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ある嵐の夜に、仲間とはぐれたヤギのメイは、壊れた山小屋で雨風をしのいでいた。するとそこへ、同じように嵐から逃れてきた“仲間”が現れる。姿も匂いもわからない中、心細さから言葉を交わすうちに意気投合する2匹。やがて彼らは再会を約束して別れるが、翌日待ち合わせの場所に現れたのは、なんとメイたちの天敵であるオオカミのガブだった!
シリーズ発行部数220万部を突破したロングセラー絵本「あらしのよるに」の映画化。嵐の夜に偶然出会ったオオカミのガブとヤギのメイ。本来ならば“喰う者”と“喰われる者”という2匹の種の壁を越えた友情がほのぼのとしたタッチで描かれる。とはいえ、ガブが「友だちだけどおいしそう!」とヨダレをたらしながらも必死で耐える姿や、「生きるために利用せよ」という仲間たちの非情な命令などは、人間社会に当てはめられなくもなく、単なる“子供向きのアニメ”とくくってしまうのはもったいない。声の出演は、ガブ役に中村獅童、メイ役の成宮寛貴。監督は「タッチ」などで知られるアニメーション界の巨匠・杉井ギサブロー。
監督
杉井ギサブロー
出演
中村獅童
成宮寛貴
竹内力
林家正蔵
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