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原始仏典コミュの大篇  第四 根相応1

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(『南伝大蔵経16下 相応部経典6』大蔵出版 P1−19 に相当)




相応部経典>大篇


「     第四 根相応[インドリヤ・サンユッタ]

   第一 清浄
471.サーヴァッティ因。
 比丘たちよ、これら五つの根がある。何が五か。
 信根、精進根、念根、定根、慧根である。
 比丘たちよ、これら五つの根がある。


   第二 預流[一]
472.比丘たちよ、これら五つの根がある。何が五か。
 信根、精進根、念根、定根、慧根である。
 比丘たちよ、聖なる弟子はこれら五つの根の味と過患と出離を事実の通りに知るゆえにこう言われる。
 比丘たちよ、「聖なる弟子は流れに入った(預流)、堕ちない法である、決定した、正覚に趣く」と。


   第三 預流[二]
473.比丘たちよ、これら五つの根がある。何が五か。
 信根、精進根、念根、定根、慧根である。
 比丘たちよ、聖なる弟子はこれら五つの根の集起と滅没と味と過患と出離を事実の通りに知るゆえにこう言われる。
 比丘たちよ、「聖なる弟子は流れに入った、堕ちない法である、決定した、正覚に趣く」と。


   第四 阿羅漢[一]
474.比丘たちよ、これら五つの根がある。何が五か。
 信根、精進根、念根、定根、慧根である。
 比丘たちよ、聖なる弟子はこれら五つの根の味と過患と出離を事実の通りに知って無取解脱しているがゆえにこう言われる。
 比丘たちよ、「比丘は阿羅漢である、漏尽であり、完成した、作すべきことを作した、重荷を下ろした、善利に達した、有結を遍く尽くした、正しく悟った、解脱した」と。


   第五 阿羅漢[二]
475.比丘たちよ、これら五つの根がある。何が五か。
 信根、精進根、念根、定根、慧根である。
 比丘たちよ、聖なる弟子はこれら五つの根の集起と滅没と味と過患と出離を事実の通りに知って無取解脱しているがゆえにこう言われる。
 比丘たちよ、「比丘は阿羅漢である、漏尽であり、完成した、作すべきことを作した、重荷を下ろした、善利に達した、有結を遍く尽くした、正しく悟った、解脱した」と。


   第六 沙門婆羅門[一]
476.比丘たちよ、これら五つの根がある。何が五か。
 信根、精進根、念根、定根、慧根である。
 比丘たちよ、いかなる沙門婆羅門であってもこれら五つの根の集起と滅没と味と過患と出離を事実の通りに知らなければ、比丘たちよ、私はその沙門婆羅門は沙門たちの中で沙門とは見なさず、婆羅門たちの中で婆羅門とは見なさない。またその具寿たちが沙門の義・婆羅門の義を現世において自ら超知し、実証し、具足して住することはあり得ないとする。
 しかし比丘たちよ、いかなる沙門婆羅門であってもこれら五つの根の集起と滅没と味と過患と出離を事実の通りに知るならば、比丘たちよ、私はその沙門婆羅門は沙門たちの中で沙門と見なし、婆羅門たちの中で婆羅門と見なす。またその具寿たちが沙門の義・婆羅門の義を現世において自ら超知し、実証し、具足して住することはあり得るとする。


