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混声合唱団 蕾 神奈川・茅ヶ崎コミュの音楽に関するまじめな雑談

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音楽に関するまじめな雑談はこちらで議論することとします。
練習での疑問や公開してもよい個人的な悩みなど
こちらで議論を深めましょう ^ ^

コメント(1)

今日の練習での話です。

今日の練習でアルトが Es(ミフラット)を鳴らしていて、ソプラノが
As(ラフラット)や B(シフラット) 、C(ド)、Es(ミフラット)などを鳴らす場面がありました。

実はこういうとき、アルトは同じ音程のミフラットを歌っていても絶対に
はもりません。
ソプラノはAs→B→C→E とすすむ場合、この相対的な関係は
メロディーなので調整できません。
ですので、ソプラノを基準にしてアルトのEsは相対的に音程を決める必要があります。
Esの音は、ソプラノがAsを出している時と、B C Esを出しているときとは
違う音程になります。
なぜなら、平均率ははもらない音程だからです。
どうするとかいうと、ソプラノに対して、
4度は 4:3になるように、5度ならば、3:2になるように、6度ならば3:5になるようにすればはもります。これは小数で言えばそれぞれ1.3333、1.5、1.6666となりますが、
平均率の場合には、1.334893、1.498307、1.681792となって、合わないのです。
だから簡単に言うと、4度上のソプラノと合わすためと5度と6度では
平均率より狭め、広め、狭めに感じてちょうど良くて
それはEsの音程から言えば、 それぞれ 高め、低め、高めに取ればそれなりにはもりやすいポジションになります。
実際にこの音程を頭で理解して調整するのは無理なので、唇ではもりを感じることになります。
その時に、他の人と同じ程度のくちびるを開けていれば、そのびりびり感が最大になるところで
はもりを感じることができます。
慣れてくればハマりぐあいはだんだんわかってきます。

ハマったときのできばえはハマらないときの100-1000倍くらいすごい空間が出来上がります。
そこまでいけばより楽しく楽しむことができますね。
他のパートとの距離感を探りながら対話、コミュニーションしていくのが
本来の音楽なのではないかと思います。

この話は合唱だけではありません。オーケストラも同じです。
だからここまでいければオケもよくはもって楽しくなると思います。

上の話はアカペラのときの話です。
ピアノ伴奏の場合、基本的には平均率で歌われるべきです。
でもその場合でもピアノの音さえ、ハマりの良いところに自動的にずれます。
だから平均率だろうが、純正律だろうが関係なく、
その時代、メンバーが気持ちよいと感じる音程で歌うのが正しい現代曲ではないかと感じています。
所詮は正しい音程なんて存在しないんですから。


追伸 音程が合えばなんでもよいのかというとそうでもありません。
実は完全に音程が合うと、実につまらない音になるんです。
だから電子楽器の場合には、逆に少し音程をずらして厚みをつくるくらいです。
合唱が楽しいのは、微妙にそれぞれの人の音程が異なり、そして音色も異なるからだと思っています。合いすぎず、合わなすぎず、ちょうど良いところを探索するとその最大点にはすごく共鳴し感動するポイントがある。これが合唱音楽が趣味として成り立っている、面白みのあるところと思います。

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