『ナポレオンの生涯[The Life of Napoleon]』第二巻でウォルター・スコット卿は、ロスチャイルド家のような偽ユダヤの金融家について語っています。 http://satehate.exblog.jp/16338644/ 「このような金融家は、破産浪費家に一方で乱費を勧め、一方では貸付の見返りとして法外この上ない代償をその破産財産から搾り取る高利貸しさながらの狡猾さで(フランス)政府を利用した。 そうした破滅的融資の継続、さらに彼らに認められたさまざまな権利によってフランスの経済は完全に麻痺状態に陥った」
バルサモ(引用注:ジュゼッペ・バルサモ[Giuseppe Balsamo]=カリオストロ[Alessandro di Cagliostro, 1743-95])のプロパガンダ印刷物が、教会と国家の最高位にある役人を非難する一方で、イルミナティの特別代理人は、革命活動と同時進行するよう計画された恐怖支配の指導者として利用すべき人物群を組織した。そこに含まれていたのがロベスピエール[Maximilien Robespierre, 1758-94]、ダントン[Georges Danton, 1759-94]、マラー[Jean-Paul Marat, 1743-93]である。囚人、精神異常者を解放することで、計算済みの恐怖支配を現出するのに必要な風潮をつくりあげることになるこの集団は、真の目的を隠すために、ジャコバン修道院内で会合を開いた。神聖な壁に包まれて流血の計画が練りあげられ、反動主義者に粛清のしるしを付けたリストが作成された。そして野放しとなった犯罪者、精神異常者が大量殺戮や公開レイプを行って住民を怯えさせているあいだに、地下組織のメンバーはコミューンの獲得者マニュエル[Louis Pierre Manuel, 1751-93]の指揮のもと、主だった政治家、高位の聖職者、国王に忠誠を誓っているとされる将校を逮捕するよう説明された。また、ユダヤ人地下組織から現れた人々はジャコバン党を発足させ、「恐怖支配」を指揮するために求められている任務に精通した指導者のもとで、大々的に残虐行為を行って陰の支配者の目的に仕え、彼らがその最終目標に向かってさらに前進できるよう奮闘したのだ。(引用注:それで、これらの代理人たちは、用済みになると悪の主役として処分された) −『闇の世界史』、ウイリアム・G・カー、太田龍訳、p116-9より
フリーメーソン大東社のグラントマスターであった、ド・オルレアン公爵[Louis Philippe II, Duke of Orléans, 1747-93]は、ルイ14世王の弟の家系に属する公爵でありますが、恐ろしいまでの陰謀を企てて、ブルボン家を滅ぼしてルイ16世の王位を奪おうという野心を持っていたので、フランス革命は彼にとって絶好の機会でありました。