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Anti McDonaldization

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コミュ内全体

詳細 2013年9月6日 10:21更新

なんで、マックのバーガー食べると腹が痛くなるの?
なんで、コンビ二こんなに増えてるの?
なんで、皆バイトばっかりしてるの?
なんで、中高の勉強って大学と全く関係ないの?
なんで、日本の大学はパラダイスなの?
なんで、みんなおんなじ服着てるの?
なんで、みんな中国製なの?
なんで、仕事のために生きてるの?
なんで、この医者しっかりみないの?
なんで、最近の芸人つまらないの?
なんで、日本の歌手って売れすぎると質が落ちるの?
なんで、家のご飯、今日も「チン!」して食べるの?

もしかしたら、社会全てがマクドナルド化してるかもしれない・・・・

そう思った人へ・・・・

「Supersize me!!!」で「マック批判」が随分前から脚光を浴びています。
しかし、このコミュは基本的に
George Ritzer(ジョージ・リッツァー)
University Professor
at the University of Maryland

が書いた「The McDonaldization of Society」(初版1993、Pine Forge Press印刷)に共感して立ち上げたもので、McDonaldのみを批判の対象とするのではなく、マック化していく社会で「あれ?これおかしくない?」っというものをマック化してしまっているのかどうかを皆で話合って、解決していこう!!!っというのを趣旨としたいしょぞんです。

RitzerはMax Weber(http://en.wikipedia.org/wiki/Max_Weber#The_Protestant_Ethic_and_the_Spirit_of_Capitalism)
の特に「官僚の鉄格子」による「合理性の非合理性(The Irrationality of Rationality)」にインスパイアされ、この「官僚制の鉄格子」こそ、現代ではマクドナルドであり、まさにそのマクドナルドが「合理性の非合理性」を世界中にばら撒いているっというのを社会学的(Sociology)にアプローチし、今アメリカ、ヨーロッパでものすごい脚光を浴びている方です。日本でも、社会学を学ばれている方は授業で耳にした人がいるかと思いますし、日本語訳版でも地方図書館で取り扱われているほど人気なようです。

全く知らなかったけど、「興味あるかも!」っという人は下を参照してください。
なんか、上は堅苦しい文章ですが、「全く社会学なんてやったこないし!」っと言う人でも、みんなが理解できる言葉で意見しあっていきたいです。
もし、唯一参加資格公認できない方がいるとすれば、やたら難しい言葉で意見を正当化しようと言う方ですかね・・・。それこそ、マクドナル化されている現代人です。
もし、理解しにくいことがあれば、どんどん聞くようにしてください。また、間違いや指摘があれば「やさしく」ご指導願います。

概略
ウェーバーは社会の中には社会を上で動かしている奴等がいて、しかし、社会にはそういった人たちがが必要だと考えました。なぜなら、ウェーバーいわく、その上の人たちの考え、又は行動が「合理的(Rational)(日本では理性的っと訳さているようですが。。。。)」であるからであるっと主張しました。合理的っていうのは、経済学的な考えで、

例えば「桃とりんご」を食べるときに「どっち先に食べるべ〜?」っと思って、桃を先に食べてりんごを食べると桃のほうが甘いのでりんごの味がわからなくなってしまいます。だから、りんごの方を食べたほうがよいかなぁ〜っと考えて、実際、行動するのが「合理的」な考え方の雑な例えです。(笑)

これは、例えば、実際、社会っていう大きな器で考えたときに、例えば、市役所行って、「あの〜結婚するんで、印鑑証明の書類ってどこでもらえますか?」見たいな事を聞いたときに、「何々課にいってください」見たいな事を言われて、何々課に行って担当の××さんが丁寧に教えてくれるような、仕組みが「合理的な」しくみの一例です。

ここでもし、市役所の所員が皆イッセイに全ての担当になると、まぁ〜、届け出た人並ばなくて便利かもしれませんが、どうしても、人によって落ち度があったり、所員全員の「印鑑届」の知識が統一されていない場合が生じてくるので、そうすると、文句にくる人が増えて市役所の仕事が上手くはかどらないっと言うようなことがおこるかもしれません。

