***ご紹介***
絵画創造を用いたセミナーでは、ゆったりとした時間の中で、参加者ご自身がパステルやアクリル絵具を使って実際に絵を描きます。
描かれる絵はどれもが、わたしたちの魂の自画像であり、内的な状態をあらわす肖像画です。
絵をとおして、自分の強きところや弱きところを知り、「わたしは今、何者であるのか」「本来何者となり得るのか」を確実に感じ取ることができるようになります。
◇交流創造力
わたしたちは長年、人が絵を描く時に発揮する「創造力」に着眼し、この力に秘められた不思議で偉大な働きに注目してまいりました。
「交流創造力」とは、絵を描く際に「絵」と「作者」の間を行き交い、双方に刺激を与え合う「創造力の流れ」のことで、絵と作者の間に対話を生じさせる力です。
また「交流創造力」は、作者自身が意識する思考や感情をも超えて、内面のより奥の領域へと誘ってくれる力でもあります。
絵を描くことで、自分自身をより深く理解し、本来のわたし自身と出合う、そのような感動的な瞬間が実際に数多く生じます。
この「交流創造力」は、もともとどなたにも内在しているのですが、人生を過ごす環境や条件によって、その働きが滞ってしまう場合があります。けれども、ソースタッチペインティングのメソッドをとおして、どなたでもご自身の「交流創造力」を活性化し、創造性に満ちた豊かな日常をおくられることが可能となるのです。
◇発見の原理
ソースタッチペインティングでは、「発見」の原理に基づいて創造活動を行ないます。
これは、すべては種として、既に人の内面に存在しているということであり、「造られた」ものは何もなく、ただ「発見」されるのみであることを意味します。
絵を描く場合、ある意味で偶然に用いた色彩や形などのほうが、意識して描こうとしていたものよりも、多くを語っていることがあります。それらはたいてい、わたしたちの無意識の領域からあらわれる内容であるためです。自分自身にとってたいせつな「ひらめき」も、絵の色彩をとおして感じとることができます。
内面の奥で「光の種」であったものは、色彩や形をまとい成熟しながら、作者に理解可能な形態へと変っていきます。
そして、この過程で得た内容やメッセージは、わたしたちに大切な意味を持つので、解読されなくてはなりません。
もちろん、こうした方法で描くと、絵のプロセスのなかで「本人の思い込み」の部分と「本来の内なる感覚」がたびたび衝突し合い、作者自身も絵も、絶え間ない変化の過程を通過することになります。
その結果、最後にはまったく予想もしなかった仕上がりとなることが多々あるのです。
これがほんとうの「発見」であり、「造る」とは正反対の原理です。
◇わたしの内なる感覚が、絵の中で色彩や形をまとって開花する
実際に絵を描く時、作者の内側から沸きあがる感覚が、徐々に色や形をまとうようになり、それが絵になっていきます。
作者の内なる感覚が「絵」というレベルに安定すると、一種のエネルギーを放射するようになります。
そして、この放射されたエネルギーが、再び作者の内面に向かって戻り、作用して癒しの効果を発揮します。(交流創造力)
この癒しのエネルギーはもともとは全て、既にわたしたちの内面に具わっています。
しかしこの力は、目覚めることがなければその力を発揮することができません。どのような植物の種でも成長して花を咲かさねばならない、ということと同様です。
わたしたち誰にでも具わっている癒しのエネルギーの種は、絵のプロセスをとおして色彩や形態をもつことで目覚めていきます。
絵をとおして花を咲かせたエネルギーは、作者の内面に再び働きかけ、わたし自身のこころの変容のプロセスを大いに助けてくれます。
これらは、両親、子ども、パートナー、あるいは仕事といった、自分と密接なかかわりを持つ人間関係の改善や修復に、あるいは自分自身の生命の営みの活性化にも、確実につながっていきます。
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