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Giacinto Scelsi

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詳細 2017年3月24日 19:29更新

イタリアの作曲家、ジャチント・シェルシ(1905-1988)
Giacinto Scelsi のコミュニティ。

イタリア未来派の末裔として活動を開始。
イタリアで最初の12音技法の使用者でもあるようだ。
40年代の作品から音響重視の作風を認められるが、
基本的には12音技法を用いており、この技法による
大規模な作品の作曲を通じて精神を病んでしまう。
療養中にピアノの単音を弾き続けることで
得た経験から、一つの音とその揺らぎ、
及び、その音の倍音に固執する独自な作風を見出す。

退院後は自ら楽譜を起こすことをほとんどせず、
自分の即興演奏を録音し、それを聞き返しつつ
貴族の身分を利用してアシスタントに口承で
浄書させるという極めて異例な方法で作曲。
後にアシスタントの一人から裁判を起こされた
ことがあるほどである。(←原告敗訴)

しかし、一音に固執する作曲スタイルはもちろん、
打楽器奏法のみによるギター作品(『コタ』1967)、
スコルダトゥーラ(特殊調弦)を駆使した
ヴァイオリンで同一音を4つの弦にまたがって
演奏する技法など、楽器法の卓抜したアイデアに
よって前人未踏の音響を実現しており、シェルシの
オリジナリティーとして認めてしかるべきであろう。

ピアノの弾奏による即興演奏に代えて、後には、
微分音を演奏できる電子楽器(オンディオリーナ)
を用いた即興演奏から想を得るようになり、
そのことが作品の独自性を増すことにつながった
と同時に、ピアノ曲を量産した時代から、
微分音を駆使できる弦・管楽器、声楽などを
駆使した編成の量産時期への移行をもたらした。

コラボレイターの一人であるソプラノの平山美智子
によれば、楽譜上に確定されていない様々な要素が
口承で指導されており、一般に入手可能な楽譜のみに
基づいての上演は、作曲者の意図を全て汲んだものに
ならない場合があるとされている。

肖像写真をこのコミュの画像のような図形のみで
表示し撮影を禁じていたり、その経歴を謎めいた
詩文のみで表現したり、といった奇異な
活動スタンスも手伝って、シェルシは生前、
創作界の中心から離れた孤高の存在を貫いていた。
最晩年の80年代にダルムシュタットで紹介され突如
脚光を浴びるまでは、知る人ぞ知る存在であったが、
その後は、現代イタリア音楽としては最も演奏頻度が
高いと言えるほど、世界中で頻繁に演奏されている。

そして、後の世代にも様々な影響を与えている。
シュトックハウゼンをはじめ、一音とその倍音に
固執する音響を用いる作例は枚挙にいとまがないが、
いずれもシェルシの影響を否定できないであろうし、
グリゼーとミュライユがローマ滞在時にシェルシに
出会い、倍音構造を主体とした音楽に触れたことが
スペクトル楽派のルーツとなったことは有名である。

<関連リンク>
シェルシ財団 http://www.scelsi.it/
上記サイト内作品表 http://www.scelsi.it/leopere/leopere.html

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