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「英語で悩むあなたのために」コミュの★質疑のためのトピック★

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やっぱりこれは必要ですよね。

ガイドラインを定めておきます。

(質問の投稿に際して)

1、基本的に英語学習者のためのコミュですので、自らの努力なしでの「宿題丸投げ」の類はご遠慮ください。
2、質問に対してはどなたが回答なさっても結構です。
3、質問される方は、回答しやすいように補足情報を適宜添えてください。(「単語の覚え方」など漠然としすぎている質問は、その方の学年や現在の習熟度によっても適切な回答が変わってきます。)
4、質問に対して回答があった際には、必ず一言レスをつけるようにしましょう。
5、質疑がログの中で交錯する可能性もあります。回答やレスを投稿する際は、どのメッセージへの回答、レスなのかが分かりやすいよう「>(レス先メッセージ番号など)」を冒頭に書くようにお願いします。

円滑な運営にご協力をお願い申し上げます。

コメント(167)

らうんど先生

ほんとうに丁寧な回答ありがとうございました ! !
「the money in England」 これ全体で主語だったんだ…
本当にスッキリと理解できました。

「The money」が主語なんだと何も疑わずに思い込んでいました。
たしかに「イングランドのお金」と考えれば……

このコミュに参加する事が出来て本当にラッキーです。
がんばって英語の勉強をがんばります。

らうんど先生、これからもどうかよろしくお願いいたしますm(_ _)m
らうんどさん

(音節の件、こちらに移動しました)

サイトの解説「025.(2)音節」と、ビデオ「03-Syllable(音節)」で勉強させていただいたのですが、質問があります。

サイト内に

> 「音節」とは音声学的に定義すると「音の連続の中で、際立った音を中心にした『聞こえ(audibility)』の単位」のこととなるが、簡単に言えば「母音を中心にその前後に子音がくっついて」1つの単位となる

とあったので、私は音節というのは音の話なのだと思っていました。
同じくサイト内で、

> beautiful は、 [ bjúː-ti-fəl ] という3音節であり…

と、beautiful という単語の音(発音表記)を3つに分けているので、ここまでは納得できます。

しかし、ビデオ内では、

> moth-er
> lim-it
> hab-it
> hon-est
> wom-an

と、綴りの方を区切っており、この画面では、発音表記は区切っていません。
音の話であれば、綴りではなく、発音表記の方を区切らなければいけないのではないかという疑問が浮かびました。

それ以降の画面では、発音表記も区切ってあるのですが、綴りも区切られています。

そこで質問なのですが、
【音節というのは、音の区切りなのでしょうか、それとも綴りの区切りなのでしょうか。】

特に、adjourn の解説ではこの点の疑問が強くなりました。
もし、音の区切りなのであれば、綴りは関係ないので、ad-journ なのか a-djourn なのかという話にはなりえず、「adjourn は / ə.dʒəːrn/ と区切る」で終わりのはずです。つまり、綴りを区切る必要はないと思うのです。

しかし、ビデオ内では「adjourn は / ə.dʒəːrn/ という2音節ですが、音節の区切りとしてのハイフンは d の後に付ける(ad-journ)」ということを仰っています。

音節というのが、音の話か綴りの話か混乱してきてしまいました…^^;
ご教授いただければと思います。



>>[129]

>【音節というのは、音の区切りなのでしょうか、それとも綴りの区切りなのでしょうか。】

 第一義となるのは「聞こえの単位」ですから音の「節目」のことであり、それをどのようにつづりの切れ目に表すかという表記法の約束を含む、というのが私の理解です。 「聞こえの単位」をスペルにどう反映させるかということですね。

adjourn(ad-journ)についていえば、通常のルールに従って音の表記を見ると /a-dʒɚ́ːn/ ですから第1音節には子音が含まれません。でも、それを「a-djourn」の位置で区切ることはせず、接頭辞の意味がそこなわれないように ad-journ で切るというのが「書くときの約束」なわけです。

1、音的側面だけでものを言えば、非常にゆっくり読んだとき、それぞれの音節にどこからどこまでの音素が含まれるかという聞こえの単位

2、ハイフォネーションという表記上の約束としてつづりの切れ目をどこに設けるかという約束事

 音節の実体はあくまでも1だと思いますが、スペルとして表記しようとするとき迷う場合を adjourn の例を通じて説明してあるわけです。

 スペルはそれを見ながら音声化しようとするとき、1の単位で素直に読めるようにハイフンの位置を決めるわけです。ここで切って表記すれば、自然と適切な音節の発音になるという位置ですね。それが adjourn のような例では、音だけに従って a- で切りたくもなるけど、/a-dʒɚ́ːn/ と読みつつ /a-/ で ad- までのスペルを当てるというのが「この場合の決まりごと」として「接頭辞を分解しない」ということを知らないと失敗しやすいですよ、という例で出しています。

 音節の話は「音の話」なのですが、ハイフォネーションという「表記」についての約束事と直接関係しており、「advertise(ad-ver-tise)」なら「ad-」のスペルに /ǽd-/ と/d/音まで伴っているのが、ad-journ では「文字 d」を前後どちらの音節につけて書けばいいかで迷いやすいからですね。

 過去によくあった質問では、lim-it, moth-er の第2音節が耳で聞く限り子音で始まっているというものがよくありました。まるで lim-mit, moth-ther のように。
 実際のスペルは limit, mother ですから「子音文字」をどちらの音節に含めて書くかが「音としての単位」に従うのですが、音節というのが「音のはっきりした切れ目」のように誤解されがちです。 an apple は語として読めば apple は子音ではじまりません。しかしフレーズとして読めば、ゆっくり読んでも an-napple となってしまうのと同様、単語内部の音節も、直前の音節の末尾子音が、次の音節の「発音開始の口の構え」となるため、「単語の中で音の連結が発生」するような読み方になるわけです。あえてカタカナで書くと、lim-itは「リム・イット」ではなく「リム・ミット」lim-(m)it みたいになるわけですね。

 母国語の発音習慣にしばられていると「li-mit」と第1音節に子音を含めず読みがちですよね?それが日本語にとっては自然なリズムを作っているわけですが、逆に英語話者には、その習慣で英単語を読まれると「日本語なまり」を感じるわけです。それは英語話者が英語の音節習慣で日本語を発音する限り、「どうも日本人の日本語じゃない」という印象を与えるのと同じで、その例として「こんにちは」が kon-nit-chee-wah」という音節で発音されやすいということを上げています。

