一緒に捨てられる。
神様が天使に命じる。
「この町で一番尊いものを持ってきなさい」
天使は王子の心臓とツバメの死骸を神様のもとへ差し出す。
神様は天使を誉め、王子とツバメは天国で幸せに暮らすだろうと言う・・・。
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★コミュのトップ画像は清川あさみさんの作品。
たまたま王子の彫像の足元で羽を休めていたツバメに雨粒が落ちてきて、おやと思って上を見ると、雨粒だと思っていたのは、町の貧しい人々の悲惨さに悲しむ王子の涙だった、という王子とつばめの出会いのシーンです。
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