あの絵の巨匠として名高く、うちのおばあちゃんでもある東トキ(78)がついに筆を持った。
その一本の筆から生み出される『アンパンマン』の数々はその度に姿を変え、今にも紙面から飛び出してきそうなほどのリアリティに溢れている。
彼女は気まぐれで毎年、1年の中で最も機嫌の良いお正月にだけ『あんぱんまん』を描くことから、それは親戚の間で「お正月の奇跡」と呼ばれている。
今世紀最大の衝撃をあなたは目撃する!
※注意
おばあちゃんの絵は危険な香りのするタッチで描かれているので、みなさん人格を疑ってしまうかもしれませんが、おばあちゃんは親戚みんなが尊敬する本当に寛大な心の持ち主で、誰にでも胸を張って自慢できる人です。ただ描く絵に問題があるだけです・・・