 音節はあくまでも「音の問題」です。
 しかし表記という文字の問題としては決まりごとに従って知識も必要、という順序でしょうか。
 通常、音節について「単語のスペル」の表記で「どこにハイフンを入れるべきか」を示すことはしても、「発音表記」に音節の区切りを示すことはしません。

 私の解説ではそういう習慣にあえてしたがわず、便宜的に音声表記の中でも音節の節を示していますが、通常それをしないのは、ある種の誤解を招きやすいからでしょう。

adjourn (ad-journ)の実際の発音では、第1音節 ad-で「/d/を発音しはじめる構え」まで取り、第2音節はその舌先が上歯茎に接触した状態から発音が開始されます。ですから、/a-dʒɚ́ːn/ と書いてしまうと、第1音節で舌先をどこにも触れさせず音を終えてしまい、第2音節に入ってからはじめて舌先を動かすという誤解を生みます。だから通常は発音表記の中にハイフンなどをつけないのでしょう。「音節は音のまとまり」の単位ではありますが、「音を切って読む」ことを意味しませんからね。このあたりちょっとわかりにくいと思います。
>>[130]

> 1、音的側面だけでものを言えば、非常にゆっくり読んだとき、それぞれの音節にどこからどこまでの音素が含まれるかという聞こえの単位

> 2、ハイフォネーションという表記上の約束としてつづりの切れ目をどこに設けるかという約束事


分綴(2)は、聞こえの単位(1)を参考にするとは思うのですが、聞こえの単位(1)と分綴(2)は同時に考えることができるものなのでしょうか。

私は、1はあくまで音の問題であり、2は、行末処理の問題、つまり、改行した場合に正確な発音が示せるかどうかという問題であり、別々に考えるものだと思っていたのです。

日本語でも、音声学的な音節の問題(1)と、書くときの規則(2)は別物だと思います。≪お姉さん≫という語のと≪丁寧≫という語には、1の考え方ではどちらも /ネー/ という音が含まれています。しかし、書く際(2)には、前者は「ねえ」と書き、後者は「ねい」と書くという決まりがあります。

文字上で「ねえ」と「ねい」のように区別されるからといって、発音上、≪お姉さん≫の≪姉≫より、≪丁寧≫の≪寧≫のほうが若干 [イ] に近く発音されるなどといったことはありません。

> adjourn (ad-journ)の実際の発音では、第1音節 ad-で「/d/を発音しはじめる構え」まで取り、第2音節はその舌先が上歯茎に接触した状態から発音が開始されます。

という説明では「実際の発音では、第1音節」としておきながら、音(/ə/)ではなく、綴り(ad-)をあげているので、1と2を同時に考えているのだと思いますが、これは可能なのでしょうか。
「「/d/を発音しはじめる構え」まで取り」というのは、ad という綴りに引かれているだけではなく、実際の発音がそのようになっているのですか?

AJAR という語は辞書の見出しでは a-jar と区切ってあります。発音表記を音節で分けると、/ə. dʒɑɚː/ となると思います。
/ə. dʒɚːn/ の第一音節 /ə/ と、/ə. dʒɑɚː/ の第一音節 /ə/ は異なる音なのでしょうか?

参考までに私の認識は以下の通りです。

「音の話では、ADJOURNを音節で区切ると /ə. dʒɚːn/ で、AJAR を音節で
区切ると /ə. dʒɑɚː/。/ ə / の部分はどちらも同じ音」
「分綴の観点から、ADJOURN を区切ると ad-journ となり、 AJAR を区切ると a-jar となる。行末では、このハイフンの位置で区切ることができる」
>>[131]

別トピックの方で、ENGLISH という語の音節の区切りについて伺った際に、習慣的に Eng-lish と発音していらっしゃるとのご回答がありましたが、綴りの区切り(分綴)ではなく、発音上はどのように発音されていますか?発音表記でお答えいただければと思います。

このあたりの音節の区切り方が分からないのです。
>>[133]

 「どう読むか」と「どう書くか」は、同じ問題を別の角度から論じたものだと思っています。順序から言えば「音声があって、それを文字にした」ということになりますから、どう書くかを別にしてもどう読むかだけを論じることはできますが、どう読むかを抜きにしてどう書くかは論じられません。

 また学習者にとって正しいスペルを覚えるという実利的な観点から、この2つを一括して「音節」の概念に含めることはメリットのあることだと思います。

 adjournを発音記号で表記すれば/ə. dʒɑɚː/としかできないわけなんですが、ajar を表記した/ə. dʒɑːr/とを比較してみると、私はわずかに現実の発音に差があると思っています。

 ad-journ では、第1音節の発音終了時点ですでに舌先が上歯茎に接触しており、その位置から -journ の発音を開始するのに対して、a-jarの a- では舌はまだ動いておらず、第2音節の -jar の発音開始で上歯茎に向けて動き出すというふうに(私は)発音しています。
 ad-journ /ə(d).dʒɚːn/
 a-jar /ə.dʒɑːr/

 この両者を同様に /ə.第2音節/としてもなんら構わないものだとは思いますが、adjourn をナチュラルスピードで発音したときの
/ədʒɚːn/ は、第1音節に本来ある/d/が音声学的脱落を起こしたものだと思います。「脱落」といっても「消えてなくなる」のではなく、同じ破裂音が2つ並ぶとき、前の音が「閉鎖」で終わり、あとの音はその閉鎖状態からの「破裂」で始まるということです。

suggest という単語は sub-のバリエーションである sug- + gest ですが、/səg.dʒést/ と sə.dʒést の発音があり、sug- の g が音として脱落した /sə.dʒést/ も実際には /sə(g)dʒést/ ないし /sə(d).dʒést/ のように読まれていると思うのです。第1音節発音終了時点で舌がどのように構えられているかが、要するに「第2音節の発音開始がしやすい位置」であり、そういう位置まで舌を事前に動かしておくことと、第1音節相当の文字表記とは関連があると思います。

 あるは関連付けて発音することが正しいスペルと文綴の効果的記憶につながるでしょう。

 Englishを私がどう発音しているか、ですが表記すれば
/ˈɪŋg-liʃ/
 となると思います。そういう意識でいます。

 あと「おねえさん」と「ていねい」ですが、私は区別して発音していますよ。
おねえさん:o.neː.saɲ
ていねい:teɪ.neɪ
 という感じになるのでしょうか。「おねーさん」は長母音で読んでおり、「てい・ねい」は二重母音で読む習慣を持っていると思います。音の長さとして表現すると
「お.ねー.さん」:1.2.1
「てい.ねい」:2.2
 という感じでしょうか。厳密には日本語では「音節」と「モーラ」という別単位が関係してくるそうですが、これについてはまだよく区別がわかっていません。
 ajar という語は、スコットランド方言の「a char (=slightly open)」に由来すると考えられているのだそうで、古くは「on char」と書かれていたのだそうです。つまり「意味的単位」としても a-jar と別れ、第1音節の「a」が単独で意味を成しています。

