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ブックトークオフ――読書会コミュの★オフ会レポート 第17回ブックトークオフ 2011.2.26

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オフ会レポート 第17回ブックトークオフ
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・日時:2011年2月26日(土)18:50集合
・場所:JR神田駅東口集合
・お店:「やきとんうまか市場 まるし」
http://r.gnavi.co.jp/e374700/


・参加者:12人(男性8人・女性4人 / 初参加:4人、2回目:2人、3回以上:6人)

そうさん (初参加)
kenkenさん (初参加)
TAKEさん (初参加)
ギリさん (初参加)

くりさん (2回目)
いくさん (2回目)

TAK@ドカティスタさん (4回目)
Penguin-blueさん (7回目)
tomokoさん (7回目)
JACKさん (8回目)

naokiさん (17回目)
いまむら (18回目)


※ イベントのトピック
http://mixi.jp/view_event.pl?id=58597286&comm_id=4501801

※ 第17回オフ会の模様 ダイジェスト映像
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=60445331&comm_id=4501801


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.【1】 なかなか参加できないブックトークオフ


 「ブックトークオフって、凄い人気ですね」と言われるようになっている。

 募集のあった日、その1日で定員となってしまう。どうしてそんなに人気なのだろうか。正直なところ、よくわからなかったりもしている。もちろん、楽しいと思っているからこそ、こんなレポートを毎回書いているわけだが。

 今回は1週間ほど前に、追加募集というものが行われた。キャンセルの人が何人か出てきたこと、また「まるし」に行こうという話が前からあったので、たまには少し多めの会でもいいだろう、という判断が管理人の方であったみたいだ。ちなみに、参加人数の決定権は管理人であるnaokiさんが持っている。よって、参加できない人は、naokiさんに文句を言って(笑)となるわけだ。しかし、逆に言えば、特別な交渉というものもあるのかもしれない……。まあ、参加するために何か贈り物をする、という人はいないだろうけど(ここも笑って欲しいところです)。

 この日の人数は12名。男性と女性とのバランスが取れていないような気が大きくしたのだが……。

 「まるし」での開催は、これで5回目となる。昨年2月に、最初にこの店で行ったとき(18名参加)の感激が今だに残っている。あれから1年が経ったのか。

 予約のときも、名前を言うとすぐに通じるようになってしまっている。この日は、「鍋を入れてのおまかせ」でお願いしていた。毎回、いろいろと考えてもらっている。嬉しいお店なのである。



.【2】 待ち合わせのドキドキ


 僕が待ち合わせ場所に行くと、JACKさんがひとり立っていた。naokiさんからのメールでのイベント案内には、集合場所について「改札を出て左側 売店付近」と書かれている。しかし、売店は無い。駅の改装工事中なのだ。東京はあちこちが改装中なのである。

 いつもだったらnaokiさんが早めに来てブックトークオフの看板を掲げているのだが、まだ来ないので、仕方なく僕の方で持ってきた看板を柱に掲げる。ボチボチと人が集まってくる。今回の初参加者は4人もいる。しかし、スピンオフ企画のオフ会に参加している人もいるので、厳密に初顔合わせということでもなかったりもする。しかし、それでもこの本オフ会は違うみたいだ。ちゃんと、キンチョウしながら集まってきた。

 最後の方でnaokiさんが登場する。彼は、びしっとスーツで決めている。仕事帰りなのだ。この時点で、まだ来ない人がひとりいた。2回目参加のいくさんだ。最近の待ち合わせ場所は神田駅南口にしているのだが、たまに東口に間違えていくケースもある。また、地下鉄の銀座線自体が東口の方なので、遅れるケースもあるだろうと考えている。いくさんは、急いでやってきた。走って息を切らして、という雰囲気だった。お疲れ様。

 と、ここで移動すればいいのだが、お店の予約時間にはもう数分ある。「ちょっとここで歓談を」と待ってもらう。予約制の場合は、飲み放題なので何時スタートという明確な時間がある。そこで、待ち合わせの時間と、開始の時間とを、少しばかりずらして、余裕を持たせているのだ。お店に確認の電話を入れ、大丈夫ということで、行進をはじめるのであった。