なので、上の人がルールとか決まりごとを作って、例でいうなら、「何々課」の××さんが「印鑑届」扱い人のプロになり、所員皆がそれぞれ何かのプロになれば、市役所全体の仕事をスムーズに進めることが出来るようになるね!って言い出したのがFrederick Taylort(フレデリック・テイラー)っと言う人と、後に有名な車のFordの社長Henry Fordです。ちょっとだけ詳しく言えば、彼らは会社の中の決まりごとやルールに「分業」とか「コンベヤーベルト」の作業を取り入れることでもっと会社経営が上手くいくよ〜〜っといいだしました。
(分業とは、さっきの市役所の××さんを専門化にするといったような感じです。)

TaylorとFordの話はそれはそれでおもしろいのですが、長くなりすぎてしまうので端折ります。

しかし、そこで、ウェーバーが言い出したのはこういった「合理化していく社会は非合理を生むのではないか?」っとかんがえました。

例えば、印鑑届に市役所に行きました。案内の人が「何々課にいってください」っというのですが、行ってみると・・・所員さんが「印鑑証明って誰の担当?」「え?お前だろ?」「いや、あの人ですよ」っといった具合に、一体印鑑証明は誰の仕事なの?って言うようなことでもめだします。これでは「何のために仕事分けたの?」っという様な疑問が沸いて出てしまいます。
もし、市役所で「そんな経験ない!」っと思われる人は、Ritzerの実際上げている例を言えば・・・・
最近では、電話受け付けサービスのほとんどがボイスレコーダーを使った受け答えがほとんどになっていますが、例えば「修理は1を、サービスの案内は2を、料金については3を、別のご用件は0を押してください」見たいな感じで、でも、本当はオペレーターと話したいのに選択肢がなく・・・0を押して、二・三回同じような事して、やっとオペレーターにつながる、場合によっては、レコーダーにタライ回しにされて、受話器の中で道に迷う。
 一昔前までは、一発でオペーレーターだったのに、電話機器が発展しすぎてオペレーターの人数を減らして(コスト削減のため)、レコーダーに変えたら、逆にややこしくなって駄目になった。

こういう状態がまさに「合理性の非合理」です。
ウェーバー自身、もっと大きな、国の機関(Ritzerによればイギリスの税管理機関のようですが)を調べて、非合理性の例をあげています。
そして、コレの大きな理由としてウェーバーは「資本主義の中では伝統的美徳が壊されるので・・・・」っという風に説明しました。後の説明しますが、伝統的美徳とは、人間に「生きている意味とはなんぞや?」っというものを与えてくれるものだ、とウェーバーは言及しています。つまり、伝統的美徳をもつことで、人間が人間らしい生活をおくることが出来るっという意味です。


そこで
Ritzerですが、

Ritzerによれば、特筆すべきマクドナルド(化)の利点は経済効果にあります。利益などは言うまでもなく、Ritzerの調べたところによれば、アメリカ人5人に4人の最初の仕事(バイト)はマクドナルドだそうです。

Ritzerは特に、マクドナルドの成功の秘訣は3つ(もう一つ最新版で付け加えられました)で、

Efficiency(効率)
Predictability (予測可能性=予測できること)
Calculability(計算可能性=計算できること)
(日本語版でどのように訳されているか、しりません 汗)
の三つです。

合理性を追求し、この3つを達成することによって経済的に成功したといっています。

そして、もう一つ、昨今加わったものに

Control(コントロール)

があります。Revised New Century Edition を読む限りでは、このControlっというやつは、どうやら、上の三つをうまくつなげ、可能にする媒体のような役割を果たしているようです。

一つずつみていくと

Efficiency(効率)っというもののRitzerがあげている例に
ドライブスルーがあります。
Ritzerはコレを、お客をコンベヤーベルトに載せているだけじゃねぇ?っという風にみました。
前の方に並んでいる車が配給品を受け取って次の車が窓口に止まる。これは、コンベヤーベルトに弁当が乗っていて、それにおかずをつめていく作業と同じではないか?っとかがえています。
しかも、ドライブスルーで頼まれた料理のゴミは店内に捨てられることなく、店が捨てる手間が省けます。
このゴミ処理の効率は店内にもみられて、お客さんは帰り際に自分でゴミを捨てることをほとんどの場合求められているし、各客がそれぞれ、配膳の上でバーガーをむさぼることを期待されているので、テーブルがかなり汚れるっという自体を回避できるので、掃除の手間をはぶけます。