 一方 adjourn は「ad-(=forward)」が1つの意味を持っており、古いフランス語の "to a (stated) day" を意味の背景にしています。つまり「ad-」に「to」の意味が感じられており、「意味を音声にして口にする」という感覚からは「ad- + journ」なんですね。ストレスが第2音声にあるため、第1音節の /əd/ の /d/ があとに続く /dʒ/ の開始音である第1子音に向けて「脱落(閉鎖までで発音を終える)」しているものだと思います。

 意味的な感覚として a-jar の第1音節では a- だけしかまだ言いたくないのに対して、adjourn では「できることなら ad までちゃんと発音しておきたい」というものが働いていると私は感じています。

 簡略表記ではどちらの第1音節も /ə-/ としか書けませんし、実際、こういう語源由来の接頭辞の意味まで、意識している英語話者がどれだけいるかはわかりません。でも、私がサイトや書籍を通じて一環して持っている方向性としては、「発音にしても、文法にしても、その学習・習得を通じて、英語ネイティブと同様の感覚を自らの遺伝子レベルに刻み込む」ことなので、文章を読むときも、フレーズや単語を読むときも、口から発せられる音とリアルタイムに「感覚的なものがシンクロ」するような訓練の指針を示したいのです。
 その観点からいって、adjourn を ad-journ という語源的意味構成を感じ取りながら、それを(かすかにでも)音声に反映させることは意味があると思います。

こういう音節のこまかい違いは、あとの「連接」とも関係してくるかと思います。つまり

grey train
great rain
great train

 の違いに似ていると思います。

 いずれもナチュラルスピードの簡略表記では /greɪtreɪn/ と書くことができますが、「意味の違い」が

[ greɪ t<h>reɪn ]
[ greɪt<-> reɪn ]
[ greɪt<-> t<h>reɪn ]
<記号>は前の文字の右肩

 といった細かい発音差になって現れているのに似ていると思います。
らうんどさんは「どう読むか」(文字を読む)と「どう書くか」(文字を書く)という問題だと捉えてらっしゃるのですね。

私は「どう言うか」(音声を発する)と、「どう書くか」(文字を書く)という問題だと捉えていたのです。それも、それぞれ別物としてです。

ネットで調べてみると、いくつか参考になりそうなものがあったので、引用しながら私が考えていたものをまとめますと…



音声での節目(私が「音節」だと思っているもの)と、文字での節目(私が「分綴」だと思っているもの)がある。
[c.f. “SYLLABICATION, also syllabification. The division of a word into SYLLABLES: either phonologically, in terms of speech sounds, or orthographically, in terms of letters.” (Encyclopedia)]

文字の節目は、音声の節目をもとにしながらも、それに加え、語源や形態素をよく考慮に入れて区切る。
[c.f. “possibly due to the weak correspondence between sounds and letters in the spelling of modern English, written syllabification in English is based mostly on etymological or morphological instead of phonetic principles.” (Wikipedia)]

(括弧内の大文字で書いたものは、あくまで参考としてもとの単語を示すために綴りで書いたもので、区切りは示していない)

e.g.
音声の節目
(1) /ə. dʒɚːn/ (ADJOURN)
(2) /ə. dʒɑɚː/ (AJAR)
(3) /ɪŋ. glɪʃ/ (ENGLISH)
(4) /sʌp. ɚ/ (SUPPER)
(5) /suː. pɚ/ (SUPER)
(6) /tiː. tʃɚ/ (TEACHER)
文字の節目
(1) ad-journ (ADJOURN) [ad(〜に) + journ(旅)]
(2) a-jar (AJAR) [音声の節目のまま]
(3) Eng-lish (ENGLISH) ← Eng-land (ENGLAND) [Eng(Englaの) + land(土地)]
(4) sup-per (SUPPER) [音声の節目のまま]
(5) su-per (SUPER) [音声の節目のまま]
(6) teach-er (TEACHER) [teach(教える) + er(人)]

上記のように、語源や形態素が影響してくるため、文字の節目(つまり行末においてどこで改行できるか)は、必ずしも音声の節目と一致しない。
言語は音声であるから、音声の節目を考えるときには文字や語源や形態素は一切関係ない(※)が、文字の節目を考えるときには、音声の節目をもとにしたうえで、語源や形態素を考慮して区切りを決める。

※日本語でも同様で、テニスの錦織(にしこり)選手の話をするときに、nisik-ori の nisik の部分が「錦」を表し、ori の部分が「織」を表すことを意識しながら、若干 /nisik. ori/ と区切って発音するということはない。言語に関心のない一般の人であれば、nisik-ori という分け方はそもそもできず、「にしこり」というひとかたまりで捉えているはず。

ただし、英語では表音文字を使っているので、文字が音声を表しているので、文字と音声を関連付けることもできる。
その場合には、音声の節目に、その音を表す文字を振り分けていくのが妥当。

(1) (ADJOURN) /ə. dʒɚːn/ → a-djourn
(2) (AJAR) /ə. dʒɑɚː/ → a-jar
(3) (ENGLISH) /ɪŋ. glɪʃ/ → En-glish
(4) (SUPPER) /sʌp. ɚ/ → supp-er
(5) (SUPER) /suː. pɚ/ → su-per
(6) (TEACHER) /tiː. tʃɚ/ → tea-cher

もし、このようにせず、音声の節目に、語源や形態素を考慮した文字の節目のままふりわけると、音声と文字の対応がうまくいかず問題が起きてしまう。

(1) (ADJOURN) /ə. dʒɚːn/ ad-journ
ad という文字列が /ə/ を表す??
(3) (ENGLISH) /ɪŋ. glɪʃ/ → Eng-lish
lish を /glɪʃ/ と読む??
…などなど。

また、音声と文字を同列に扱うと sup-per が /sʌp. pɚ/ と発音されなければならないということになってしまう。



…ということになるのですが、いかがでしょうか。上記の考えで何か誤りはあるのでしょうか。
方言によって異なるので難しいところですが、共通語では「ていねい」の「ねい」と、「おねえさん」の「ねえ」は同じ音です。
私の辞書にも、「ていねい」は「テーネー」、「おねえさん」は「オネーサン」と書いてあります。
発音記号を使うのであれば、
/teHneH/
/oneHsaN/
です。
日本語に二重母音はないのではないでしょうか。

現代仮名遣いにおける長音表記の決まりによって、「ねい」「ねえ」と、書き分けられているだけだと思います。
「こおり(氷)」、「こうり(小売り)」、「こうりがし(高利貸し)」の音を比べてみると分かるのではないでしょうか。



English の発音についてはおそらく /ˈɪŋg-lɪʃ/ のタイプミスだと思いますが、音節(音の節目)としてこのような分け方は可能なのでしょうか。
英語では音節を /-ŋg/ で終わることはできますか。
>>[136]

> [ greɪ t<h>reɪn ]
> [ greɪt<-> reɪn ]
> [ greɪt<-> t<h>reɪn ]
<記号>は前の文字の右肩

これはどのような発音なのでしょう?
<-> や <h> は、どのように発音するのですか?