.【3】 4人×3テーブルの座席


 「まるし」の奥の半個室スペースには、基本的に4つのテーブルがある。場合によっては、これを組み合わせて、長く繋がったりもするのだが。3つのテーブルに、次のように座った。


<< 座席 >> 

   そう・Penguin-blue      くり・いまむら
 ┌────────┐    ┌────────┐ 
 │   テーブル   │    │   テーブル   │ 
 └────────┘    └────────┘ 
   TAK@ドカティスタ・いく    naoki・TAKE
                                   (入り口はこのあたり)
   JACK・tomoko         
 ┌────────┐    ┌──────────┐ 
 │   テーブル   │    │   テーブル      │ 
 └────────┘    └──────────┘ 
   kenken・ギリ         


 ひとつのテーブルには、既に他のお客さんが座っていた。今回は、迷惑をかけることのないよう、ちょっとだけ気を使う。席決めは無く、自由に座ってもらう。しかし、男女のバランスが、ということで、若干の移動が管理人の指示によって行われた。

 テーブルには既にガスコンロがあり、「特製鶏塩鍋」の準備がされている。4人のテーブルにひとつの鍋。料理もこの4人毎なので、わかりやすい。4人で話をしやすい雰囲気もあった。

 料理は、「豆腐サラダ」が運ばれてくる。19時20分、まずは乾杯して、第17回ブックトークオフがスタートした。




.【4】 自己紹介+わが人生最初の本


 しばしの歓談のあと、さっそく自己紹介タイムとなる。毎回何らかのお題がある。naokiさんは、「うーん、お題は何にしようか」と少し悩む。しかし、メールのイベント案内には、次のように書かれていた。

・自己紹介のテーマは「わが人生最初の本(記憶している本)」

 ということで、この自己紹介は興味深いものだった。ここで詳しい内容は省略させてもらうが、『ファーブル昆虫記』『ズッコケ3人組』『海底二万哩』『グリム童話集』などなど、その都度、おおおっと声が上がったりする。

 まだまだ、幼かったnaokiさんは、夢中になって本を読んでいたのだろう。なんだか、それぞれの本を読む姿が思い浮かぶような自己紹介だった。

 火をつけている鍋は、いい感じになってきた。手羽の入った鳥鍋なのだ。自己紹介が終わった頃に、まずは、この鍋を食べ、身も心もあたたかくする。



.【5】 A面・最初の本の紹介


 19時50分、さっそく最初の本の紹介がスタートする。naokiさんの「誕生日の一番近い人は?」という問いかけに、くりさんが手を挙げる。彼女は、翌日がお誕生日なのだ。一日早いけれど、おめでとうございます。


★ くりさん (2回目) 茨城 会社員
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=13795929
『Another』 綾辻行人 角川書店

今年の目標など「健康に気をつける」
アピール!「本格ミステリーは面白いです!」


★ いまむら (17回目) 米沢
http://mixi.jp/show_profile.pl?id=764979
『阿弥陀堂だより』 南木佳士 文春文庫


★ TAKEさん (初参加) 新宿区 音楽制作及び通販卸
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=11196258
『その日のまえに』 重松清 文藝春秋

今年の目標など「早いところ電子書籍に移行したい」
アピール!「毎年100冊以上は本読んでます」


★ naokiさん (17回目) 東京
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=404841
『ウォーターメソッドマン』 ジョン アーヴィング 新潮文庫

今年の目標など「1ヶ月10冊・年間100冊」


★ いくさん (2回目) 東京都 臨床開発
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=1479539
『研修医純情物語―先生と呼ばないで』 川渕圭一

今年の目標など「英語…」


★ TAK@ドカティスタさん (4回目) 千葉市 メーカーの営業
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=9974714
『J2白書』(2009,2010) GOAL J2ライター班 東邦出版

