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ザ・ワシントン・スクエアズ

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詳細 2015年1月19日 01:07更新

■ ニューヨーク・パンク・シーンからの新星
近頃、ニューヨークの音楽シーンに新しい風が吹き始めていると聞く。かつてアメリカン・ポップス史上最大のムーヴメントと称された60年代のフォーク・リヴァイヴァル、その拠点となったグリニッチ・ビレッチの街角がにわかに活況を呈しているというのだ。ビレッジ周辺の音楽シーンが再びアメリカン・ロック・シーンの花形になりつつあるようだ。その仕掛人は、フォークにパンクの味を重ねたサウンドで昨年からニューヨークの街角の話題を独占するスザンヌ・ベガであり、その二番手がこのアルバムの主人公、ザ・ワシントン・スクエアズである。女性一人をまじえたこの3人組は、80年代のニュー・ウエイブ・オブ・フォーク・ロックとでも呼べそうなパンクを意識したニュー・フォーク・サウンドで迫ってくるゴキゲンなバンドなのだ。
バンドのリーダー格は、トム・グッドカインド。年齢は30歳前後らしい。70年代中期、フォークならぬパンクがニューヨークの街角音楽の主役だった頃、トムはマンハッタンのニュー・ウエイブ・クラブ「ペパーミント・ラウンジ」のブッキング・マネジャーだった。自らアングラ・パンク・シーンにのめり込み「U.S.Ape」を結成、ビートニクス文化に興味を持ち、ジャック・ケルアック、アレン・ギンズバーグらの小説、詩を読みあさったあげく、フォーク・リバイバルに辿り着いたという。紅一点のローレン・アーネリーもパンク・シーンから登場した人物。彼女が在籍していたのは「Nervus Rex」 というパンク・バンドで、トムとはこの頃に知り合っている。またもう一人のスクエアズ、ブルース・ジェイ・パスコウは「Invaders」というパンク・バンド出身である。いわゆるパンク仲間だったこの3人は、1983年にバンドを結成。それがザ・ワシントン・スクエアズだった。当然のごとくパンク・シーンで活躍するも挫折してしまい、一年後には60年代のスーパー・スター、ピーター・ポール&マリーからヒントを得てフォーキー・サウンドに転向。80年代のフォーク・トリオを目指すこととなったのである。経験豊富なパンク・ミュージックのビートを利かせたニュー・フォーク・サウンドが大成功。あっさりニューヨークの街角音楽シーンを席巻してしまった。そのステージ衣装は、ビートニクスのシンボルでもあった懐かしのベレー帽とサングラスを身に付け、ウィーバーズやPP&Mのヒット曲をーヒー・ハウス、パンク・クラブで歌いまくる。アンディ・ウォーホルのインタビュー誌は、まだレコードも発表していないこのグループを、1985年に最も活躍できる新人として発表。ピート・シーガ−氏も絶賛し、85年5月30・31日には早くも初のカーネギー・ホール・コンサートを経験してしまったのである。
 
■ インディーズの名物男ミッチの制作
 閑話休題。このアルバムのプロデュ−サー、ミッチ・イースターについて少し触れてみよう。最近アメリカン・ロック・シーンの中でインディーズのプロデューサーを起用して成功を収めた例がよく見受けられる。たとえばR.E.M.だ。そのプロデューサーがミッチ・イースターとドン・ディクソンだった。ミッチはレッツ・アクティブというグループでも3枚のアルバムを残しているが、地元のノース・カロライナにある、自宅を改造したドライブ・イン・スタジオと合わせて、インディーズ・シーンの名物となっている。彼がこれまでに手がけたバンドは、クリス・スタイミィ、オウ・ホウケー、ビート・ロデオ、アート・オブ・ザ・ダーク、ゲーム・セオリー、つい最近ではスザンヌ・ベガの2枚のアルバムで1曲だけプロデューサーとしてクレジットされている。スザンヌの服装もザ・ワシントン・スクエアズと同じくビートニクス文化を漂わせる質素なTシャツとラフなブレザーをまとっている。そしていずれもアメリカのニュー・アコースティック・ミュージック・シーンで注目を浴びているアーティストである、と共通点もある。逆に言えば、インディーズ・シーンのプロデュ−サー達が、フォーク・サウンドにルーツを求め次々と成功している、ということもできる。ミッチと並ぶT・ボーン・バーネットは、ロス・ロボスの仕掛人であり西海岸のピーター・ケイスのアルバムでも話題になった人だ。更にパティ・スミス・グループのレニー・ケイは、フォークの研究家でもある。彼は米エレクトラんの貴重な音源を使って60年代フォーク編集ものを4組監修し発表している。そしてレニーは、スザンヌのプロデューサーというわけである。
 