   第七 沙門婆羅門[二]
477.比丘たちよ、いかなる沙門婆羅門であっても、
 信根を知らず、信根の集を知らず、信根の滅を知らず、信根の滅に行く道跡を知らず、
 精進根を知らず、精進根の集を知らず、精進根の滅を知らず、精進根の滅に行く道跡を知らず、
 念根を知らず、念根の集を知らず、念根の滅を知らず、念根の滅に行く道跡を知らず、
 定根を知らず、定根の集を知らず、定根の滅を知らず、定根の滅に行く道跡を知らず、
 慧根を知らず、慧根の集を知らず、慧根の滅を知らず、慧根の滅に行く道跡を知らないならば、
 比丘たちよ、私はその沙門婆羅門は沙門たちの中で沙門とは見なさず、婆羅門たちの中で婆羅門とは見なさない。またその具寿たちが沙門の義・婆羅門の義を現世において自ら超知し、実証し、具足して住することはあり得ないとする。
 しかし比丘たちよ、いかなる沙門婆羅門であっても、
 信根を知り、信根の集を知り、信根の滅を知り、信根の滅に行く道跡を知り、
 精進根を知り、精進根の集を知り、精進根の滅を知り、精進根の滅に行く道跡を知り、
 念根を知り、念根の集を知り、念根の滅を知り、念根の滅に行く道跡を知り、
 定根を知り、定根の集を知り、定根の滅を知り、定根の滅に行く道跡を知り、
 慧根を知り、慧根の集を知り、慧根の滅を知り、慧根の滅に行く道跡を知るならば、
 比丘たちよ、私はその沙門婆羅門は沙門たちの中で沙門と見なし、婆羅門たちの中で婆羅門と見なす。またその具寿たちが沙門の義・婆羅門の義を現世において自ら超知し、実証し、具足して住することはあり得るとする。


   第八 見られるべき
478.比丘たちよ、これら五つの根がある。何が五か。
 信根、精進根、念根、定根、慧根である。
 比丘たちよ、何に信根が見られるべきか。四つの流れに入る支(四預流支)においてである。ここに信根が見られるべきである。
 比丘たちよ、何に精進根が見られるべきか。四つの正しい精勤においてである。ここに精進根が見られるべきである。
 比丘たちよ、何に念根が見られるべきか。四つの念処においてである。ここに念根が見られるべきである。
 比丘たちよ、何に定根が見られるべきか。四つの禅那においてである。ここに定根が見られるべきである。
 比丘たちよ、何に慧根が見られるべきか。四つの聖なる真実においてである。ここに慧根が見られるべきである。
 比丘たちよ、これら五つの根がある。


   第九 分別
479.比丘たちよ、これら五つの根がある。何が五か。
 信根、精進根、念根、定根、慧根である。
 比丘たちよ、何が信根か。
 比丘たちよ、ここに聖なる弟子は信があり、如来の覚り(ボーディ)を信じる。「これによっても(やはり)あの世尊は阿羅漢(貪尽瞋尽癡尽者を意味するのが別経にあります)であり、三摩三仏陀(サンマー・サンブッダ、正しく覚った人)であり、明行足(明と行を具足した人)であり、善逝(善いところに到達した人)であり、世間解(世間に通達した人)であり、無上士(最高の人)であり、調御丈夫(調御されるべき人を調御する人)であり、天人師(神々と人々の師)であり、仏陀(覚った人)であり、世尊(バガヴァント)である」と。
 比丘たちよ、これが信根と言われる。
 比丘たちよ、何が精進根か。
 比丘たちよ、ここに聖なる弟子は精進を開始して住し、不善法を断つために、善法を具足するために、力を出し、堅固に励み、諸々の善法において重荷を捨てない。
 比丘たちよ、これが精進根と言われる。
 比丘たちよ、何が念根か。
 比丘たちよ、ここに聖なる弟子は念があり、最高の念・聡明を成就し、久しく以前に作したことも久しく以前に話したことも記憶しており、思い出す。
 比丘たちよ、これが念根と言われる。
 比丘たちよ、何が定根か。
 比丘たちよ、ここに聖なる弟子は放棄することを所縁と作すことによって三摩地を獲得し、心が一頂点に行くことを獲得する。
 比丘たちよ、これが定根と言われる。
 比丘たちよ、何が慧根か。
 比丘たちよ、ここに聖なる弟子は智慧があり、生起と滅尽に行く智慧を成就し、聖なる解明(決択)であり、正しく苦しみを尽くすことに行く。
 比丘たちよ、これが慧根と言われる。
 比丘たちよ、これら五つの根がある。


