地域に古くから現存する自然文化。自然文化とはユネスコの定義を借りれば、人類が後世に残すべき文化遺産だという。これらの文化遺産を擁する地域には、それ以外の通常の地域と比べてみたときに、どのような特色があるのだろうか。殊に、高度経済成長以降、ゲマインシャフトリッヒとしての村落型社会からゲゼルシャフトリッヒとしての都市型社会へと高度に文明が移行している昨今、古くからのモノを守り続けるには相当の労力が必要であろうし、そうであるならばその地域には、一定のルールのようなものが自然発生的に構成されているのではないかと予想される。一方では排他的な雰囲気であったり、地域の和であったりするかもしれない。これらを当該地域における実地調査を軸として比較検討することで、歴史的価値の高い自然・文化遺産を擁する地域の特殊性を浮かび上がらせることが本研究会の目的である。
幸いメンバーは多かれ少なかれフィールドワーカーであり、調査地域と連携させた比較調査が可能である。本研究会での研究から新たなイマジネーションと視点を見出すことが可能となり、個々の研究の底上げにもつながると期待できる。
なお余談ではあるが、本研究会の通称を
Indicate
Sociology
And
Nature
という理念にもとづき親しみを込め、世界ISAN研究会という愛称で呼ぶことにする。
組織
・代表:I氏
・主任総合研究員:H氏
・主任総合情報分析員:F氏
以上3名の幹部理事により運営
その他
様々な議論の場にしたいと考えるので忌憚のない意見を強く求める。