ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

日本家屋コミュの嘉穂劇場(福岡・飯塚)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
嘉穂劇場
http://www.kahogekijyo.com/
http://www.google.co.jp/search?q=%E5%98%89%E7%A9%82%E5%8A%87%E5%A0%B4&hl=ja&lr=&start=10&sa=N

★江戸情緒歌舞伎様式芝居小屋!!

おまたせしました!今回は老若男女問わず、訪れる人々を文化のロマンへいざなう「嘉穂劇場」をご紹介します!昨年、平成15年7月には九州北部を襲った集中豪雨の為、多大な被害を受けてしまった嘉穂劇場。ほぼ壊滅的なダメージで誰もがその無残な姿に胸をいためました。しかし平成16年9月嘉穂劇場はこの筑豊の文化を愛する人々の熱意によって復旧工事を終え、再び立ちあがりました。

「嘉穂劇場」は珍しい「トラス形式」の小屋組で出来ており、客席の広さがかなりあるにも関らず、場内にはまったく柱が使われていません。日本最大級の「廻り舞台」や舞台中央の「迫り台」、花道に設けられた「スッポン」など全て人力によって動かすといった時代の面影をそのまま残した贅沢な空間です。(ちなみに、「すっぽん」とは幽霊・妖怪などに扮した役者さんが突然観客の前に現れる為に花道の途中に設けられた隠れ入り口のことです!)この嘉穂劇場のように江戸情緒たっぷりの歌舞伎様式の芝居小屋は炭坑全盛期時代、そこで働く人々の娯楽施設として栄え全国で約2000件!遠賀川沿いでも48件あったそうです。

しかし、このような建築物を残し維持していくのは大変なことで、今では非常に貴重な建造物として全国で7件、そのうち九州で2件となっています。現在では恒例の全国座長大会をはじめ、数々の名優の来演を得て本日に至っています。近いところでは、復興支援の為にたくさんの芸能人が訪れた「チャリティーオークション」も有名です!

場内は水害の復興工事で手が加えられたとはいうものの、至るところに昔から受け継ぐ古き良き時代のぬくもりがそのまま残され、例えば花道を照らす「すずらん灯」は開業当時のまま利用されてます!会場左右に設けられた「桟敷席」を区切る多くの手すりも暖かい風合いが今もなお生かされています。時の過ぎ行くまま、どの時代の写真を見てもほぼ同じに見えるほど嘉穂劇場は姿を変えません。

取材当日は、公演の入っていない休館日だったのですが、一歩場内に足を踏み入れると、そこは紛れもない夢の空間。それぞれの時代にそれぞれの人が、時に笑い、時に泣き、お芝居に興じるあたたかい大歓声が聞こえてくるようです。現在ですら感動するこの建物のひとつひとつ。誕生当時はきっと超モダンな建造物だったに違いありません!!

最後に嘉穂劇場さんより一言!〜「江戸時代に始まった歌舞伎小屋の様式を明治、大正、昭和、平成と移り変わる時代の中で、その時々の良さと昔から引き継いできた日本の伝統的な文化を残して行くこと。しかし、残すだけでなく、みんなで楽しまなければならないんですよ〜!」と、日本文化にかける嘉穂劇場の思いを聞かせていただきました。 

コメント(3)

 「嘉穂劇場」の名を、私が初めて聞いたのは、椎名林檎のライブ「座禅エクスタシー(2000)」のプロモ映像を見たときでした。彼女の雰囲気に負けない、天然レトロの芝居小屋は強烈な印象として頭に残りました。

 この嘉穂劇場で2003年夏、福岡を題材に、福岡の人のために、福岡のネタをかぶりもので演じて地元で大人気の劇団・ギンギラ太陽'sが公演をすることになりました。

※都内に住んでいた私がこのギンギラ太陽'sの存在を知ったのは、この舞台で活躍する女優の古賀今日子さんとコンドルズ福岡公演の打ち上げで知り合ったから。もともと私自身、関西の地域情報紙「Meets」を愛読するなど、地理・地勢学・野次馬的側面から「地元ネタ好き」であることもあり、彼女から聞く公演の話や、送ってもらった九州エリアで放送された番組のビデオを見て、その楽しい舞台に思いを馳せていました。

