「人の深層無意識には
共通した集合的レベルが存在する」
「集合的無意識」の存在を発見したのが、
二〇世紀最大の心理学者と呼ばれる
カール・グスタフ・ユング。
ユングは人のこころを三つの領域に定式化した。
「自我意識」 (表層意識)
「深層無意識」 (自我意識を含めたこころの領域。
自我が手を出せない未知で心的)
「類心的レベル」(原始心象)最も深層に存在する原型
普段の人間は「自我意識」のレベルで生きていて、
ひとりひとりの自我が存在し個人としての行動をとっている。
しかし、深い深いこころの底ですべての生命は
つながりを持っているという。
表層意識、
自我を制御することで、深層無意識に至ることができる。
「深層無意識の核となる原始心象こそ
神と人間との深い関わり合いに関する最古の知識が埋没する
膨大で無尽蔵の宝庫である。
こころの深い闇の中に潜む宝庫の扉を開き、
そこに山積みする素材を解明し、
新たな生命を吹き込んで現意識に統合することで
人類という種の偉大なるジャンプ(突然変異)
を可能にするのだ」
ユング
沖縄の音楽家・喜納昌吉は、
それを無意識のレベルの留まらせるのではなく
「覚醒」した意識が集合することによって
戦争や破壊に向かう文明や人類の
意識の変革が可能になるという
「集合覚醒意識」の可能性を、
著書「すべての武器を楽器に」で提言している。
個人の深層無意識が、
集合無意識の中に飛び込んでゆくこと。
それを可能にしようとする覚醒した人々の意識が集まり
「集合覚醒意識」が実現するとき、
ユングの言う「人類のジャンプ」や、
喜納のいう「文明や人類の意識の変革」が起こるだろう。
そうなったとき、
人類の抱えている問題を、
根本的に解決してゆくことができる。
では
「集合覚醒意識」はどうすれば引き出せるのだろうか?
個人個人ではなく、多くの人の集合覚醒意識をひきだし
人類という種の覚醒とジャンプを可能にするためには
なにをすればいいのか。
そのことを、考えてみよう。
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