時は21世紀、時代は情報化社会と化した。
人々は手に携帯電話を持ち、つねに情報が行き交いしていて24時間休むことなく情報が飛び交っている。
そしてここ東京は眠らない街、そう絶えず人々が行き交っているのである。
さらには若者達は自由気ままに遊びほうけ、中年の人達は仕事や時間、お金に追われる毎日である。
この街は嘘、偽り、欲望、そしてあらゆる犯罪に満ち溢れている。
いつからだろうか、こんな悲しくて儚い世の中になってしまったのは…
「もう元には戻らないのか、昭和の皆が活気に溢れていた時代に」と誰かが言っていた。
まさにその通りである。
しかし2006年初頭、凍てつくような風が人々に吹き荒れていた2月、若者達は出会った…
そうあれは、東京駅発あさまだった。
この新幹線に乗りたどり着いたのは見たことのないような街だった…
若者達は思った、「日本にまだこんな街があったのか」と。
日本にこんな街があることも知らなかった若者達は、この大自然と人々とが心地良く混ざり合う「菅平」で5泊6日の生活を送ることなったのである。
この見渡す限りの雪…
雪以外には何も見当たらない、テレビもない、携帯も繋がらない、まさに秘境の地である。
この情報化社会を生きてきた若者達にとって、情報が何も入ってこないこの一週間はまさに恐怖である…
しかし僕達は勇ましく、たくましく、時には大自然に負けそうになりながらも、生きた、強く生きた、そして起床は6時だった…
恵まれた環境の中で育ち、豊かな生活しかしらない僕達が、この大自然達と見事に共存したのである…
まさに奇跡である、僕達はこの旅を通じたくさんのかけがえのないものを得たであろう。
それは言葉では言い表すことは難しい、しかし2単位を得たことが最も大きいことは言うまでもない…
※長野新幹線「あさま」
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※菅平高原スキー場
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※引率教員
野呂 進
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飯田 義明
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他多数…