今年の目標など「ギブソンのギターを買う」
アピール!「サッカーは知的遊戯です!!」


★ JACKさん (8回目) 神奈川県 SE
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=24303734
『チーム』 堂場瞬一 実業之日本社文庫

今年の目標など「積んだ本をへらす。現在140冊!」
アピール!「またお会いしましょう」


★ tomokoさん (7回目) 東京 事務
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=23155243
『文藝春秋 三月特別号』


★ ギリさん (初参加) 神奈川県横浜市 食品・人事
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=2763592
『ジーザス・サン』 デニス・ジョンソン 柴田元幸訳 白水社

今年の目標など「ゴルフ上達!」
アピール!「お酒が好きです。ビール・日本酒・ワイン・焼酎・泡盛・ウヰスキー・ラム・ジン」


★ KenKenさん (初参加) 茨城県 設計業務
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=27876616
『技術屋たちの熱き闘い』 永井隆 日経ビジネス人文庫

今年の目標など「仕事でハードに英語を使えるようにする」
アピール!「今日は皆さんありがとうございました」


★ そうさん (初参加) 神奈川県大和市 飛行機メーカー勤務
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=1296337
『デルフィニア戦記』 茅田砂胡 中公文庫

今年の目標など「人力飛行機の世界記録にチャレンジします!」
アピール!「お気軽にマイミク申請おねがいします」


★ Penguin-blueさん (7回目) 東京 旅行会社
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=5121025
『妻たちの二・二六事件』 沢地久枝 中公文庫

今年の目標など「私生活のさらなる充実ですが、すでに仕事にふりまわされ」
アピール!「それでも異国、異文化はよいです。そして自分の国も」



 A面の本が終わったのが、20時30分頃。L字型の座席でやりにくいかな、という心配は最初あったけど、そんなことはなく、スムーズにワクワクと進んで行った。

 なるほどな、と唸ってしまったのは、Penguin-blueさん紹介の『妻たちの二・二六事件』だろう。そうなのだ、この日は2月26日だった。また、今回はニューフェースの人達の紹介がフレッシュであり、斎藤佑樹などの今年のプロ野球新人投手のようでもあった。



.【6】 さつまいもカリ登場


 A面の紹介の終わったところで、タイミングよく「山盛りさつまいもカリ」が登場する。名前の通り、細切りのさつまいもを油で揚げたものである。カリカリと食べられ、止まらなくなる。話もどんどん弾んでくる食べ物なのだ。
 ちなみにブックトークオフには、ちゃんとカメラマンがいる。今回はJACKさんなのだが、一眼レフのカメラで、本だけでなく料理の写真を撮る。さつまいもカリを、いかに美味しそうに写真に撮るか。それぞれのカメラマンの人となりが出ているような気もする。

