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熱帯果物は香と味のタペストリー

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詳細 2017年5月16日 11:38更新

 温帯の日本には、世界中に自慢できるほど美しくて美味しい果物がたくさんあります。

 日本で生産されている主たる果物として、リンゴ、ナシ、モモ、プラム、イチゴ、サクランボ、ビワなど属や品種の多いバラ科。ウンシュウミカン、ナツミカン、ハッサク、イヨカン、ポンカン、カボス、スダチ、ユズ、キンカンなど、属や品種の多いミカン科。巨峰、甲州、デラウエア、ネオマスカット、ベリーAなどハイブリッドの品種の多いブドウ科。ハイブリッド品種が多いスイカ属とメロン属を中心とした瓜科。

 日本産の果物の生産量は、この四つの科でほとんどが占められるように思います。最近では、沖縄県を中心として熱帯や亜熱帯の果物も栽培され始めていますので、バラエティも多くはなってきていますが、生産量としてはまだまだ微々たるものでしょう。

 日本の果物は品種の改良が重ねられ、芸術と言えるほどの形の美しさ、大きさ、冴えた色の素晴らしさ、傷の無さ、味のバランスの良さなどの付加価値の多さが、日本以外の国の果物とは大きく違う優れた所だと考えます。

 もう一つ、外国産の果物との違いは、もちろん、生産費や流通費はかかりますが、その価格の高さにあると考えます。例えば、南米から果物栽培の勉強に来た学生さんが、勉強を終えて帰国する時に、「残念だったことは、せっかく日本に果物の勉強に来たのに、値段が高くて充分に食べられなかった事です」。日本在留のヨーロッパ系の女性が、「日本の果物は、味は天国値段は地獄ですね」と言った言葉を聞いて、とても・とても・と〜っても残念に思いました。しかし、その付加価値の大きさから、外国において贈答用などの需要が生まれ、日本で販売されるより高価であっても、輸出できる強みも出てきています。

 温帯の日本の果物に比べて、熱帯の果物にはバラエティが多く、未だ品種改良や選抜が充分に行われていない面もあるので、良く言えば野性味があり、別の角度から言えば多少粗野が感じられます。主だった科を挙げただけでも、ウリ科、クワ科、バンレイシ科、クスノキ科、オトギリソウ科、マメ科、ドウダイグサ科、ミカン科、キントラノオ科、ムクロジ科、アオギリ科、イイギリ科、ナス科、トケイソウ科、フトモモ科、アカテツ科、パパイヤ科、ウルシ科、パイナップル科、ヤシ科、そしてバショウ科などがあり、果物全体としては50科を超え、それぞれ属と品種を伴なう膨大な変異や変化があって、形や色や味の違うたくさんの果物たちを、眺めたり食べたり触れたりする楽しみは、日本の果物には無い優れている点だと思います。

 また、東南アジアでは、日本のように果物は生食されるとは限らないで、、乾物や漬物、蜜餞、菓子、スイーツなどに利用されたり、果菜として料理にも多いに利用されていて、果物と野菜の区別が少なく、幼果、若い果実から腐る寸前に過熟したものまで、色々な成熟段階の果物が食べられ、日本のように摘果された幼果などが、無駄に捨てられるようなことはありません。

 どの街でも朝市と夕市が毎日賑わい、多くの地元の主婦たちが、朝日が昇る前や夕陽が沈んだ後の涼しい市場で、あちらこちらの店を覗いて品選びをしながら、朝食や夕食の材料やデザートの買い物にいそしんで、数種類の果物の入ったビニール袋を二つも三つも手に下げながら、満ち足りた笑顔で家路を辿る姿に、熱帯アジアの豊かさと人々の平安が感じられます。

 バラ科のリンゴやイチゴは、品種がどんなに改良されても基本的にリンゴやイチゴですが、科が違えば形、色、食感、味、香り、触感などが大きく変わります。熱帯果物の面白さは、植物群のバラエティの大きい事にあると思います。これらの品種が改良されたらトロピカル・フルーツは、温帯の果物を席巻できる可能性が充分にあると思うのです。もう一つ、私が熱帯での果物を最も気に入っている点は、日本で買うリンゴ1個の値段で、東南アジアならほとんどの果物が1kg以上買うことができる事です。

 また、以前からとても気になっている点としては、日本のスーパーマーケットに並んでいるバナナが、フルーツカービングを思わせるように、キズ一つ無い美しい色や形をしているのを見て判るように、日本人の、世界でも類を見ない並外れた、敢えて言えばいささかヒステリックに思えるほど、「見た目」の美麗さを好む性状が、商品の歩留まりを悪くして生産国に負担をかけたり、果物の価格を高騰させる一因にもなっているように思われます。欧米でさえも日本ほど外観の美麗な果物は多くないように思います。

 日本は消費物価のほとんどが世界で最も高い位置にランクされていますが、果物も例外ではありません。先にも述べました通り、日本の果物は値段が高すぎると思います。日常食べる果物は芸術品でなくても、多少のイビツやキズがあっても差し支えない、と思う気持ちが必要ではないでしょうか。生産や流通に費用をかけないで、もっと安価に利用できれば、もっと・もっと果物をたくさん食べられると私は思うのですが、皆さんはどのようにお考えになるでしょうか。

 皆さんが熱帯を旅行された折に、「ナ〜ンテ美味しいンだろう!」と感動した果物に出逢えたでしょうか。それとも「ウワー こんな果物はとても食べられないヨ〜」、と悲鳴を上げた果物はあったでしょうか。トロピカル・フルーツに限らず、果物に関する色々なご意見やご経験をせひお聞かせください。

 写真はギュウシンリ(牛心梨)、チェリモヤなどと同じのバンレイシ科の果物です。

                         ピン Jan./01/07

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