日本を代表する城郭「大阪城」。
しかし、その場所は太古の昔の神聖なる聖域でした。
大阪城のある場所は、遠い昔は南から伸びる上町台地の先端にあたる半島の先で石山碕と呼ばれておりました。
その地にははるか縄文の世より人々が生活をしていたといいます。
また、神武天皇は東征のおり、この石山碕にたちより、その台地の先端に、生島神・足島神すなわち日本そのものの神霊である大八島神を鎮めたといいます。
現在の生国魂神社の前身であり元宮であります。
この地に、後の時代に日本の都である難波京が作られ、さらに石山本願寺が建てられ、そしてそれは太閤秀吉の時代に大阪城に改造されました。
聖なる空間であった大阪城の地の遠く古きいにしえの昔に思いを馳せてみましょう。
また、大阪城の地は大阪の風水の要でもあり、それゆえに陰陽師との関係も深いものがありました。
そうしたことに関する古伝などにも触れて行きたいと思います。