 その他の料理は、「お肉の刺身三種盛り合わせ」(サーモンやウニなど)、これも定番と言える「自家製テリーヌ」に「ればテキ」、そして
「朝絞めやきとん串」など。

 飲み物は、飲み放題なので、それぞれが、自分の好きなものをジャンジャンと注文していく。



.【7】 B面の本の紹介


 20時40分、B面の本の紹介がスタートする。順番はそうさんから。A面で最初に紹介してくれた、くりさんの指名である。


☆ そうさん
『CIVIL AIRCRAFT』

☆ Penguin-blueさん
『天平冥所図会』 山之口洋 文春文庫

☆ くりさん
『トリツカレ男』 いしいしんじ 新潮文庫

☆ いまむら
『食堂かたつむり』 小川糸 ポプラ文庫

☆ TAKEさん
『私の嫌いな10の言葉』 中島義道 新潮文庫

☆ naokiさん
『ドリアン・グレイの肖像』 オスカー・ワイルド 光文社古典新訳文庫

☆ いくさん
『あの頃の誰か』 東野圭吾 光文社文庫

☆ TAK@ドカティスタさん
『イビチャ・オシムのサッカー世界を読み解く』 西部謙司 双葉社

☆ JACKさん
『行かずに死ねるか!』 石田ゆうすけ 幻冬舎文庫

☆ tomokoさん
『走ることについて語るときに僕の語ること』 村上春樹 文春文庫

☆ ギリさん
『イン・ザ・ペニー・アーケード』 スティーヴン・ミルハウザー 柴田元幸訳 白水Uブックス

☆ KenKenさん
『「交渉上手」は生き上手』 久保利英明 講談社プラスアルファ新書



 ブックトークオフでは、紹介の順序と逆方向に、紹介された本を回すことにしている。その本を実際に手に取り、その活字に触れるのは、話を聞くのとはまた違ったものがある。一番の注目は、そうさん紹介の『CIVIL AIRCRAFT』だったように思う。これは、海外のものなのだが、飛行機の図鑑のような本である。ついつい、時間を忘れて見入ってしまうのであった。

 21時20分頃、B面の本の紹介が終了した。



.【8】 ニューフェイス・インタビュー


 今回は、数人にメールでのインタビューを行った。

 オフ会の中では、ほんとうに面白い話が行われる。レポートの中で、そうした話、ひとりひとりを表現できれば、と思ったりもするのだけど、なかなか難しい。こんな感じのインタビューも、行っていきたいと考えている。



◆ TAKEさん

【Q1.どうやってブックトークオフを知りましたか? 】

ネットで読書サークルを探していたことろ、辿り着きました。
他のサークルは、どちらかというとビジネス寄りの印象を受けたのですが、ブックトークオフは自分が探している雰囲気に合致したように思い参加しました。

【Q2.特に好きな作家・ジャンルなどは?】

作家・・・・・・重松清、中島義道、馳星周、森達也、リリーフランキー
ジャンル・・・文学、ドキュメンタリー

【Q3.このオフ会で紹介された本で気になった1冊は? 】

チーム

【Q4.このオフ会で美味しかった料理などは?】

やきとり、サツマイモフライ?

【Q5.オフ会参加の感想 】

オフ会と呼ばれるものは初参加だったので、多少緊張しましたが、読書という”一人遊び”をみんなで共有できる空間はとても貴重に思えました。
又、偏りがちな読書傾向に、いろいろな方向性を示していただけたことも有難かったです。



◆ そうさん

【Q1.どうやってブックトークオフを知りましたか? 】

いまむらさんをtwitterで偶然フォローしており、そのつぶやきを偶然見かけたのがきっかけです。
「ブックトークオフ・・・?おもしろそうな集まりがあるな」と。

【Q2.特に好きな作家・ジャンルなどは?】

好きな作家は、司馬遼太郎、池波正太郎、米澤穂信、伊坂幸太郎、森見登美彦、有川浩 etc
小説であればジャンルはあまり問いません。最近は年甲斐も無くファンタジー・伝記物にはまっています。

【Q3.このオフ会で紹介された本で気になった1冊は? 】

たくさんありすぎて困っているところなのですが、TAKEさんからご紹介いただいた
「その日のまえに」重松 清
が特に気になっています。

【Q4.このオフ会で美味しかった料理などは?】

サツマイモのスティック。あれはお酒が進みますね・・・

【Q5.オフ会参加の感想 】

とても楽しかったです。膠着状態にあった自分の読書範囲を打破するのにはピッタリ。
これからもぜひ参加していきたいです。



◆ ギリさん

【Q1.どうやってブックトークオフを知りましたか? 】

朗読会を探していて、まず朗読オフにたどり着きました。

【Q2.特に好きな作家・ジャンルなどは?】

純文学(?)系です。力のある物語が読みたいと常々。なんとなく、薄暗い感じのする小説が好きかもしれません。計算されたハッピーエンドは少し物足りないです。
最近は海外文学が多く、新潮クレストブックスなど読み漁っていました。
日本の今の作家なら、村上春樹、川上弘美、吉田篤弘などなど。

【Q3.このオフ会で紹介された本で気になった1冊は? 】

ジョン・アーヴィングの…うぅ、タイトル失念です。これからもっと読んでみたい作家。

【Q4.このオフ会で美味しかった料理などは?】

レバ刺(内臓好きです)、雑炊(卵が美味しかった気がしますが雰囲気のせいかも)

【Q5.オフ会参加の感想 】

良い本は良い、と肌で感じるのですがうまく伝えられなくて、もどかしい!
でもとても楽しかったので、またぜひ参加したいです。次回朗読オフも楽しみにしています。



.【9】 今回のnaoki賞


 naoki賞というのは、ブックトークオフ管理人であるnaokiさんが決定する、このオフ会のMVPみたいなものである。Jリーグのチェアマン杯のように何かカップとか、クルマとかが贈られるわけではない。ただ、このレポートの中で、華々しく表彰されます。読んでいる皆さん、ぜひ拍手を!!


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いくさん

 本の現物を忘れたけど、熱く紹介をしてくれました。
 その様子に敬意を表して。

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.【10】 「ブックトークオフ」と「ブックトークオフ・ライト」との関係


 オフ会の中の会話で、「ブックトークオフとライトとはどう違うんですか?」という質問があった。ブックトークオフというのは、月に1回開催されているのだが、そのとは別に、「ブックトークオフ・ライト」というオフ会をたまに行っている。

 基本的には違いはない。本の話をする、本を紹介する。それから、美味しい料理を食べ、美味しいお酒を飲み、楽しい時間を過ごしましょう、というオフ会だ。

 基本的に違いはないけれど、ちょっとした違いはある。それは次の2点だ。
(1)本は1冊を紹介(これまで紹介された本でも、何でも可)
(2)人数は6人くらいまで

 本の話をするのはもちろんなのだが、どんどん脱線した話も楽しい。脱線することなく、その本について、よりじっくりと語り合うこともできる。「自己紹介・A面の紹介・B面の紹介」というものをそれなりの人数で行った場合、それ以外の話というのができなくなるのである。

 少人数には2つの意味がある。1テーブルであれば、1つの話になる。大人数の場合は、それなりに気合いを入れて発言することも必要かもしれないが、このくらいの人数の場合は、ぼそぼそと、本当に気楽に話をすることができる。
 また、お店に入ることを考えても、予約することなしに、さっといろいろな店に入ることができる。特に、北千住で行う場合、どこもお店はいっぱいなので、10人くらいで電話をして入れる店というのは、あまり無い。これが4〜6人の1テーブルの場合、どの店も1つくらいは空いているのだ。

 ちなみに、ブックトークオフ・ライトの第1回は秋田料理、第2回は宮崎料理の店へと入った。両方とも、とてもいいお店だった。

 この2つの違いについて、両方に参加したことのがる2人が、まったく違う面白いことを言っていた。

 Penguin-blueさんは、ライトの方だと、本の紹介のときにどんどん脇から話ができて楽しかった、と言っていた。今回のようなブックトークオフ本会(本戦?)の場合、1人当たり数分で次に移る必要もあるので、そんなに脇道にそれることができなかったりする。

 ライトに一度参加してからこの本会に参加してくれた、そうさんは、正反対な感想を言っていた。「ライトとは違います。面白かったです」と。これは、明確なフォーマットの元で本の紹介を行う、人数の多い中で行う、という緊張感のようなものかもしれない。2冊の本(A面とB面)を選択すること自体が大きく悩むことでもあるし、それを発表するという行為も、力のいることだ。それを聞くこと自体が、重いものだったりもするだろう。

 良い悪いとか、どちらが優れているかというものでは無いのだろう。ちょっと違うアプローチの仕方というものだ。



.【11】 本を紹介する面白さと、本を紹介される面白さ


 ブックトークオフという存在が、その人にとって面白い存在になるかどうか、それは2つの面白さを楽しめるかどうかになるだろう。

(1)本を紹介する面白さ
(2)本を紹介される面白さ

 自分の好きな本を紹介するということは、そんなにあることではない。どのくらい好きかという想いを、人に説明するのは、ある意味で自分自身を深く語ることだったりもする。本を選択し、その本について、考える。そのこと自体が、すでに面白い時間なのだと思う。

 自分の読んでいる傾向の人と話をするのは、それはそれで楽しい。しかし、もう少しその範囲を広げたいと考えている人も多いだろう。実際に顔を合わせて、本の紹介を受けると、ついつい読みたくなってしまうのだ。深く読んでいる人は、その想いを伝えるのが上手い。それは技術的に話が上手いというよりも、なんだか伝わるのである。気持ちで押し切ってしまうようなものがある。

 ブックトークオフで紹介された本を読む。そして、広がった読書の中で、新たな本を紹介する。そんな風にして、両者がうまく絡み合って、より面白いものとなっていくのではないだろうか。

 今回で17回となるブックトークオフ。当然のことながら、毎回メンバーは違う。出てくる本の話は、違うものなのだ。毎回違った面白さがある。ブックトークオフが楽しい、有意義な場所であるかどうか、実は、参加者自体にも掛かっているのかもしれない。


 とまあ、いささか面倒なことを書いた。こんな話は忘れてしまってくれ。

「好きな本と、美味しい料理で、たのしく酒を飲む」ということが、本質だ。


 初参加の人、これから参加してみたいなと考えている人にも、ぜひ、これまでのオフ会レポートを読んで欲しい。実に、いろいろな本が熱く紹介されている。そして、2回以上参加して欲しい。2回以上の参加者は、30人ほどいるのだが、もうすっかり我が家という表情になっている。この会はスタートして1年半くらいなのだが、たぶん、1年ぶりくらいで会った人とでも、普通に昨日のように本の話をしているんじゃないかと思う。



.【12】 鳥鍋のおじや


 白いご飯に生卵が登場する。最後に、鍋でおじやをつくるのである。鳥の出汁が利いているのだろう。とてもとても美味しいおじやだった。僕のいるテーブルでは、イクメンであるnaokiさんが、丁寧に玉子を入れ、おじやをつくってくれた。

 その後も、ゆるゆるとした語らいの時間があり、温かなお茶を飲み、22時過ぎくらいに解散となった。

 土曜日の神田の夜は、静かだ。それぞれが、違う方向へと分かれる。名残惜しくはあるけれど、まだまだ話し足りない気持ちもあるけれど……。









◇ 管理人+名札作成担当+受付・総括責任者:naoki
◇ 副管理人+店予約担当+レポート担当:いまむら
◇ カメラ記録担当+本のリスト作成:JACK

(注意)
・本のリスト作成は、いまむらによるものです。違っている部分などあれば連絡をお願いします。
・このレポートの文責はいまむらにあります。事実と違うことも書いているかもしれませんが、あまり怒らないでください。

コメント(5)

写真の追加 その1

カメラマンはJACKさんです。
写真の追加 その2

カメラマンはJACKさんです。
こちらの写真は、いまむら撮影です。
いまむらさん、長編のレポート、お疲れ様でした。

今回のオフ会もとても楽しい時間を過ごさせていただきました。
初めてお会いする方も、数カ月ぶりにお会いする方もいらっしゃいますが、
みなさんすぐに打ち解けていたように見えました。

そうさんの紹介してくださった 『CIVIL AIRCRAFT』 はインパクトがありました。

このお店は料理がどれも美味しいですが、特筆すべきは「さつまいもカリ」!
あの美味しさは病み付きです。
あれだけでもお酒がすすみます。
お代わりって出来ないのでしょうか(笑)。

またみなさんと楽しく飲みたいです。
JACKさん

「まるし」のオフ会についてですが、たまには、ちょっと贅沢オフというのもやりたいものだと、密かに考えています。
いつもいつも、4000円飲み放題なので(まじめにこの値段で飲み放題コースって、あまり無いはずです)、4500円とか、5000円とか。

また、少人数のときには、アラカルトでも楽しいと思います。
そのときは、いくらでも「さつまいもカリ」を食べられるし。

あと、1、2軒、ホームとなるようなお店があれば楽しいな、とも思っているのでした。
ぶらりと一人でお店に入ると、そこに知り合いがいて飲んでいる、というテレビドラマみたいな状態になれば、と(笑)。

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