これらの語は、区切りが違うので、若干発音が違うらしいですね。an aim と a name も発音が違うと何かで読んだことがあります。

up at eight o'clock と a potato clock なんかも面白いですよね。
>>[138]

今職場からなので詳細なご返事ができませんが、「ていねい」の標準語発音は「ていねい」に加えて「てーねー」とも読まれるとありました。

http://www.japanknowledge.com/contents/hanrei/nikkoku/nikkoku14.html

 ちなみに「丁重に」というとき私は「ていちょー」と発音しています。

「氷」と「高利」は同じ発音。
「通り」は「とおり」と書き「とうり」とは書きませんが、これらは「大和言葉に由来する表記に『お』を、漢語由来には『う』」と使い分けられているようです。要するに訓読みが「お」で音読みが「う」ですね。

 「小売り」は「こ+うる」ですから違う発音ですね。

 日本語の二重母音については色々な説があるようですが、外国人に日本語を教える日本語教育の中では「1音節に2モーラ」を含むケースがあるようなので、これが二重母音『のようなもの」ではないでしょうか。

 続きはまた仕事のあと投稿させていただきます。
>>[140]

辞書に /テイネイ/ という発音も載っているのですね。共通語として認められているということでしょうか。これは知らなかったです。私の辞書は古いのか、/テーネー/ しか載っていません。

> 「氷」と「高利」は同じ発音。
> 「小売り」は「こ+うる」ですから違う発音ですね。

「こおり(氷)」と「こうり(高利)」は /コーリ/ で、「こうり(小売り)」のみ /コウリ/ なわけです。

結局、「小 + 売り」という分解が可能なため良い例ではありませんでしたね。

ただ、adjourn と ajar では、第一音節 /ə/ に後続する子音は共通で、アクセントがないという点でも共通です。
ネイティブの意識の上でも、実際の発音の上でも差はないように思うのですが…。


お待ちしております。
>>[141]

cupboard は cup + board から成りなっているため、本来(もともと)はそれぞれが単独の語として発音されていましたが、第1音節の cup にアクセントがあり、その末尾が無破裂のp (精密表記では、pの異音で右肩にマイナス符号をつけて表記する音)で終わり、そこに有声破裂音である以外はpと同じ調音の /b/ で始まる音節が続くため、前の /p/ が脱落し、/ˈkʌbɔːrd/ となりました。

 「脱落」といっても実は「音が完全に消えてなくなっている」のではなく、「無破裂p」としてそこに「口の構え」としては残っています。語としての発音を/ˈkʌpbɔːrd/と書いてしまうと第1音節末尾で破裂が起きるように見えるため、またそこで破裂音/p/を誰も発音しないため、そうは書きません。

 一方、forehead という語は /ˈfɔr.əd/ がより一般的に用いられている発音ながら、各音節の「意味」を意味にも濃厚に残して /ˈfɔr.ˌhed/ と発音する人もいます。

adjourn, ajar について職場(EnglishCentral)で英語圏との電話対応を担当しているスタッフに「個人的意見を聞かせてくれ」と発音してもらいました。「できるだけ極端にゆっくり。2つに区切って読むくらいのつもりで」と注文をつけて。

 すると ajar は第1音節の発音終了時点で「舌がどこにも触れないまま」の構えであったのに対して、adjournでは、「無破裂」の/d/(精密記号ではdの右肩にマイナス)までが第1音節で、その位置から第2音節の/dʒ/を出すとの意見でした。これは1語としてad-の子音が表記に現れないものの、やはり語構成の意味として a-ではなく、ad-だからこそ adjourn の意味となることを感じているからだそうです。

 want to 2語を発音表記すれば /wɑnt/ + /tuː/ のようになりますが、文中では/wɑn.tuː/と発音されます。これも「できるだけゆっくり」読むほどに1語目の want の末尾にある無破裂 t が明確になってきます。
 /wɑntuː/を精密表記すると [wɑnt(-)t(h)uː]となります。(括弧のマイナスやhは小さな右肩文字)
 
 これは2語ですが、1語の場合も、その語を意味的に構成しているパーツにはもともと個別の音があったからこそ、そういう表記として残っているともいえます。それが1語として一定のスピードで発音されるときに音声学的現象によって前方子音が脱落したり(結果的に聞こえが失われる)わけです。

 なおこれはまだ1名の個人的意見を聞いた結果に過ぎません。たまたま私と意見が一致してはいましたが、もっと多くの意見が必要ですし、英語ネイティブからも意見を聞いてみたいと思っています。

 cupboard (cup-board)は第1音節が短母音でアクセントがあるにも関わらず発音簡略表記は /ˈkʌ.bɚd/ です。では「本質的な音声」として /kʌ/+/bɚd/でしょうか?
 そうではないと思います。cup board とそれぞれ発音されていたのが、1語となり、無破裂 p を有声破裂 b が追いかけたため、第1音節となった1語目の末尾が [ˈkʌp(-).bɚd] と発音され、聞こえのなくなった第1音節末尾の無破裂 p が簡略表記では示されなくなったというのが実際のところでしょう。

 ですからcupboardを「あえて極端にゆっくり読む」と cup-の末尾子音を発音しようとして上下の唇を閉じるところまでの口の構えをつくろうとします。それはとりもなおさず cup の意味を感じているからであり、cupboard という語としてはすでに「pを発音していない」つもりであっても、「切り離したときもともとあった音」という意識があるからです。
adjuornの ad-も「ad-だからこそtowardの意味を持てる」のであって、a-では別の意味の接頭辞になります。
 journと接辞したことで d 音が「語としては脱落」するものの「ゆっくり読めば読むほど cupのpが現れたように ad-の dを『これから発音するぞという構え』が現れる」のだと思っています。
>>[142]

> なおこれはまだ1名の個人的意見を聞いた結果に過ぎません。たまたま私と意見が一致してはいましたが、もっと多くの意見が必要ですし、英語ネイティブからも意見を聞いてみたいと思っています。

その方は何語が母語なのでしょうか?タガログ語話者ですか?