■ ビート・トリオはフォーク・ロック通
 80年代半ばをすぎてニューヨークの音楽シーン、ブリ−カー・ストリートが賑やかになってきた。その期待の新星がザ・ワシントン・スクエアズ。彼らはそのハーモニーにおいてPP&Mをお手本にしているものの、そのサウンドはフォーク・ロックそのもの。12弦ギターを使用していることから、ザ・バーズ、ママス&パパスを思い浮かべる人もいるだろう。またあるモダン・フォーク・ファンの人ならば、ルーフトップ・シンガーズかもしれない。インディーズ・シーンのヒーローであるミッチ・イースターが手がけた本格的なヒップ・フォーキー・サウンド。ニューヨーク・パンク・シーンの雄、テレビジョンのビリー・フィカがパーカッションで参加したことも、このアルバムが異色のフォーク・ロック作品に仕上がった要因のひとつにあげられるだろう。「フォーク・シティ」「スピークイージー」「ロン・スタ・カフェ」など、ニューヨークの名門コーヒー・ハウスが再び脚光を浴びているそうだ。それもスザンヌとザ・ワシントン・スクエアズの出現からだという。早くもマスコミは、ネオ・フォーク・リヴァイヴァルと騒ぎ始めた。


01. NEW GENERATION
 心地良い12弦ギターとタンバリンの響き。60年代フォーク・シーンで名を馳せたP.P&Mや、ニュー・クリスティ・ミンストレルズの懐かしいサウンドを想い起こさせるものだ。
02. CAN’T STOP THE RAIN
 これぞニュー・フォーキー・サウンドと呼べそうなビートを効かせた力作。パーカッション効果が素晴らしい。
03. YOU ARE NOT ALONE
 ほどよいパンク風味のトラック。でも懐かしピーター・ポール&マリー・サウンドを彷彿させるものだ。ここでも12弦ギターがお洒落に使われている。
04. D TRAIN
 地下鉄Aトレインはハーレム行きのもの。「D TRAIN」はブルックリンを出発点として、チャイナタウン通りセントラル・パークを抜けて、ブロンクスへと続く。ウディ・ガスリーがその昔歌った「THIS TRAIN」をヒントにニューヨーク名物の地下鉄を歌ったものだろう。
05. YOU CAN’T KILL ME
 ハーモニー・コーラスを堪能させる作品だ。シンプルな2ビートにのって、サウンドはあくまでもパンク風味。
06. DAYLIGHT
 P.P.&Mのワーナー後期のサウンドにそっくりのトラック。パーカッションを効果的に使って、エモーショナルにうたっている。
07. HE WAS A FRIEND OF MINE
 ロカビリー風味のギター・ブレイクが隠し味になっている。この作品は、ボブ・ディランに多大な影響を与えた60年代のホワイト・ブルースマン、デイヴ・ヴァン・ロンクの当たり曲(プレスティッジ録音)である。
08. LAY DOWN YOUR ARMS
 アルバム唯一女性ボーカリスト、ローレンをフィーチュアした心地よいサウンド。アコースティック・ギターの眩しい響きが耳に残る。
09. SAMSON AND DELILAH
 かつてのPP&Mのヒット曲だ。別タイトルは、「IF I HAD MY WAY」。ニューヨーク・パンク風の斬新なアレンジで、レトロ・フォークを鮮やかに塗りかえてくれる。
10. WALLS(POLISH UNION SONG)
 ポーランドで生まれた組合ソングだという。モダン・フォークの先駆的グループ、ザ・ウィーヴァーズをイメージさせてくれる。

THE WASHINGTON SQUARES

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2006年7月30日

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