   第十 分別[二]
480.比丘たちよ、これら五つの根がある。何が五か。
 信根、精進根、念根、定根、慧根である。
 比丘たちよ、何が信根か。
 比丘たちよ、ここに聖なる弟子は信があり、如来の覚りを信じる。「これによってもあの世尊は阿羅漢、三摩三仏陀、明行足、善逝、世間解、無上士、調御丈夫、天人師、仏陀、世尊である」と。
 比丘たちよ、これが信根と言われる。
 比丘たちよ、何が精進根か。
 比丘たちよ、ここに聖なる弟子は精進を開始して住し、不善法を断つために、善法を具足するために、力を出し、堅固に励み、諸々の善法において重荷を捨てない。
 彼は生じていない悪不善法を生じさせないために意欲を生じ、努力し、精進を開始し、心を捉えて精勤する。
 生じた悪不善法を断つために意欲を生じ、努力し、精進を開始し、心を捉えて精勤する。
 生じていない善法を生じさせるために意欲を生じ、努力し、精進を開始し、心を捉えて精勤する。
 生じた善法を住させるため、忘失させないため、広大にするため、修習し完成させるために意欲を生じ、努力し、精進を開始し、心を捉えて精勤する。
 比丘たちよ、これが精進根と言われる。
 比丘たちよ、何が念根か。
 比丘たちよ、ここに聖なる弟子は念があり、最高の念・聡明を成就し、久しく以前に作したことも久しく以前に話したことも記憶しており、思い出す。
 彼は身において身を見て住し、熱心に自覚して念じ、世間における貪りと憂いを制御する。
 受において受を見て住し、熱心に自覚して念じ、世間における貪りと憂いを制御する。
 心において心を見て住し、熱心に自覚して念じ、世間における貪りと憂いを制御する。
 法において法を見て住し、熱心に自覚して念じ、世間における貪りと憂いを制御する。
 比丘たちよ、これが念根と言われる。
 比丘たちよ、何が定根か。
 比丘たちよ、ここに聖なる弟子は放棄することを所縁と作すことによって三摩地を獲得し、心が一頂点に行くことを獲得する。
 彼は欲を遠離し、不善法を遠離し、尋があり、伺があり、遠離によって生じる喜と楽がある第一の禅那を具足して住する。
 尋を離れ、伺を離れ、寂静であり、内に歓喜し、心が一境になり、無尋無伺であり、三摩地によって生じる喜と楽がある第二の禅那を具足して住する。
 喜を離貪し、捨に住し、念と自覚があり、身において楽を感受し、聖者たちが「捨てる者、念じる者、楽に住する者」と説くところの第三の禅那を具足して住する。
 楽を断ち、苦を断ち、以前において喜と憂いを滅することにより、無苦無楽であり、捨念遍浄である第四の禅那を具足して住する。
 比丘たちよ、これが定根と言われる。
 比丘たちよ、何が慧根か。
 比丘たちよ、ここに聖なる弟子は智慧があり、生起と滅尽に行く智慧を成就し、聖なる解明(決択)であり、正しく苦しみを尽くすことに行く。
 彼は「これは苦である」と事実の通りに知り、
 「これは苦集である」と事実の通りに知り、
 「これは苦滅である」と事実の通りに知り、
 「これは苦滅に行く道跡である」と事実の通りに知る。
 比丘たちよ、これが慧根と言われる。
 比丘たちよ、これら五つの根がある。

                      第一 清浄品[畢]