他にもRitzerが強調しているもので、制限されているメニューっというのがあります。
マクドナルドのメニューはめったに増えることはなく、世界各国でメニューはほぼ同じです。これは、多くの客に変な注文をされると対応に時間がかかり効率性がグンっとさがるからです。特に最近では、そのほとんどが機械仕掛けなので、例えば、ポテトをもっと焦げるぐらいあげるとか、ハンバーグをミディアムで!なんて、注文はできません。
最近、日本では、ナンを使ったメニューを取り入れる予定ですが、これは、RayKroc(マクドナルのフランチャイズ化をし始めた社長、マクドナルドの創始者は全然違う二人の兄弟です。)が言っているように「ホットドックとか手間のかかるようなものは、効率性を追求できない」っということで、ナンを使ったメニューは他のフランチャイズのファストフード店が成功しているので効率性が高いっということで、取り入れることにしたのでは・・・っと思われます。


Calculability(計算可能性)について

例えば、マクドナルドのハンバーグの(アメリカの)レギュラーサイズは
直径3.875インチ
重さ1.6オンス
パンの大きさも3.5インチ
っという風に決められています。これはもぅ黄金ルールのようです。学校の食堂みたいにオマケはありえません。
ジュースも、もぅどこでもみられますが、ソフトドリンクがほしいときにボタンを押して決められた量が出るマシーンが普及しています。

ここで、Ritzeが大きく主張しているのは、マクドナルドは、ジュースのカップにしてもハンバーガーにしても、大きく「見える」ようにすることを強調してると言っています。この「見える」というのが、Ritzerの最終的な「合理性の非合理」で大きく議論されています。

Predictabilityについて、
マクドナルドに言ったときのことを思い出してください。別にマクドナルドじゃなくても、コンビ二でも、フランチャイズのレストランでも、頼み方が店によってほぼ確実に統一されていませんか?
「こんにちわ〜」は良いとして、「スーパーサイズにしませんか?」っとか「〜ナゲットはいかがですか?」っと言ったような形で、店に入ってからの、全ての行動はホボ店に入る前から予測可能です。こういうことで、店の効率性も上がります。
さらに、予測を追求するというのは「予測不可能」をなくしていく、誰かのいった言葉を使えば、想定外を「想定内」にしていくことでもあります。
レストランで、予測不可能なことはなんでしょうか・・・?酔っ払いが定員に絡むこと?こういった自体にたいしては、マクドナルドは常に「こういう風な対処をしなさい」っというマニュアルがあります。(実際に酔っ払いに対してのマニュアルがあるかはしりませんが・・・笑)
予測不可能なことの一つにRitzerは「原材料の予測不可能性」を上げていて、マクドナルドは冷凍食品(ポテトとか)や農薬、家畜用の薬でそれすらも克服しています。

そうして、これら三つのポイントはそれぞれ、お互いをより優れたものにする関係にあります。しかし、これらの相互関係はControlによってさらに完成されていきます。
RitzerによればこのControlっというやつは、ロボットや機械だけでなく、(官僚的な)ルールや基準も意味します。
ロボットや機械で一番思い出していただきたいのはチャップリンのモダンタイムス。機械のペースに合わせて仕事をしていることによってだんだん自分は機械になっているのでは?っという考えを痛快に表しました。しかし、やはり、機械の方が、それを作ったのが人間にも関わらず、人間より性格に動きます。だから、効率もあがり、正確な生産数も計算でき、出荷量も予測できるのです。
そして、ルールですが、例えば、制限されたメニューもルールの一つです。そのルールに従っておけば、特別なハンバーグを作ることで、効率が失われることもないし、客を見れば何を頼むか予測も可能です。昔聞いた話では「吉牛」は車が駐車場に入る時に何人か予測して、大体の予測されるオーダー数を計算して準備しておくそうですが・・・大変だ 笑



