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鷲巣繁男

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詳細 2012年11月9日 17:07更新

mixi に、鷲巣繁男の「わ」の字も無いことを知って、当コミュをこしらえました。

彼は異端とも言うべき詩人で、あまり海外に紹介されることも無い。しかし・・・ その世界は無視しつづけるには、あまりに豊かで、知る人ぞ知る日本語のひとつの到達点である。オルトドクスの信仰があるからと言って「前衛ではない」と断ずることはできない。少しでも、多くの人が彼の詩に親しむ契機になれば・・・ と思う。

『定本・鷲巣繁男詩集』(国文社・昭46/第10回 歴程賞)の略歴には、自ら彼はこう記す。


     1915年1月7日横浜市花咲町の野毛不動尊の下に生れる。関東大震災に
母と末弟を喪ふ。横浜市立商業卒。小説家たらんとし、小島政二郎氏に就くも、
父の急死、次いで長期の兵役のため止む。終戦直後、北海道の山奥に入り開拓
に従事、二年にして止み、札幌に出、1972年2月に至る迄、北辺に流寓、
多年工場労働者として過す。戦時中、俳誌「旗艦」「琥珀」「太陽系」「火山系」
「薔薇」の同人として富沢赤黄男に師事、1949年頃より詩作に転じ、
「野生」「眼」「日本未来派」の同人を経、現在「歴程」「饗宴」同人、「湾」会員。
日本現代詩人会会員。


補足的に述べれば、鷲巣繁男の祖父は、ニコライ主教に師事したハリストス正教会信徒であり、爾来家系はその信仰を堅持している。鷲巣自身、洗礼名ダニールを持つ。しばしば、著書の副題で、このダニールが用いられる。(父が平生わたしに語つた一言だけが常にわたしを引きつけてゐる。「おまへの聖名ダニールが本名だよ。戸籍の名はこの世だけのものだ」と。/『路傍の神』(跋文), p.220.)・・・幼少期に反抗していた信仰という家風は、彼の戦争体験及び(それを忘却というかたちで等閑にした)日本社会への不信とともに、「恩寵」という神秘で彼を(真の)詩人たらしめた。

和漢洋・古今にわたる該博な知識は、日本にあって非常に特異な philologia の世界として展開している。(・・・詩しかり、評論しかり) まさに異端と呼ばれるべき存在。

上記・定本詩集は『悪胤』『末裔の旗』『蛮族の眼の下』『メタモルフォーシス』『神人序説』『夜の果への旅』『マルキオン』『わが心の中のカテドラル』という初期詩集群の統合版。

他の著作は以下の通り・・・(神吉氏の評伝が手元に見当たらないため、不完全ご容赦あれ)

詩集『記憶の書』(思潮社・昭50)
詩集『嘆きの歌』(林檎屋・昭51)
詩集『霊智の歌』(思潮社・昭53)
詩集『行為の歌』(小澤書店・昭56/第12回高見順賞)
歌集『蝦夷のわかれ』(林檎屋・昭49)
句集『石胎』(国文社・昭56)
小説集『路傍の神』(冥草舎・昭51)
試論集『呪法と変容』(竹内書店・昭47)(増補改定 牧神社・昭51)
長篇論『戯論』(薔薇十字社・昭48)
詩論集『詩の栄誉』(思潮社・昭49)
評論集『狂気と竪琴』(小澤書店・昭51)
評論集『記憶の泉』(牧神社・昭52)
評論集『聖なるものとその変容』(牧神社・昭52)
評論集『ポエーシスの途』(牧神社・昭52)
詩論集『クロノスの深み』(小澤書店・昭53)
評論集『牧神の周辺』(牧神社・昭54)
宗教評論『イコンの在る世界』(国文社・昭54)
アレキサンドル・ブローク詩劇『薔薇と十字架』(林檎屋・昭54)
長篇詩論『黄金の書』(国文社・昭57)
評論集『神聖空間』(春秋社)
小説集『流光』(冥草舎)
詩集『火の城』(***)

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カテゴリ
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