   この頌に曰く
    清浄と二つの流れ、二つの阿羅漢
    沙門婆羅門、見られるべきこと、二つの分別。



     第二 軟弱品

   第一 獲得
481.比丘たちよ、これら五つの根がある。何が五か。
 信根、精進根、念根、定根、慧根である。
 比丘たちよ、何が信根か。
 比丘たちよ、ここに聖なる弟子は信があり、如来の覚りを信じる。「これによってもあの世尊は阿羅漢、三摩三仏陀、明行足、善逝、世間解、無上士、調御丈夫、天人師、仏陀、世尊である」と。
 比丘たちよ、これが信根と言われる。
 比丘たちよ、何が精進根か。
 比丘たちよ、四つの正しい精勤を開始することによって精進を獲得すること。
 比丘たちよ、これが精進根と言われる。
 比丘たちよ、何が念根か。
 比丘たちよ、四つの念処を開始することによって念を獲得すること。
 比丘たちよ、これが念根と言われる。
 比丘たちよ、何が定根か。
 比丘たちよ、ここに聖なる弟子は放棄することを所縁と作すことによって三摩地を獲得し、心が一頂点に行くことを獲得する。
 比丘たちよ、これが定根と言われる。
 比丘たちよ、何が慧根か。
 比丘たちよ、ここに聖なる弟子は智慧があり、生起と滅尽に行く智慧を成就し、聖なる解明であり、正しく苦しみを尽くすことに行く。
 比丘たちよ、これが慧根と言われる。
 比丘たちよ、これら五つの根がある。


   第二 略説[一]
482.比丘たちよ、これら五つの根がある。何が五か。
 信根、精進根、念根、定根、慧根である。
 比丘たちよ、これら五つの根がある。
 比丘たちよ、これら五つの根を完成し、円満すれば阿羅漢である。
 それより軟弱であれば不還者である。
 それより軟弱であれば一来者である。
 それより軟弱であれば預流者である。
 それより軟弱であれば随法行者(法に従って行じる者)である。
 それより軟弱であれば随信行者(信に従って行じる者)である。


   第三 略説[二]
483.比丘たちよ、これら五つの根がある。何が五か。
 信根、精進根、念根、定根、慧根である。
 比丘たちよ、これら五つの根がある。
 比丘たちよ、これら五つの根を完成し円満すれば、阿羅漢である。
 それより軟弱であれば、不還者である。
 それより軟弱であれば、一来者である。
 それより軟弱であれば、預流者である。
 それより軟弱であれば、随法行者である。
 それより軟弱であれば、随信行者である。
 比丘たちよ、このように根の違いによって果に違いがあり、果の違いによって人の違いがある。


   第四 略説[三]
484.比丘たちよ、これら五つの根がある。何が五か。
 信根、精進根、念根、定根、慧根である。
 比丘たちよ、これら五つの根がある。
 比丘たちよ、これら五つの根を完成し円満すれば、阿羅漢である。
 それより軟弱であれば、不還者である。
 それより軟弱であれば、一来者である。
 それより軟弱であれば、預流者である。
 それより軟弱であれば、随法行者である。
 それより軟弱であれば、随信行者である。
 比丘たちよ、このように円満を作す者は円満を成し遂げ、部分を作す者は部分を成し遂げる。
 比丘たちよ、私はあなたたちに言う。「五根は空しくはない」と。


   第五 広説[一]
485.比丘たちよ、これら五つの根がある。何が五か。
 信根、精進根、念根、定根、慧根である。
 比丘たちよ、これら五つの根がある。
 比丘たちよ、これら五つの根を完成し円満すれば、阿羅漢である。
 それより軟弱であれば、中般涅槃者である。
 それより軟弱であれば、損害般涅槃者である。
 それより軟弱であれば、無行般涅槃者である。
 それより軟弱であれば、有行般涅槃者である。
 それより軟弱であれば、アカニッタに行く者である。
 それより軟弱であれば、一来者である。
 それより軟弱であれば、預流者である。
 それより軟弱であれば、随法行者である。
 それより軟弱であれば、随信行者である。

・中般涅槃者 :アンタラー[中間で]・パリニッバーイン[般涅槃する者]、antarāparinibbāyin
・損害般涅槃者:ウパハッチャ[損害して]・パリニッバーイン、upahaccaparinibbāyin
・無行般涅槃者:アサンカーラ[無行]・パリニッバーイン、asaṅkhāraparinibbāyin
・有行般涅槃者:ササンカーラ[有行]・パリニッバーイン、sasaṅkhāraparinibbāyin
・アカニッタ :最も古き神々、akaniṭṭha devā、カニッタを若いの最上級と捉え、その否定ですので「最も古き」と取ります。


