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国語・算数教室コミュの16、本物の読解力・表現力をつける 国語の勉強法

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コミュ内全体

家庭でできる本物の国語勉強法(高学年)

 国語の勉強の基本は、読む力をつけることにあります。読む力をつけるためには、家庭で毎日、受験問題と同じレベルの文章を読む練習をすることが最も効果的です。毎日続けるためには、できるだけ単純な勉強法で、親が準備をしたり手助けをしたりする必要がないものにすることが大切です。

(1)1200字程度の長文を音読する。
(受験問題と同じレベルのもの。同じ文章を日を置いて4回以上繰り返す)

(2)その中の100字程度の文章を暗唱できるようにする。

(3)問題集の問題文を読書がわりに読む。
(問題は解かずに問題文を読むだけ。1冊の問題集で4回以上繰り返す)

 このほかに、親の準備や手助けが可能であれば、長文を要約し簡単な感想を書く練習をします。感想を書くために読もうとすると、読み方が深まります。

読書の習慣を絶やさずに

 小学校低中学年のときに読書好きだった子が、高学年の時期になると受験勉強に追われて読書から一時遠ざかります。しかし、ここで、あっさりと読書の習慣を絶やしてしまうと、その後中学生や高校生になってからも読書の習慣が復活せず、たとえ復活しても軽い読み物しか読まなくなってしまうという結果になりがちです。
 読書は、勉強のためばかりでなく、子供の将来の人生を豊かにするためにも大切なものです。特に、小学校高学年から中学生にかけては、これまでの物語中心の読書から説明文や意見文の読書へジャンルが広がっていく時期です。本格的に読む時間は取れなくても、毎日必ず一定の読書時間は確保していきましょう。
 中学に合格すると、部活や定期テストで更に忙しくなるので、どの子もますます読書から遠ざかるようになります。このときにも、小学校高学年のときに読書の習慣を絶やさなかった子は、読書の習慣を維持し発展させることができます。
 親は目先の受験だけでなく、子供の将来を考えて長期的な視野で勉強を見ていく必要があります。

国語の勉強法(その1)

 「国語の力をつけるためにはどうすればいいのですか」という質問をよく受けます。
 私は、これまでずっと、そういうことは国語の専門の塾で対応しているのだと思っていました。しかし、いろいろな人の話を聞くと、国語専門の学習塾というのはほとんどないようです。
 また、これは、学習塾関係者の話ですが、英語や数学は成績を上げることができるが、国語は成績を上げることができない。せいぜい漢字の力をつけるぐらいだが、塾という看板の手前、国語も一応教えることにしているということでした。
 国語の力をつけることは、実は難しくありません。しかし、学習塾などで授業として行うような形の勉強には向いていません。国語は主として家庭学習の中で力をつけていくものです。言葉の森でも、国語の勉強を直接教えるわけではありません。しかし、勉強の方向は自習という形でアドバイスをしています。このアドバイスを実行した子は確実に力がついてきます。
 これまで聞いた話では、小6のときに教科の中でいちばん苦手だった国語が、中学3年生になるころにはいちばんの得意科目になっていたという生徒がいます。また、どうしても国語の成績が伸びなかった小6の生徒が、アドバイスのとおりに勉強をすると、受験の後半で国語の成績だけが伸びたという話がありました。また、高校生で国語の成績がいちばん悪かった生徒がアドバイスのとおりに勉強をしたら、一挙にトップクラスの成績になったという話がありました。もともと国語の好きだった高校3年生の生徒の場合は、大学入試でも国語だけは常にほぼ満点近い成績を取れるので、勉強全体に余裕がありました。

 では、それはどういうアドバイスだったかというと、まず第一は、難しい文章を繰り返し読むことでした。
 この反対の勉強法が、易しい文章を読むこと、問題を解くこと、です。
 ついでに言うと、最も悪い勉強法が、易しい文章を繰り返し読むことです。その典型的な例が漫画やテレビを繰り返し読んだり見たりすることです。(笑)漫画やテレビそのものが悪いのではありません。よくないのは、それを繰り返し読んだり見たりすることで、その一方で漫画やテレビ以外にまともに読んでいるものがないことです。
 難しい文章を繰り返し読む際の教材でいちばんよいものが、過去の入試問題です。学習塾によっては、過去問を受験直前にやって実力の判定に使うというところがあります。受験生や親自身も、過去問はそういう使い方をするものだと勘違いしている人がかなりいます。しかし、それは過去問のいちばんもったいない使い方です。過去問は受験勉強のスタートのときから、勉強の中心の教材として使うものです。特に、国語という教科は学年の差がないので、いつからでも使うことができます。
 市販の問題集よりも過去問の方がいいのは、作られている問題の質が違うからです。国語の問題は、解釈によって正解と不正解の幅があります。だから、入試問題の場合は正解が一つに限定されるように、細部まで緻密に作られます。その結果、理詰めで考えることのできる良問が多くなるのです。
 問題という形式を見ると、すぐに問題を解こうとする人がいます。しかし、国語の問題はいくら解いても力はつきません。解けた問題は、やらなくても解けていたはずの問題ですし、解けなかった問題は、たとえ答えを見ても、次回からそれで解けるようにはならないからです。国語の問題は、解けても解けなくても、どちらも実力にはなりません。しかも、問題を解くというのは、もっと大きなマイナスがあります。それは、一つは時間がかかることです。もう一つは、結局1冊の問題集を1回しかやらない結果になることです。更に、問題を解く形の勉強は、構える勉強になるので、気軽に続けられないというマイナスもあります。
 問題を1ページ解いている時間があったら、同じ問題集の問題文だけを5ページから10ページは読めるはずです。したがって、1冊の問題集を全部解いている時間があったら、同じ問題集の問題文だけを5回から10回は繰り返し読めるはずです。それも、電車の中でもベッドの中でも、どこでもできる気軽な勉強として続けられるのです。
 子供が小学生のころは、読むだけの勉強というスタイルは、親が見ていて不安になるようで、つい問題を出したり、わからない言葉を調べさせたりする勉強を追加したくなるようです。しかし、こういう一見勉強的なやり方は、多くの場合、マイナスにしかなりません。その理由は、面倒で複雑なことをすると気軽に長続きする勉強にはならなくなるからです。同じ文章を何度も読んでいると、子供自身から、わからない言葉や意味について自然に質問をしてきます。そのときに、親が辞書がわりに簡単に答えてあげればいいのです。辞書で調べる勉強は、調べる勉強として独自にやるものです。読む勉強と調べる勉強を一緒に行おうとすれば、どちらも中途半端になるだけです。

(もっとたくさんありますので、関心のある方は下記のサイトをご覧ください。)

http://www.mori7.net/ad/1001.html

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