木田恵子 1920-2006
キャリア50年、フロイト直系の臨床分析者。
クレッチマーが分類した分裂気質と躁鬱気質の間に「パラノイア気質」を置いた独自のパラノイア論(「喝采症候群」1986)で知られる。「喝采症候群」を読んだ評論家・中島梓とは、中島の要望で「名探偵は精神分析がお好き」1991で対談している。
豊富な臨床経験を元に、一般読者にも理解できる平易な文章で書かれた著書は子育てについての貴重なアドバイスとなる。
また、よく訓練された専門家がどのように心理治療を行うかの実例も詳細に示されている。
著書:
「子供の心をどうひらくか」1979 太陽出版
http://
「0歳人・1歳人・2歳人」1980 太陽出版
http://
「人間ごと来談簿」1981 太陽出版
http://
「親たちの過誤」1984 彩古書房
http://
「その時、子供はどう思うか」1985 彩古書房
http://
「喝采症候群」1986, 2006 太陽出版
http://
「添うこころ」1992 太陽出版
http://
「贈るこころ」1994 太陽出版
http://
「こころの深層」1998 太陽出版
http://
対談:
「名探偵は精神分析がお好き」1991 早川書房
http://