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C.フーリエ、快楽の共産制

C.フーリエ、快楽の共産制

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「革命とは、集団の神経が隅々まで働くこと、より正確にいえば、第二の技術を器官とする新しい集団、史上最初の集団の、神経を隅々まで働かせようと試みること、にほかならない。(…)第二の技術が最初の革命的な諸成果を確保しおえることがないうちからすでに、第一の技術によっては隠されていた個人の重要問題が――愛とか死とかが――新しく解決をもとめてくる。フーリエの仕事は、このような要求の最初の歴史的なドキュメントである」
ベンヤミン『複製技術の時代における芸術作品』
(訳・野村 修)

エンゲルスによって、史的唯物論の科学性と区別され、「空想的社会主義者」と呼ばれた三人の思想家たち、オーエン、サン・シモン、そしてシャルル・フーリエ Charles Fourier (1772.04.07-1835.11.09)。この中でフーリエは時に「狂人」とも呼ばれた人物で、奇抜な社会改革論を提唱した。
自然科学が万有引力を基礎として立てられるように、社会科学は情念の引力を基礎とする――という発想によって、情念の数学的マトリックスを考案、共同生活組織「ファランジュ」を構想。生産と消費の自給自足。労働を遊戯化。男女の格差の撤廃。子どもに対しても、スカートやズボンといった性的区別を排除。結婚と性愛の自由化。夫婦関係はいつでも解消可能、配偶者以外とのセックスも自由。等々の、過激で斬新な提案を為し、当時の世間からは無視。
ジェンダーフリー、フリーセックスの哲学。「フェミニズム」という言葉はフーリエに由来する、という説もあるらしい。マルクスは『経済学・哲学草稿』の中で、こう言っている。「男性の女性に対する関係は、人間の人間に対する最も自然的な関係である。だから、どの程度まで人間の自然的態度が人間的となったか、どの程度まで人間の人間的自然が人間にとって自然となったかは、男性の女性に対する関係の中に示されている。また、どの程度まで人間の欲求が人間的欲求となったか、従ってどの程度まで他の人間が人間として欲求されるようになったか、どの程度まで人間がその最も個別的な現存に於いて同時に共同的存在であるか、という事もこの関係の中に示されているのである」

彼のファンタジックな社会像は、後世の、特に芸術家を強く惹きつけた。クロソウスキー、ロラン・バルトといった、文学的で芸術家肌の思想家も、彼に関する論文を残している。また、ドストエフスキーが参加していたインテリゲンチャのグループでも、フーリエの著書が読まれていたという。
日本でも、主著『四運動の理論』を邦訳した巖谷國士は、シュルレアリスムに関する著書や翻訳で知られた人であるし、エロティシズムをテーマとした創作や翻訳、評論活動で知られる澁澤龍彦も、フーリエに惹かれた一人。

力強い指導者像、擬似家父長制的なイメージに憑かれた社会主義や共産主義とは違う、柔らかな社会主義。そうしたものに興味のある人のコミュにしようと思います。「一切の抑圧を否定した、完全に欲望と快楽が解放された社会」、そうしたものの可能性を、思考実験的に探究。実験的実践にまで発展するかは、コミュの展開次第?


松岡正剛の千夜千冊『四運動の理論』シャルル・フーリエ
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0838.html

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2005年03月02日
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