   第六 広説[二]
486.比丘たちよ、これら五つの根がある。何が五か。
 信根、精進根、念根、定根、慧根である。
 比丘たちよ、これら五つの根がある。
 比丘たちよ、これら五つの根を完成し円満すれば、阿羅漢である。
 それより軟弱であれば、中般涅槃者である。
 それより軟弱であれば、損害般涅槃者である。
 それより軟弱であれば、無行般涅槃者である。
 それより軟弱であれば、有行般涅槃者である。
 それより軟弱であれば、アカニッタに行く者である。
 それより軟弱であれば、一来者である。
 それより軟弱であれば、預流者である。
 それより軟弱であれば、随法行者である。
 それより軟弱であれば、随信行者である。
 比丘たちよ、このように根の違いによって果に違いがあり、果の違いによって人の違いがある。


   第七 広説[三]
487.比丘たちよ、これら五つの根がある。何が五か。
 信根、精進根、念根、定根、慧根である。
 比丘たちよ、これら五つの根がある。
 比丘たちよ、これら五つの根を完成し円満すれば、阿羅漢である。
 それより軟弱であれば、中般涅槃者である。
 それより軟弱であれば、損害般涅槃者である。
 それより軟弱であれば、無行般涅槃者である。
 それより軟弱であれば、有行般涅槃者である。
 それより軟弱であれば、アカニッタに行く者である。
 それより軟弱であれば、一来者である。
 それより軟弱であれば、預流者である。
 それより軟弱であれば、随法行者である。
 それより軟弱であれば、随信行者である。
 比丘たちよ、このように円満を作す者は円満を成し遂げ、部分を作す者は部分を成し遂げる。
 比丘たちよ、私はあなたたちに言う。「五根は空しくはない」と。


   第八 行道
488.比丘たちよ、これら五つの根がある。何が五か。
 信根、精進根、念根、定根、慧根である。
 比丘たちよ、これら五つの根がある。
 比丘たちよ、これら五つの根を完成し円満すれば、阿羅漢である。
 それより軟弱であれば、阿羅漢果を実証するために行道している者である。
 それより軟弱であれば、不還者である。
 それより軟弱であれば、不還果を実証するために行道している者である。
 それより軟弱であれば、一来者である。
 それより軟弱であれば、一来果を実証するために行道している者である。
 それより軟弱であれば、預流者である。
 それより軟弱であれば、預流果を実証するために行道している者である。
 比丘たちよ、もしこれら五根が一切において一切無く、一切性としても一切無ければ、私は彼をこう言う。「外の者である(外道)、凡夫として住する者である」と。


   第九 具足
489.ときに一人の比丘が世尊に詣った。詣って世尊に挨拶して一方に座った。一方に座ってその比丘は世尊にこう言った。
 大徳、「根具足、根具足(インドリヤサンパンノー)」と言われます。
 大徳、何が根具足ですか。
 比丘よ、ここに比丘は寂静に行き正覚に行く信根を修習する。
 寂静に行き正覚に行く精進根を修習する。
 寂静に行き正覚に行く念根を修習する。
 寂静に行き正覚に行く定根を修習する。
 寂静に行き正覚に行く慧根を修習する。
 比丘よ、実にこのような比丘は根具足である。


   第十 漏尽
490.比丘たちよ、これら五つの根がある。何が五か。
 信根、精進根、念根、定根、慧根である。
 比丘たちよ、これら五つの根がある。
 比丘たちよ、これら五根を修習し多く作せば、比丘は漏が尽きることにより無漏の心解脱・慧解脱を現世において自ら勝知し、実証し、具足して住する。

           第二 軟弱品[畢]

    この頌に曰く
      獲得と三つの略説、三つの広説、
      行道と具足と漏尽の十」

   『南伝大蔵経16下 相応部経典6』大蔵出版 P1−19  に相当



   (続く)

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