新世代オールドハードロック

メタルが音楽業界にようやく浸透してきている昨今、それにともなって新しい世代のメタルバンドが矢継ぎ早にデビューし、どしどし活躍しています。
メタルは発展していっている。けどメタルの大元になったハードロックはどうなったのでしょう。
こちらも昨今、メタルほどの勢いではありませんが徐々に息を吹き返しているようです。しかも、昔からずっと現役できている歴戦の猛者たちではなく、新しく若い世代が昔ながらのハードロックを現代的に解釈して世に送り出しています。

じゃあ新世代のハードロックってどういうの？という疑問もあるので、一応このように定義してみました↓

・明らかに７０年代、８０年代の作風を意識している。
・ギターはソロよりもリフで聴かせる。硬い音よりも、弛んだ音。
・ジャムセッションが巧い、もしくは巧そう。
・ブルースの要素がたっぷり入っている。
・ハモンドオルガンの音色がよくマッチする。
・歌メロは美旋律でも耽美的でもない。かといって歌を決して疎かにしてなくて、むしろ歌が主幹。
・当然ライブバンド。
・重さよりもキャッチーさ、速さよりもグルーヴ重視。
・複雑な展開よりも、シンプルでストレートな曲展開。
・計算高さよりも衝動性が勝っている。
・２０００年以降デビュー（基本的に。例外ももちろんあり）。
・超絶プレイの応酬よりも、バンドのアンサンブル重視。
・単なるＨＲ全盛期の焼き回しではない。
・メタルＴシャツよりもＧジャン。
・「おっさん臭い」といわれても否定できない。
・雑誌「大人のロック」に掲載されていてもなんの違和感もない。

メタルもいいけどやっぱりレッド・ツェッペリンやブラックサバスのような、生粋のハードロックが聴きたい！それも新しい音源で！という方、上記の条件を大方クリアするような若い世代のバンド、ミュージシャンをがんがん発掘、応援していきましょう！！

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