JR発足から登場した豪華な寝台特急が、未だそれなりの
人気を保ちつつも、他の寝台列車については、斜陽化が目に
余るほどの状況が今日あります。
往時のブルートレインブームから幾星霜、特に東海道・山陽口の
寝台特急については、食堂車の廃止や列車の統廃合と、以前では
考えられないような壊滅的な事態がありました。
そして遂に、2009/03/14改正で、富士・はやぶさが姿を消し、
これで、東海道・山陽の九州向けブルートレインは、全て廃止と
なりました。
2010/03/13改正では、北陸が姿を消してしまい、14系寝台車
のみで編成された寝台列車は、ついに消滅しました。
時代の流れなのかもしれませんが、とても惜しいことです。
2012/03/17改正で、日本海が格下げ・臨時化されることとなり
開放車のみの編成、中でも伝統の開放A寝台車が姿を消します。
大変な功績のある列車であるが故、非常に惜しいことです。
2014/3/15の改正であけぼのが幕引きをし、上野発の夜行列車
を降り青森駅は雪の中…といった時代も終わりを告げました。
北海道へ向かう寝台特急には国鉄時代では考えられない
ような予約制食堂車や、豪華な個室、果ては、時期を逸した感が
否めないですが、夢空間という車両まで生産されるに至りました。
そして、JR発足以来初の新製新系列寝台客車であるE26系が
誕生し、煌びやかな路線は留まることがないようにも思えました。
そんな時代も終わりを告げ、北海道新幹線の工事と車両の
老朽化に伴い、北斗星とトワイライトエクスプレスが2015年3月の
改正で定期運転を終了しました。
北斗星は隔日の臨時で、トワイライトはクルーズトレインなどで
まだ少しだけ見られるのだろうと思われます。
またカシオペアも安泰というわけでもなくなりました。
青函トンネルを通過できる旅客列車は新幹線に限る、という
見解が非公式ながらあるようです。
ダイヤの都合か、EH800での牽引が想定されないことが主たる
原因だと思われます。
よって急行はまなすについても、廃止のアナウンスがあります。
現在減少し続けている夜行列車、その中でも
寝台客車列車は現在、とても厳しい局面にあります。
定期列車は急行はまなすのみとなってしまいました。
そんな明暗を分けた車両群について、何か語っていければ…と、
このコミュニティを立ち上げようと思った次第であります。
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