■NICKY SIANO
17歳にしてニューヨークの伝説のクラブ "ギャラリー" をオープンし、レジデントDJを勤める。"ギャラリー"はラリー・レヴァンとフランキー・ナックルズが最初にDJのスキルを学んだクラブであり、のちのハウス/アンダーグランド・ダンス・ミュージックの発展に重要な役割を担った一人である。あとに映画にもなったニューヨークのクラブ "STUDIO 54" のレジデントDJを勤める。又、リミキサーのパイオニアとも知られ、アーサー・ラッセルの楽曲 "Kiss Me Again"(Dinosaur名義) をプロデュースし20万枚を売り上げるなど手腕を発揮。 1984年に友人のDJデヴィット・ロドリゲスをエイズで失ってからは一変、ダンスシーンから一時引退、福祉関係の学位を取得し、HIVウィルスに対する社会的緩和を広めるベストセラー「No TIme to Wait」を随筆するなど、主に福祉活動に貢献してきた。 1998年にDJとして復帰し2004年、映画「MAESTRO」にてラリー・レヴァン、フランキー・ナックルズの「師」として紹介される。