- 詳細 2023年8月21日 03:42更新
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夕方の音楽番組として安定した人気を得ていた「ベストテンほっかいどう」に転機が訪れたのは1988年10月。主なターゲットだった小・中学生や高校生の塾通いや部活動が盛んになり、この時間帯での聴取が大変難しくなっていたことから、彼らでも聴きやすい夜（月〜金・22時〜23時の1時間番組）へ移動。翌1989年4月からは夜9時〜10時半の1時間半番組、1992年4月からは夜9時から11時の2時間番組、さらに1994年4月からは9時から11時半の2時間半番組となる。
本来のターゲットである小・中学生・高校生でも聴ける夜へ移行したことにより、聴取者を取り戻すことに成功。STVラジオでも87年開始の裏番組「うまいっしょクラブ」（月-金曜22:45-23:00）が成功を収め、ヤングターゲットの開拓に成功したかに見えたが、夜帯移行によって長期間にわたり「ベストテン」が安定聴取率を確保することとなる（但し、22:45の「うまいっしょクラブ」開始で、聴取率が一気にSTVへ移ってしまう状況は最後まで打破できず）。STVでも89年4月開始の夜ワイド「夜は金時」から、路線変更を繰り返しながら3本のワイド番組をぶつけてきたが状況は変わらず、94年開始の「船守さちこのスーパーランキング」（月-金曜21:00-23:30）で、ようやく「ベストテンほっかいどう」の聴取率切り崩しに成功する。
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HBC ラジオ 北海道
夜ワイドへ移行した「ベストテン」は、夕方時代の人気電話参加コーナー「ランキングシャウト」に変わって、留守番電話へ寄せられたメッセージをそのまま再生する「話し太郎」が導入される。放送中を中心とした夜〜深夜の時間帯は、留守番電話にメッセージを入れたい中高生が殺到し、話し中が長時間続く状況が生まれた。この電話番号（011-251-○○○○）が、他の電話加入者への間違い電話が多かった為に、後に電話番号が（011-202-○○○○）に変更された。
ちなみに、当初設けられていた留守番電話の「話し太郎」の電話番号（011-251-○○○○）は、HBCラジオで朝10時から放送の主婦向けの人気番組として松永俊之アナウンサーが担当していた、「ラジオファミリー・はい、松永俊之です」「出たとこ・松ちゃん」の留守番電話「テレコピー」として長年使用されていた電話番号であり、常にHBCラジオを聴いているリスナー（聴取者）にとってはおなじみの電話番号でもあった。
しかし、夜の番組全般が再編されることになったため、1999年9月をもって単独番組としての「ベストテンほっかいどう」は一旦終了する。