これらの技術は全てHamburger University(ハンバーガー大学)で「Hamburgerology(ハンバーガー学)」をならったマネージャーさん達がお近くのマクドナルドにお届けしています。
実際、多くの友達にハンバーガー大学の話をすると、信じませんが、百聞は一見にしかず!↓
http://www.mcdonalds.co.jp/company/outline/university/university.html

ここで、面白いのが、Ritzerのいうように
「It is hard to imagine a more rational system.(Ritzer. G.,2004, P.41)」
(これ以上合理化したシステムは想像するのも困難だよ。)

資本主義における一つの会社という概念の傑作かもしれません 笑

じゃぁ〜、実際、マクドナル化ってなに〜〜??

例えば、ファストフード店において、マクドナルドを追随している会社としては、日本では、モスバーガー、世界的に見れば、ピザハット、ケンタッキーフライドチキン(フランチャイズ化後、カーネルサンダースさんから権利を買った後の経営方針)等等。これらの、ファストフード店はRitzerによれば、上記に挙げたマクドナルドが成功する秘訣となった四つの要素を取り入れることによって世界的に有名なファストフード店にのし上がったと言う事です。
この4つの要素は、ファストフードのみならず、各業界で取り入られました。
例えば、ショッピングモール。
雨を気にせづ(予測可能性&効率)、子供たちを一時的に預かる様なゲームセンター(効率性)、その合間に、ほとんどの種類がそろう食品街(効率性or予測可能性)契約期間が切れたり、一定収入を見込めなくなれば切られてしまう店舗(計算可能性)
もっと、気づかないところで銀行のATM、効率がよく、朝昼晩きにしないでつかえます(予測可能性)。

日本の学生なら、ピンと、来るものがあると思いますが、ほぼ毎日行くコンビニは日本でスゴイ勢いで繁栄してます。
コンビ二では、(僕自身もバイトの経験がありますが)、4つの要素すべてを取り込んでいます。
Ritzerはそういった、マクドナルド化している、または、してしまった業界のある国で特にリーダーシップをとっている会社をマクドナルド化と同じように考えました。つまり、ファストフード業界ではマクドナルド化(McDonaldization)、コミュメンバーの方にもファンが多いと思われますが(僕もその一人で)、どの世代にも人気の喫茶店業界ではスターバックスがリーダー格として聳(ソビ)え立っていますが、これを、喫茶店業界のスターバック化(Starbuckization)などと考えることが出来ると言及しました。スターバック化の影響としては、ほとんどのフランチャイズの喫茶店はスターバックスのロゴを模範としてるといっても過言ではないほど酷似しています、サービスもしかり。アメリカのコンビニ業界ではセブンイレブン化(Seven Elevenization)。

しかし、ここで、忘れてはいけないのは、「合理性の非合理(Irrationality of Rationality)」はなんですか?っということで。

主に挙げられることは以下のことでしょう
「The costs of McDonaldization... include inefficiency, illusions of various types...., homogenization and dehumanization.(disenchanmentついてはMaxWeberの考えに幾ばくか触れなければならないので省きます。)」
Ritzer.G. 2003, P.134.
=「マクドナルド化のコストとは非効率、幻想、同一化(画一化)、非人間化を含む。」

非効率については、マクドナルドの際に記述したようなものです。
幻想と言うのは、例えば、すでに疑問に思われている方もいるかと思われますが。
「業界のリーダーとか、マクドナルド化した会社はなんで、社会にずっと君臨していられるの?」という疑問。
日本ではあまり知られていませんが、「SuperSize Me」にあったように、マクドナルドってアニメ化されてるんですね。こうやって、「マクドナルドは、いいとこだよ〜〜」っという風な幻想をつくりだしたりしています。(ディズニーランドもそうで、1999年にAlanBrymanっという方が「The Disneyization of Sociaty」でDesneyizationを提唱していますが、少しばかり、McDonaldizationとの差異が生じている、との議論がなされているので、あえて、ふれません)それに、日本だとあまりないのですが、誕生日をマックで祝ってくれたり。マクドナルドに行けば必ず超笑顔で「こんにちわ〜〜」って言うように店員さんたちは指導されています。自分もコンビニのバイトの時に「BabyShuh君、見た目ヤクザみたいだから、笑顔絶やさないでね!」っとグダグダと言われましたが(まして、ディズニーランドは言うまでもなく)、Ritzerはそれを「作られたフレンドシップといいました。」つまり、メイドカフェのように、半数の店員さんが「仕事だから」っと割り切って、客に愛想ふりまくのと同じです。