 公演を前に嘉穂劇場を訪れたギンギラ太陽'sの役者たちは、劇場のみなさんの歓迎を受け、2階のベランダからの眺めを楽しみながら、来る公演の話に花を咲かせていたそうです。

 しかし、2003年7月19日。豪雨が筑豊地方を直撃。福岡では博多駅周辺が水没したためそちらの方に注目が集まりましたが、さらに甚大な被害を受けたのが飯塚市でした。市内を流れる遠賀川があふれ、決壊した堤防から流れ出た水は嘉穂劇場付近で水深1.5mに達しました。
 嘉穂劇場では桟敷席も舞台も花道もメチャメチャに壊れ、億単位と予想される再建費用が工面できないため、廃業の危機に迫られます。
 


 筑豊地方最大の芝居小屋である嘉穂劇場は1930年に建てられた歴史的建造物。伊藤家によって経営され、「英子嬢」こと伊藤英子さん(85)が永年その長として活躍。経営者として演目を吟味し、芝居やお客の反応次第では公演をうち切ることもありました。そして、嘉穂劇場は日本各地からやってくる旅の一座、歌謡ショー、はてはプロレスまで、さまざまな興行で炭坑の町に娯楽を提供してきたのです。
 その嘉穂劇場に迫る危機。劇場への愛着から、多くの人が劇場の支援に立ち上がります。津川雅彦をはじめとする東京の芸能人が飯塚市民会館でチャリティーオークションを開いたり、福岡を中心とする多くの劇団が街頭で募金活動を行ったり、毎年嘉穂劇場で開催される旅芸人大集結の「全国座長公演」(飯塚市体育館で代替開催)の収益を寄付したり。

 また、個人経営では公的支援を受けることが道義的に難しいため、嘉穂劇場は一度伊藤家の手を離れ、NPO法人として再生。その運営団体の長となった伊藤英子さんや養子の英昭さん夫妻が奮闘する姿は、福岡発のドキュメントとして全国放送もされました。県や市、オートレースや宝くじ協会からも支援を受け、嘉穂劇場は再建への歩みを進めます。
 

 そしてついに、2004年9月の「全国座長公演」で嘉穂劇場は復活を果たします。
 満を持して、11月13日・14日、1年延期されたギンギラ太陽'sの嘉穂劇場公演「南国から来た寒いヤツ」が開催。そんなドラマを持つ劇場とギンギラ太陽'sへの興味と、私自身の転機が重なったことから、福岡へ出かけることにしたのです。

 飯塚市は福岡から東へ40キロほど。筑豊炭坑の中心地にあり、周囲をボタ山に囲まれています。福岡市の中心部・天神からは10分間隔で飯塚・田川後藤寺方面の西鉄高速バスが出ています(50分・980円)。この路線を走るバスには「がんばれ嘉穂劇場」の貼り紙があり、地元との強い結びつきを感じられます。
 飯塚への足はもう一つ。ひなびたローカル線だった篠栗線と筑豊本線を統合し、4年ほど前に電化して新型電車をぶち込んだ「福北ゆたか線」。これに乗って飯塚に向かうと、博多から45〜50分。片道650円。単線でこの所要時間はかなりダイヤに工夫が見られます。また新鋭813系は普通列車にもかかわらず、木材と牛革を組み合わせた高級感と操作性を持ち合わせる転換クロスシート。
凄い・・・・。見事なまでの取材ですね。
嘉穂劇場と言えば、「英子しゃん」ですが、
随分役者さんや裏方などの舞台人を大事にされていたとのことですね。
川筋気質の性格と、舞台人を守るために、
時には地元の人と気を反らせてでも・・・と、言うこともしばしばだったとか。
昔は度々町でお見かけしていたのですが、小柄なお婆ちゃんと言った感じの方。
でも、やっぱり川筋女の代名詞みたいな方ですよねぇ。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

日本家屋 更新情報

日本家屋のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング