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SONGSコミュの第115回 井上陽水 第四夜

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るんるん新しいラプソディー

 語り:Y薬師丸ひろ子さん>「SONGS」最終日の今夜は陽水さんの音楽と
 その人柄の魅力を人生を共に過ごした男たちが語ります。

 (映画:「今度は愛妻家」の一シーン)
 一人暮らしというのは、すばらしいね、
 好きなもん食っても文句を言われねぇし、ドアを開けっぱなしでうんこ
 だってできる。
 じゃ、もう一人で暮らせるね。
 
 Y>豊川悦司さんと私、薬師丸ひろ子が夫婦役で出演する映画
 「今度は愛妻家」 主題歌を書いてくれたのが陽水さんです。
 私にとって、陽水さんは、楽曲を書いてもらったこともある尊敬するアー
 ティスト。豊川さんにとっては、陽水さんはあこがれ。
 中学生のとき初めてギターを弾いたのが陽水さんの歌でした。以来、その
 ミステリアスなムードにずっとひかれてきました。

 豊川さん>拓郎さんてすごくカリスマとして明確だった感じがあるんです
 よ。陽水さんって、すごく・・言い方失礼かもしれないけど・・ 
 闇というかアンダーグラウンドのような感じがして、この人がサングラ
 スをとった時には、どういう顔が現れるんだろうと、まったく想像がつか
 なかったというか。パッと現れては人の心をつかんで、スッと去っていく。
 そういう旅人のような・・それも魔の旅人じゃないけど、闇の旅人ってい
 うのかな、そういうイメージがすごくありましたね。

るんるん嘘つきダイヤモンド

 Y>作家、五木寛之さん。70年代に、同じ福岡出身の若き陽水さんにいち
 早く注目。この対談をきっかけに、陽水さんとの交流が始まりました。

 五木さん>風貌とかしゃべり方とかいろんな事がね、これまで僕が考える
 九州男児とは全然違うんですよ。イメージが。ある種、中性的な人柄を感
 じるとところがあって、こいつは何だろう。

 Y>五木さんは早速、陽水さんを仲間の作家たちに引き合わせます。
 才気あふれる男たちとの酒場でのつき合いが、30代の陽水さんを変えて
 いきました。

 五木さん>日常で彼に会っても非日常のような人物ですね。彼は全然しゃ
 べらない人ですよね。まぁみんなしゃべらないんですけど、特に・・
 やぼになるようなところまでは行かないですね。抑制が利いて気持ちが
 いいですよね。

 Y>作家、伊集院静さん。当時、酒場でマージャンで陽水さんと男同士の
 つき合いが始まりました。

 伊集院さん>ある時、なんかでね「陽水さん、手 大きいね」って言ったら
 あの人が珍しく「手は自信あるのよ」って言うんだよ。
 比べたの。やっぱりね、一回り大きいんだね。それは驚いたね。あれで
 ギターを弾いてというのは、ちょっとね。繊細な音楽の部分と表現とあの
 手というのがアンバランスがすごくいいんだね。

 Y>80年代、夜の酒場に通い続けた30代の陽水さんは、怪しくも美しい
 ラブソングをたくさんヒットさせてきました。
 そして、1990年、40代になった陽水さんは転機となる歌を作ります。

 (映画:「少年時代」 ラストシーン)
 タケシ>じいちゃん おれ行ってくっから。
  〜汽車を追いかけて並走するタケシ・窓をあける進二
 (BGM 少年時代)
 大原君!
 大原君!
 進二!

 Y>友情というきずなを結んだ少年たちの別れ。
 ラストシーンに流れたこの歌は多くの人の心を打ちました。
 
 五木さん>これはね、非常におもしろいんですけど、いわゆる陽水さんの
 やっているような時代の音楽とちょっと違う。ノスタルジックな日本のメロ
 ディーが中に含まれてるんですね。
 ですから、井上陽水っていうミュージシャンを好きな世代を超えて、おじい
 ちゃんとかおばあちゃんとか非常に幅広い国民的な支持というか、そういう
 ものを集めた作品だと思います。
 ですから「少年時代」で一皮むけたという感じがするんです。
 つまり、良き通俗というものをバカにしない。良き通俗、良き大衆性という
 か良きポピュラリティをバカにしないというところが、僕は陽水さんの非常
 に大きな利点だと思います。

 Y>私たちの記憶の中にある美しい日本の風景。普遍的なテーマを歌ったこの
 歌はあらゆる世代の人々の共感を得ました。
 陽水さんの代表曲です。

るんるん少年時代

 Y>作家、沢木耕太郎さん。
 同世代の表現者として友として、陽水さんとは30年以上、お互いを刺激し
 あってきました。酒場での陽水さんのある一言が印象的でした。
 
 沢木さん>その時に 僕はものすごく意外だったのは、「沢木さん、ぼくは
 作詞家だよ。作詞のほうが得意なんだ」って、割とまじめに言ったんです。
 だけど、僕の中で井上陽水さんというのはやっぱりメロディーメーカ−なわ
 けですよね。もちろん彼の詞は独特で、詩人として一級であることは間違い  ないけれど、でも、どっかでやっぱり美しいメロディーを作る人だという
 感じが僕には強いんですよね。

 陽水さん>早くできるのは、あれですよ。メロディーが早くできます。
 メロディーというのは言葉より抽象的ですから。言葉は割合具体なんで
 すよね。もちろん言葉も並びで相当抽象的になりますけど。だから、言葉の
 ほうが大変。僕のとってはね。それだけ厳しい目があるのかな。
 メロディーは、「ひどいね、この前のあの曲のあのメロディー」って言われ
 たことないんで。

 Y>そんな陽水さんに沢木さんが楽曲を依頼しました。
 映像化する「深夜特急」にためのテーマ曲を書いてほしい。
 陽水さんが書き上げたのは「積み荷のない船」
 歌詞につづられた言葉は沢木さんの心に響きました。

 沢木さん>あの曲を聴くとなんかこう、恋歌とは違う胸の締めつけられ方を
 して。どこかほんとうに遠いところに行って、ほんとうに胸が痛くなるよう
 な場所で旅をしているような時の感じが、よみがえってくる感じがして。

 Y>「SONGS 井上陽水」
  最後にお送りするのは、旅する友へ陽水さんが送った歌です。

るんるん積み荷のない船

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