日本語の母語話者でも日本語をどう発音しているかよく分かっていないことがありますので、英語ネイティブであっても、自分の発音を認識できているかは怪しいとは思います。



> cupboard (cup-board)は第1音節が短母音でアクセントがあるにも関わらず発音簡略表記は /ˈkʌ.bɚd/ です。では「本質的な音声」として /kʌ/+/bɚd/でしょうか?

それはありえません。
/ʌ/ は抑止母音ですから、/kʌb. ɚd/ になるはずです。



> 第1音節となった1語目の末尾が [ˈkʌp(-).bɚd] と発音され、聞こえのなくなった第1音節末尾の無破裂 p が簡略表記では示されなくなったというのが実際のところでしょう。

ということは、らうんどさんの仰っているのはこういうことでしょうか。
「hot dog /hɑt dɔːg/ が [hɑt ̚ dɔːg] と発音されるのと同じように、cupboard /kʌbɚd/ は実際には [kʌp ̚ bɚd] と発音される。」

これは違うと思います。
簡素表記で表記されていないのであれば、そもそも音がないということではないでしょうか。
hot dog の場合、[hɑt ̚ dɔːg] と発音されるので /hɑt dɔːg/ と表記しているのでしょう。
確かにcupboard は、もとは [kʌp ̚ bɔɚd] だったのだとは思います。しかし、p が完全に発音されなくなったため、/kʌbɚd/ という簡素表記になっているのではないでしょうか。
[kʌp ̚ bɚd] と発音されることがあるのであれば、hot dog と同じように /kʌpbɚd/ でも良いはずです。
らうんどさんの発音では cupboard と cubberd は同音にはならないのではないでしょうか。
簡略表記というのはただ簡略なだけではなく、ネイティブが区別しているものは区別し、区別していないものは区別していません。
cupboard が /kʌbɚd/ である以上、そこに p を入れる必要はなく、cubberd と発音すれば良いと思います。

> cupboardを「あえて極端にゆっくり読む」と cup-の末尾子音を発音しようとして上下の唇を閉じるところまでの口の構えをつくろうとします。

言語はあくまで音ですので、綴りにつられないよう発音記号で表記しますが、普通の発音をスロー再生したとして、/kʌb/ の末尾子音は b です。b を発音する以前に唇を閉じる口の構えをつくるのは b を発音する準備であって、たとえ /stʌbɚn/ であっても、/b/ を発音する前には同じように唇を閉じます。

[kʌp ̚ bɚd] と発音するのであれば、「カッバード」のように /kʌ/ の後に間があるので、/kʌbɚn/ 「カバーン」とは異なった発音になってしまいませんか。

ADJOURNに関しては[137]の通り、
音の節目 /ə. dʒɚːn/
文字の節目 ad-journ [ad(〜に) + journ(旅)]
となります。

らうんどさんは adjourn を、at Jurn’s house の at Jurn の ように発音されているのでしょうか?

/ə. dʒɚːn/ において /dʒɚːn/ の前に /d/ の構えをしているような気がするのは、/dʒ/ の音の一部だと思います。

この考え方だと、communication の mm の部分なども2つ分発音しなければいけないことになってしまいませんか。つまり、home made の /m m/ の部分と同じ音になってしまうということです。(唇を2回閉じるわけではなく、閉じたまま伸ばすといったような音です)
>>[144]

分かりやすい例として出したものが、かえって混乱を招いたようですね。

http://roundsquaretriangle.web.fc2.com/text/002_5.html#001

この中にもhot dogで/t/が完全脱落する発音もあることに触れていますが、cupboardは複合語となり、その現象がさらに進んでp音の完全脱落した読み方が語として用いられるようになった例です。 hotdogという単語がもし生まれて年月が経過したらことによるとhotの t が完全脱落した単語の読みが生まれるかも知れません。

 なお職場で意見を聞いたのはハーバード卒のフィリピン人できわめて美しい英語を話す人物です。先日まで同じくハーバードのCEO(アメリカ人)がオフィスを訪問していたのですが、すでに帰国してしまい、直接意見が聞けません。
 色々なネイティブの意見を聞くためによく利用している English Forumというサイトがあるので、今夜にでも意見を募ってみますね。(学者、教員、ジャーナリストなど英語の専門家から、学生、一般人など色んな人の意見が聞けて楽しいサイトです)
>>[145]

English Forum ですか。
専門家からも意見が聞けるんですねぇ。なんだか面白そうですね!私も見てみたいです!
Could you tell me its URL please?
>>[146]

 ただいま帰宅しました。
 帰りのバスの中でずっと今回の問題について、あれこれと思いをめぐらしながら声を出さずに色々な例を発音してみたりしました。

 そこで思いついた例があります。次の単語を「できるだけゆっくり」と発音してみてください。不自然なまでにゆっくり、「今第1音節を読み終えた、ここから第2音節の音を出すぞ」という瞬間を感じられるようにです。

incorrect
impossible
irregular
illegal
immoral

いかがですか?最初の2つは特に問題ないでしょう。in-, im- までを文字にある子音も音にすればいいことですからね。

ではあとの2つをどう読みましたか?
ir-というスペルではあっても、iの文字の音のdurationだけを伸ばし r はまったく発音しませんでしたか?
il-についても同様でしょうか?

 私は ir- と/r/の音を出します。il-も/ɪl/と/l/を音声化します。
 つまり、ir-regular、il-legal を非常ーーに遅く発音すると

ɪɪɪɪɪɪɪɪɪɪɪ-régjulɚ ではなく
ɪrrrrrrrrrr-régjulɚ と読みますし、illegal なら

ɪɪɪɪɪɪɪɪɪɪɪ-líːgəl ではなく
ɪllllllllll-ígːəl と読みます。

immoral はどうでしょう?
ɪɪɪɪɪɪɪɪɪɪɪ-mɔ́ːrəl と読んでいますか?それとも
ɪmmmmmmmmmm-mɔ́ːrəl という感じでしょうか?

これらは第1音節の最後の音と第2音節の最初の音が「同一音」です。
通常はそれらを2度に分けて発音するのではなく、完全同化した1つの音として発音しますし、発音記号でもそう表記します。

 その「表記に従って」第1音節の母音だけを伸ばして読むのでしょうか?

