mixiで趣味の話をしよう

mixiコミュニティには270万を超える趣味コミュニティがあるよ
ログインもしくは登録をして同じ趣味の人と出会おう♪

ホーム > コミュニティ > アート > 月百姿

月百姿

月百姿

ログインして参加する

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

明治18年(1885)10月、「月百姿」と題する木版画揃物が出版されはじめた。

そして約6年の歳月を経て明治24年(1891)の夏に完結。

画工は、当時の浮世絵界におけるトップスター・月岡芳年(1839〜1892)である。

「月百姿」は「百姿」の名に違わず全百図が出版された揃物だが、題名に「百」の名を冠した揃物でぴったり百図制作される、という例は極めて稀だ。

たとえば歌川広重(1797〜1858)の「江戸名所百景」は全119図、葛飾北斎(1760〜1849)の「百物語」は全5図という具合に。「百」=「たくさんの」ぐらいの意味合いで使われていたのである。その意味で、「月百姿」はなんとも珍しい揃物と言えよう。

また、芳年にしては比較的長い、6年という制作期間が費やされたのも特徴的だ。例えば「皇国二十四功」(24点)は明治14年の一年で完結、「芳年武者无類」(32点)は明治16年の一年で完結。「月百姿」と同時期に刊行された「風俗三十二相」(32点)も明治21年のうちに完結するなど、短期間に大量の作画をする画工であった。にもかかわらず、である。

上記2点から、この揃物に対する芳年のこだわりがなんとなく推測できるのではないか。

「最後の浮世絵師」と冠されてきた芳年は、浮世絵における歴史画という新境地を開き、当時の庶民の絶大な人気を獲得していた。これを見る限り、芳年の存在は当時においても現在においても決して無視することのできるものではない。

以上のような見地から、芳年にとって、受容者にとって大きな意味を持っていたであろう揃物「月百姿」とは、美術史において、「作品」としてどんな意味を持つものなのでしょう。

最新情報

トピック

開設日
2005年03月30日
(運営期間4202日)
カテゴリ
アート
メンバー数
450人
関連ワード

おすすめワード