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幽☆遊☆白書〜2ND STAGE〜コミュの#04「最強の戦士(序章)

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飛影は、奇淋との初めての出会いを思い出していた。




――4年前
躯直属の77人の戦士の一人時雨との対決で相討ちになった飛影と時雨は、躯によって蘇生液につけられ蘇生を施されていた。




躯「俺の声が聞こえているだろう?目をあけてみろ飛影」




蘇生液にみたされた槽の中で飛影は、目をそっと開ける。




飛影(・・・)




躯「目を覚ましたか。蘇生液と俺の力でお前と時雨を蘇生させた」




チラッ




飛影は、横目ですぐそばで蘇生液につけられている時雨を見た。




飛影「チッ余計なことを・・」




躯「お前は、これから俺の所ででしっかりと働いてもらわないといけないからな」




飛影「フン」




ザッ




飛影は、そういうと蘇生液からでてきて服を身に付けはじめた。




躯「飛影」




飛影は、躯の方を振り向く。




躯「お前に見せるものがある」




飛影「見せるものだと?」





躯「時雨との勝負の前にもいったが俺の素顔をみせてやる約束だったからな」




シュルル





バサッ




躯は、顔を大い隠していた布を外した。





飛影「貴様・・・女だったのか」




躯の素顔は、美しい女性の顔をしているが半分は、焼けただれて機械化されていた。




(ニャリ)
躯「俺が、女で驚いたか?」




飛影(・・・)




躯「俺の顔がわれると何かと動きづらくなるからな。直属の戦士と側近ぐらいにしか見せていない」




飛影「俺が強くなればなるほど貴様との力の差が遠く感じる、化物め。男か女など俺には、関係ないさ」




躯「フッ俺の強さがわかるならお前は、これからもっと強くなる」




ギュゥゥ・・・





飛影は、首にかけている二つの氷泪石を手で握った。
一つは、飛影の物。もう一つは、魔界に旅立つ際に妹の雪菜から渡されたものだ。




飛影「貴様が俺の氷泪石を腹に隠しもっていたとはな・・俺の邪眼で探しても見つからないわけだ」





躯「お前が邪眼を身に付けてまで探しもとめた妹と氷泪石の行方。二つの目的を果たしたお前は、目的を失い生き急いでいる」




飛影(・・・!?)




躯「フッ」




飛影(チッ不気味な野郎だ。俺の心の奥まで見すかしていやがる)




躯は、突然飛影に背中を向けて歩き始めた。




飛影「どこへ行く?」




躯「そこで待っていろ。目覚めて早々だがお前と手合わせさせたい者がいる」




飛影「何者だ?」




躯「魔道本家奇淋。俺の直属の77人の戦士の中で最強の男だ」




飛影「貴様の組織のNo.2てとこか」




(ニャ)
躯「そういうことだ、すぐに戻る」




だんだん遠くなる躯の姿を眺めながら飛影は、思った。




飛影(・・・No.2か、今の俺とどれだけの力の差があるかどうか見極められるな)




――数分後
躯が奇淋を連れて現れた。




躯「待たせたな」




奇淋「躯様から話しは、聞いている。私の名は、奇淋。躯様直属戦士の一人だ」





飛影「お前が奇淋か」



ドーン!!
飛影は、攻撃的な妖気を放ち奇淋を挑発している。




奇淋(・・・)





躯(飛影、妖気は、完全に戻っているようだな)




奇淋は、躯の方へ振り向き一言。




奇淋「躯様、この者と軽く手合わせして宜しいですか?」




躯「かまわん。お前を連れてくる時にも話したがそのつもりでお前をここに連れてきたのだからな」




飛影「最強の戦士の力がどれほどのものか試させてもらうぞ」




カチャッ





ビューン!





飛影は、そういうと剣を抜いた。




続く

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