 これから English Forum への投稿をしますが、その前にこの問いかけについて考えてみてください。



English Forum は
http://www.englishforums.com/
です。
これまでふとした疑問や、些細なことでも投稿してきました。
わかりきったことと思っていても、なかなかどうして、さすがに英語を母国語とする人ならではの意見が聞けて楽しいです。それに専門家ばかりでなく、「あくまでも生まれてからずっと英語を使ってきただけの素人としての意見」もあり、これは日本人に尋ねれば日本語のことは正しく教えてもらえるとは限らないのと同様、「英語ネイティブがする思い込みや勘違い」も知ることができて、それもまた有用です。
http://www.englishforums.com/English/PronunciationQuestion/bvqghg/post.htm

こちらに投稿してみました。
さてどんな意見が聞けるか、楽しみですね。(思いっきり自分が勘違いしていたと痛感するのかも、、、、)
>>[144]

>> cupboard (cup-board)は第1音節が短母音でアクセントがあるにも関わらず発音簡略表記は /ˈkʌ.bɚd/ です。では「本質的な音声」として /kʌ/+/bɚd/でしょうか?

>それはありえません。
>/ʌ/ は抑止母音ですから、/kʌb. ɚd/ になるはずです。

 意味を無視して「アクセントのある短母音が後ろの子音を吸着する」という傾向性にのみしばられているとそう思うかも知れませんが、

cup-board

http://dictionary.reference.com/browse/cupboard?s=t
http://www.merriam-webster.com/dictionary/cupboard

 このように boardの「b」は第2音節に属すると上記2つの辞書は書いています。

 ちなみに私は決して通常から cup-の p を発音しているわけではありません。後の子音との同化や脱落を越えて「完全脱落」している例の1つと理解し、そう発音していますよ。

 ナチュラルスピードでは前後いずれかの音節に吸着されるしかない子音ですが、速度を落とすにつれ「語形成」や「同一子音の連続発音」が徐々に姿を現すものなんです。簡略表記はそういう「特別な読み方」を示しません。あくまでも会話などに現れる通常スピードで発音した場合の「聞こえの単位」を「簡略」に表記しているだけなんです。

 通常スピードで発音したものを録音し、速度を下げて再生してもだめです。速度を落として読むのとは結果が同じではありませんから。
 否定接頭辞 in- はなぜ im-, il-, ir- というスペルのバリエーションを持っているのか?

 もしそれらが「音」と無関係で「見かけのスペル」だけによって、あとに続くスペルと一致させているのなら、あらゆる後続のスペルと同じバリエーションが存在しなければなりませんが、そうではなく、「p, b, m」音という「上下の唇を閉じなければ発音できない音」の前だから「in-」は「im-と『発音される』」からそう表記したわけですね。

 r, l, の直前でも同様であり、次に続く子音が発音しやすいように「in-の発音が変化したことを表記に表したもの」といえます。しかし簡略表記では「発音開始時点までの音」と「その後の音」を区別しません。

in-correct や im-possible では /n/, /k/ や /m/,/p/ は別子音ですから別々に書けますし、個別の音として聞こえを発生しています。しかし、irregular, illegal では /rr/ , /ll/ と2回発音されているのではなく、最初に構えを作り、次に母音へ続く音として発せられるという流れがあり、それが normal speed で発音しようとするほど、/r/, /l/ の単音としか発音できなくなるわけです。

 歴史的に音があったものが本当の意味で完全脱落しているのが cupboard の p ですが、in- のバリエーション ir-, im-, il- あるいは他の接頭辞 ad- などは「後の子音の発音のしやすさ」でスペルを変えて残存しています。もし、本当に完全に音としてもなくなったら、「i-」という子音脱落の接頭辞が生まれてもよかったのではないでしょうか。それがあくまでも「in-の音変化」としての姿をしていることに、意味があると思いませんか?

 言語の実体は「音」です。
 だからこそ、その音を文字に表そうとしたと言えるのではないでしょうか。

 
>>[147]
> 次の単語を「できるだけゆっくり」と発音してみてください。不自然なまでにゆっくり、「今第1音節を読み終えた、ここから第2音節の音を出すぞ」という瞬間を感じられるようにです。

不自然なまでにゆっくり読めば以下のようになりました。

incorrect (ɪ:n: kə: re:kt)
impossible (ɪ:m:pɑ:: s:ə: bl)
irregular (ɪ: r:e: ɡjə: lɚ:)
illegal (ɪ: l:i:: ɡəl)
immoral (ɪ: m:ɔː rəl)

最後の immoral だけ迷いました。もしかすると immoral に関しては私は普段 m を二個分発音しているかもしれません。


> ではあとの2つをどう読みましたか?
> ir-というスペルではあっても、iの文字の音のdurationだけを伸ばし r はまったく発音しませんでしたか?
> il-についても同様でしょうか?

綴りを一つずつ読んだのではなく、あくまで、頭のなかにあるそれぞれの単語の発音を言っていっただけですが、/r/ を発音しないなんてことはありません。/ɪ/ を伸ばしたあと、もちろん /r/ も発音しました。
illegal についても同様で、/ɪ/ を伸ばしたあと、もちろん /l/ も発音しました。


> ir-regular、il-legal を非常ーーに遅く発音すると
> ɪrrrrrrrrrr-régjulɚ と読みますし、
> ɪllllllllll-ígːəl と読みます。

この、ゆっくり発音する実験で何が分かるのかいまいち分かりませんでした。
/ɪ/ だけを伸ばしたり、/r/ や /l/ だけを伸ばしたりするのは、さじ加減の問題ではないでしょうか。
純粋にゆっくり発音すれば /ɪ/ が伸びたのと同じ分 /r/ や /l/ も伸びると思うのですが…。


らうんどさんは重子音字を子音字1つの場合より長く発音されているのでしょうか?
子音字が1つの場合と2つの場合の違いは、その前の母音を短音で読むか長音で読むかであり、子音字の発音自体は変わりません。
hit
hitting
後者の方が t を長く発音するなどということはないはずです。
hiting と綴ると /haɪtɪŋ/ と読まれてしまうから、t を重ねているのです。
>>[149]

> ナチュラルスピードでは前後いずれかの音節に吸着されるしかない子音ですが、速度を落とすにつれ「語形成」や「同一子音の連続発音」が徐々に姿を現すものなんです。簡略表記はそういう「特別な読み方」を示しません。あくまでも会話などに現れる通常スピードで発音した場合の「聞こえの単位」を「簡略」に表記しているだけなんです。
> 通常スピードで発音したものを録音し、速度を下げて再生してもだめです。速度を落として読むのとは結果が同じではありませんから。