同一化、画一化についてですが、マクドナルドの様にとにかく、低いクオリティー(二流や三流製品)を大量生産でばら撒くっという手法なので、画一化というのはすんなり、理解していただけるでしょうか?しかし、スタバの様な高いクオイティーでもやはり同じように全く同じ製品をバラまいているようなところについては、Ritzerは「矛盾が生じるのでは」っという言葉で言及することをやめています。しかし、どこのフランチャイズ化している喫茶店でもその内装のほとんどが画一化しているという事実は否めません(それぞれに特徴があるにせよ)。

そして、マクドナルド化していく社会の中で一番Ritzerが強調している部分は「非人間化」です。


では、「非人間化」ですが、
すこし、疑わしい部分もありますが、こんな、一説があります。
「There are fewer and fewer places where an employee knows who you are and knows that you are likely to order.(P.151, Ritzer, 2004)」
(あなたのことやあなたが何を頼みそうか知っているような従業員がいる店は少なくなっている。)

実際、上記の例にたいしてはたくさんの反例を皆さん経験なさっていると思います。自分自身、イギリスの片田舎に住んでいたとき、大手フランチャイズバケットの店「Greggs」に毎日通っていて、店のおばちゃんが自分が行くとすでに、「ツナバケット」と「ソーセージロール」を用意してくれていたりと・・・

しかし、その少し後の二節には少し納得できます。
「There is virtually no time for customer and counter person to interact. This is even truer of the drive-through window....(P.151,Ritzer,2004)」
(客とレジの人には実際交流を持つなんていう時間は存在しない。これは、ドライブスルーにおいてはなおさらである・・・・。)
「People in the modern world want to get on with their business without unnecessary personal relationships.(P.152,Ritzer,2004)」
(現代人は不必要な人間関係を避けて、自分のやりたいこと(仕事)をどんどん進めたいのである。)

たしかに、ドライブスルーでは、難しいかもしれません。前述の通り、リッツァーはドライブスルーをコンベヤーベルトであると考えました。たしかに、この見方から行けば、コンベヤーベルトに乗せられてきた全ての弁当を一々覚えている従業員はいません。

では、ファストフード以外ではどうでしょうか?

例えば、日本ではあまり見かけませんが、計算可能性をあげるために、病院で、患者のカルテに自分の名前は存在せず、あるのは、自分に与えられた番号だけ、
「 As a result of the emphasis on calculability the patient is more likely to feel like a number in the system rather than a person. Minimizing time and maximizing profits may lead to a decline in the quality of health care provided to patients」
(計算可能性の強調にたいする結果として、患者はシステムの中で、自分が人間である、っというよりも、数であるかのように感じるようになるだろう。時間を最小限にさせ、利潤を最大限することは、患者達に供給されるヘルスケアの質を下げるかもしれない。)

結局ここでも、過度な合理性が「非人間化」を創り出し、「非合理」へとなっていくっということを、Ritzerは「合理性の非合理」の説の中で強く訴えています。

最後にRitzerは「ほんなら、McDonalizationとどう向き合っていったらいいの?」っということで、最終章「Dealing with McDonaldization(マクドナルド化への対処法)」では、

・料理の作り方を覚える
・ファストフード店には行かず、冷凍食品も食べない。
・できるだけ、新鮮な野菜をデパートではない町の店で買う。
等等
日々出来るようなことも提案している

一方で、

直接、マクドナルドや、ファストフードと戦っている団体の紹介もしています。

・マックスポット
月150万件のヒットを獲得
www.mcspotlight.org
アンチマクドナルドの日も定めているようです 笑

・National Heart Savers Association
世界禁煙運動にも関わっている団体。

そして、
・Slow Food
「Creating a place for Traditional, Regional, high-Quality Food.(P.228, Ritzer,2004)」
1980年代半ば、イタリアにマクドナルドが進出するときに起こった、動き、上記の通り「伝統的、地域的かつ、質の高い食」をモットーとした団体
www.slowfood.com