ということは、ネイティブが通常認識している発音ではなく、語形成を意識しながら言った場合の発音を指しているのでしょうか。

つまり、日本語で言えば「私は」を /ワタシワ/ と発音するというようなことではなく、小学生などに一文字ずつ書きとらせるために /ワー ター シー ハー/ と言うような発音ということですか?
現在寄せられた2件の回答です:

Philip:
Essentially, we do not pronounce double consonants, even with prefixes with the same consonant. We do pronounce double consonants when words are connected (bookkeeper). A person might lengthen the r of irregular for emphasis, but the second r isn't really pronounced. As for ajar & adjourn, I myself pronounce the d, not as a separate plosive sound, but like /dʒ/ as in judge (two examples).



fivejedjon:
I have to agree with Philip - the question is largely irrelevant. Any slow, careful pronunciation of a word that breaks it up into distinct syllables is bound to be different from a machine derived analysis of normal speech. To take a very crude, and not very scientific (I no longer have access to a spectogram) example:

If we artificially slowed down the BrE pronunciation of 'adjourn', it might well come out as /ə-əʌ-ʌ-d-ʤ-ˈɜ:n/. However, a spectogram analysis of the word spoken at normal speed might show: əʌ-d-ʒ-ˈɜ:-n/.

if we pronounce your words very slowly, then the tongue has probably moved to the consonant position by the end of what we perceive to be the first syllable. You'd need a spectogram to confirm that the same is, or is not, true in normal speech.


 そもそもなぜこんな質問をするのかが理解されていないとも感じますが、第2音節子音の発音準備を第1音節末尾ですでに行っているという感覚はうかがえます。
>ɪ/ だけを伸ばしたり、/r/ や /l/ だけを伸ばしたりするのは、さじ加減の問題ではないでしょうか。
純粋にゆっくり発音すれば /ɪ/ が伸びたのと同じ分 /r/ や /l/ も伸びると思うのですが…

 当然そうです。でも話題と無関係な部分の音まで同様に表現する必要がないのでポイントとなる箇所だけをそう描いたまでです。それは理解してもらえると思ったんですけどね、、、、、

>らうんどさんは重子音字を子音字1つの場合より長く発音されているのでしょうか?
子音字が1つの場合と2つの場合の違いは、その前の母音を短音で読むか長音で読むかであり、子音字の発音自体は変わりません。

 私の実際の発音が相当おかしなものだと思ってませんか?(笑)
 ビデオ 3D Phoneticsソフトの操作説明などでも実演していますが。

>hit
hitting
後者の方が t を長く発音するなどということはないはずです。
hiting と綴ると /haɪtɪŋ/ と読まれてしまうから、t を重ねているのです。

 そのようにサイトで私自身が解説していますよね。
 どうやら今回の問題については確信が持てました。
 そして、辞書ではスペルの表記だけで音節の区切りが示され、通常、発音記号ではそれが示されない理由も分かった気がします。うまく書けないからです。実質2つの音節にまたがって発音される1つの子音を簡略表記では書きようがないので、発音記号の中で音節の区切りを示すことをしないのだと分かりました。

 また自分はこう発音している実感があるのだが、、と思っていた部分について、現在まで2名の英語ネイティブと1名の英語達者なフィリピン人が同じ意見だということも確認できました。

 
 なかなか言葉にして説明するのは難しいのですが、
"then the tongue has probably moved to the consonant position by the end of what we perceive to be the first syllable."
 という先の感想が、私のイメージと一致しています。

 つまり irregular という単語を発音しているとき、「今自分は第1音節まで発音し終えた」と感じる一瞬がどこにあるか、なんです。
 これを/ɪ/ という母音を発音し終えて、まだ/r/の発音準備に入っていない時点ですでにそれを感じているのか、そうではなく、/r/の発音準備のため舌先が持ち上がったときにそう感じるかの差です。/r/が音として現れるduration自体に差はありません。

 話者の「意識」の問題ですのでスペクトグラム分析では解析できません。あえてゆっくり読んでみたり、通常は区切らない発音をあえて、「音節ごとに切ってみる」ような要領をしてみてもらったのは、この「意識差」を音として確認するためです。

irregular を「i-rreg-gu-lar」と読んでいるか、「ir-reg-u-lar」と読んでいるかが、「あえて音を切ってみたとき」出てきます。「今自分は第1音節を読み終えた」と感じる瞬間が「次の音節の最初の子音の発音準備を整えたとき」と感じている人は、ir-reg-u-lar のように舌先を持ち上げるところまでを第1音節として読む(2名の英語ネイティブがそうしています)のに対して「発音記号では r は第2音節に属すしかないのだから、第1音節ではまだ発音しない」と感じていると「i」の直後で切ろうとします。

adjournの発音でもまた、第1音節を「今発音し終えた」という瞬間、その人の舌がどこにあるか。/ə-ʤɚːn/ の意識だと母音しかまだ発音されておらず舌先はべたっと下がったままですが、ad-journ の感覚で読めていると舌先が上歯茎に接触した瞬間までを第1音節と感じます。

 単語を覚えようとスペルを前から順に書きながら、同時に発音してみるとき、irregular で ir-reg-u-lar それぞれの文字上の音節の区切りごとにどんな音を出しているか。ir-まで文字に現れたとき、そこにrがあっても「これは単なる文字の重なりで音はない」と思っているか、「rr の2文字で1子音だけど ir-で /r/の発音準備が完了した」と思っているかの違いでもあります。

 さもないことなんですが、このあたりの微妙な意識の持ち方の違いが、英単語を「自分の言葉の一部」にできるかどうかの感覚練成の違いにつながってきます。irregular を「i+regular」と感じるか、「ir(=not)+regular」と感じるかの違いです。
 私は決して「2文字の子音」を「2つの音」で発音しているわけではありません。「どこからどこまでを1音節」と感じているかの感覚の問題です。

immoral, amoral は発音の要領はまったく同じです。
自分の発音を波形にして比較してみましたが、/ɪ/ , /ə/ についやしている時間は同じでした。そして -moral の発音も同じでした。/m/ を発音している時間にも差はありませんでした。

 それでも私は immoral の第1音節を「第2音節のmの発音準備が完了するまで」と「感じて」おり、一方、amoral では、接頭辞 a- を読み終えた瞬間(まだmの発音準備もしていない時点)にそれを感じています。

 
 ちょっと面白いものを見つけました。
 たまたま業務の中で開いた「発音指導ビデオ」に含まれる単語として house arrest というものがあり、その arrest の発音表記が /ɝɛst/ になっていたんです。このビデオや発音表記は Pamelaさんという発音指導のプロの監修によるものなんですが、この表記は私の電子書籍だと /ɚest/ に相当するものです。

http://www.englishcentral.com/video/20972/voa-60-world-french-minister-says-use-of-force-an-
このビデオ(VOA 60 WORLD: French Minister Says Use of Force an Option in Syria (23 Aug 13))の名中ごろ。

 アクセント符号を省きますが、「お!」と思ったのは、/ərest/とあえてせず第1音節母音に r-colored vowel を置いてある点です。
 他の英英辞典ではいまのところこの表記を用いているものをみかけませんが、/ərest/ と表記してあっても音声サンプルをよく聞いてみるとなるほど確かに r-colored で発音されている。つまり第1音節の ar-部分で「rの構えをまったく作らない/ə/とはちょっと違う音だと感じます。

 これなど/r/音が第1音節末尾から第2音節冒頭にかけて「またがって存在している」いい例だと思いました。
 あたらしいコメントがついたので紹介しておきます。
 これは今回の質問に対して別のスレッドで「syllable」という単語の音節について回答した人が、その回答へのリンクを示し、その内容について私が質問しているものです。

kenkenken9876: So, do you think how to spell, or how the word is syllabicate in spelling affects how it is pronounced?

---I doubt there is a consistent rule about that, but spelling mayaffect pronunciation in that way.

kenkenken9876: For the part 'syl-' does your tongue tip already touch the upper gum ridge?

---Yes. Are you familiar, though, with the concept of "idiolect"? Each person has his own idiosyncrasies, and that extends to his use of language as well.

kenkenken9876: you only pronounce /sɪ/ and start to pronounce /l/ at the beginning of the second syllable?

---No.(このNoは末尾の質問に対する返事と考えられます)
すみませんが、ちょっと用事ができまして、返事が遅くなるかできなくなるかもしれません。

たまたま興味深いものを見つけたので、忘れないうちに、書き込んでおきます。

Eng・lish (iN'glish) adj.

[Webster's New World Dictionary より]

※発音表記中の N はエング (eng) の代用。

ストレスのある音節の後に「'」を打ってあると書いてあります。

すると、見出しの節目は分綴を表し、発音表記の節目が音節を表しているのではないでしょうか。
どちらも同じ節目を表していると考えると節目の位置がずれているように思います。

>>[158]
arrest の件は興味深いです。ただ、携帯からなので発音記号が文字化けしていたり、リンクが見れなかったりするので、また時間のあるときに確認します。
また改めます。
らうんど先生

ご無沙汰しております。
初歩的な質問で申し訳ないのですが、

There have been many wars in the 20th century.

という文が塾で使用中のテキストにあります。

いまは21世紀なので、

There were many wars in the 20th century.

の方がいい気がするのですが、
イギリス人に質問したら、どちらでもいいと言われ、明確な理由が得られなかったのでもやっとしています。

We've had many wars <in the 20th century>.
We've had many wars <before>. のように経験としてとらえられるのでしょうか?



お忙しいところ申し訳ありませんが、ご教授願いますm(_ _)m
>>[162]、横槍すみません、

There have been many wars in the 20th century.

これなんとなく、若干解るような気がします。

でも自分でも解らないいくつかの問題があって、

そのうちのひとつはこの文が書かれたタイミングの問題があるのではと思います。

例えばこの文、23世紀になっていても使えるのか??

おそらく21世紀のごく初頭、もしくは、21世紀の最初の戦争について述べる時以外にはあまり使えないのではないかと思えます?

それで、あとは文脈の問題があるように思えます?

自分はよく英文を見たとき、日本語ではどんな違いになるのかなぁ?みたいなのを考えるのが好きで、これ多分、

There have been many wars in the 20th century.

There were many wars in the 20th century.

これ多分、日本語だと、

20世紀は幾多の戦争を乗り越えてきた。

20世紀には多くの戦争があった。

のような感じではないかと思います。

みわさんの経験という説に賛成です。


勝手にかいちゃってすみません、らうんどさん。

あってないかもしれないので、らうんどさんのご意見をお願いいたします。
>>[163]

とんでもございません、レスありがとうございます。
おそらく、

There have been many wars before.

だったらすんなり理解できるのです。
引っかかるのは in the 20th century で、
これって過去の副詞句じゃないのかなあ、というところなのです。

I have bought a pair of shoes <yesterday>.とは絶対言わないですよね?

確かにThere have been many wars in the 20th century. を検索するとhave been を使っている文がいくつもヒットしましたし、”今までたくさんの戦争を乗り越えてきた”という日本語に相当するのは理解できるのですが、どういうわけでin the 20th centuryがこの文の中に置けるのだろうか、と。

もやもやでございます。orz


>>[162]
>>[163] 赤福パフェぞうさん

 すでに赤福パフェぞうさんから、極めて明快な解説がなされており、私からはもう何も補足が必要ないくらいなのですが、同じことをまた別の人間からも重ねて述べることですでになされた解説内容の確認とさせていただきたいと思います。

 現在完了は「過去のある時点を起点にして現在にいたるまで」のことを述べ、「その結果としての現在の様子」を述べる表現です。
 そのため単純な「過去の一点を示す副詞」とは同時に用いることができないわけですね。

There [ was ] a war [ in 1830 ].

 今が21世紀のため、「in 1830」という部分が「現在にいたるまでの期間」にはなれず「断片的過去のある時点」となり、「was」を「have been」とすることはできません。

>おそらく21世紀のごく初頭、もしくは、21世紀の最初の戦争について述べる時以外にはあまり使えないのではないかと思えます?

 と赤福パフェぞうさんが述べていらっしゃるとおりです。

There have been many wars [ until today ].
Thee have been many wars [ in the past (until today) ].
There have been many wars [ for a century (until today) ].
There have been many wars [ in the 20th century (until today)].

 このように「in the 20th century」が「過去の一点」ではなく「現在に至るまでの期間」として用いられていれば問題はありません。

 「20世紀という期間において多くの戦争が行われた結果としての今日がある」

 ということですね。
 これを単に過去形で表現すると「現在と切り離した過去の断片的事実」として「20世紀という時代の中で多くの戦争がありました」ということになります。
 現在が20世紀末から21世紀初頭であれば、どちらの表現を用いてもかまいません。
>>[165]

ああ、なるほど。until todayが隠れていたのか!!!
20世紀の次がいま現在の21世紀だから使える表現なのですね。

とても勉強になりました。これで今夜は良く眠れそうです。
ご説明頂いてありがとうざいます。m(_ _)m 
>>[165]、

詳しく教えていただきどうもありがとうございます。自分もすっきりしました。

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