等・・・

また、商業においても、マクドナルド化されていない場所を、マクドナルド化を避けながら、ニッチ(マーケットとして未開拓、且つ、開拓の余地がある場所)として、発展させていくことも必要だ、っとRitzerは唱える一方で、常に、こうしたマーケットはマクドナルド化の脅威にさらされるであろう、っという指摘もしています。

さらに、自分の生活のマクドナルド化を避けれないときは少なくとも子供は救いましょうっという提案をしています。
「If all else Fails, Save the Children.(P.238,Ritzer,2004)」

そして、本当に自分の生活すべてがマクドナルド化したときに、「if you cant cope, can you Escape?(P.241,Ritzer,2004)」(回避できぬなら、逃走は可能であるか?)っという問題に対し、
幾人かの学者の案を提案しています。

・ChrisRojekを参照
自らを自ら創り出した幻想世界の中へと逃げ込むことができる

・Stanley Cohen & Laurie Taylorを参照
過度なセックスやドラックの乱用で自我を忘却させることで社会から逃避することが可能である

・Michel Foucault参照
マクドナルド化されている手段を一切回避して、アメリカ横断をしてみる・・・・等等

等の、かなり過激な提案というか、なんというか、っというトコまで書いています。

しかし、Ritzerは「But hurry, McDonaldization is never far behind.」(でも(旅に出たりするならば)、急ぎなさい、マクドナルド化はすぐそこまできている。(意訳))っと警鐘を鳴らしています。

ここまで、激しくマクドナルド化の抵抗不可能性(社会に浸透していることを抵抗することはできないっということ)を一冊の本に論じてきたRitzerは最終章である「Dealing with McDonaldization(マクドナルド化の対処法)」のまとめに非常に興味深い一文を最終節の前にそえてあります。

「Although I have emphasized the irresistibility of McDonaldization through this book, my fondest hope is that I am wrong.」(この一冊の本をとおして、マクドナルド化が避けがたい社会にあたえる現象であると論じてきたが、私の一番の望みは「私は間違っていた」っということである。)。つまり、今まで、論じてきたように、社会はもうマクドナルド漬け状態にあるので、それを、社会全体が抜け出して行こうっと言う気には、もう、ならないのではないだろうか、っというRitzerの予想が的はずれで、いずれ、社会がAntiMcDonalizationの方向へ進んでいくであろうということを彼はものすごい期待しているのです。

そして最後にRitzerの好きな詩人の一説をもって、この本は参考文献一覧のページへと移ります。
Dylan Thomas
「Do not go gentle into that good night.... Rage, rage against the dying of the light.(P.244, Ritzer, 2004)」
(この良き暗黒に寛大になるのではなく・・・・怒れ、光が閉ざされてしまったことに怒るのだ。)

注意 暗黒の闇とは、「The Iron cage of Bureaucracy (官僚の鉄格子)」によって閉ざされてしまう世界を暗喩しています。

参考文献一覧
Ritzer George, 2004, 「The McDonaldization of Society Revised New Century Edition」,Pine Forge Press, California, USA.


Grint, K, 1998 「The Sociology of Work 2nd Edition」, Blackwell Publishing Ltd, United Kingdom.

Michael. H & Holborn. M. et al, 2004, 「Sociology Themes and perspectives (6th edition)」, HerperCollins Publisher Limited, London.



ほんまに、自分勝手に進むコミュですが、よろしくお願いします。
また、ご自由にコミュを立ててくださっても結構ですので、よろしくおねがいします。
また、ご指摘などございましたら、管理人BabyShuhのところまで直接メールの方をよろしくお願いします。

また、「コミュの説明」、コミュでの「討論(Topics)」、そして、この「掲示板」に書かれている無断使用転載は一切お控えいただくようお願いします。これは、当ページが一切営利目的として掲載しているものではないという事と、また、
場合によっては、これだけで、エッセイの半分も埋まってしまうので・・・・
特別に申し入れがある場合はご一報願います。

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2006年7月24日

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