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忘れられない人々コミュの友達だった人

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コメント(6)

高校時代からの10年あまり、ときどき遊んでいた男友達、Y。
柔道部に所属し、背が高くてガタイがいいのだが、色白でもの静かな美丈夫。
私の仲間うちでは“雪だるまさん”と呼ばれていた。
彼は心優しく、常に風呂あがりのような清潔感をただよわせ、
ものすごく腰が低かった。
ニキビ顔でエロ話をしている男子高校生たちの中で、際立っていた。
長いつきあいで気心も知れていたが、お互い恋愛感情はなかった。
非常に礼儀正しく、どんなに親しなっても、ずっと敬語を崩さなかった。
もういい加減“さん”づけはやめようよ〜と何回いってもダメだった。
ドアを開け、荷物を持ち、常に私に気を配る。超紳士なのである。
彼とデートしているときの私はいつもお姫さま状態だった。
いっしょにお茶を飲んでいる時、“今何時?”と彼に聞いたら
“ちょっと待ってくださいね”と立って、公衆電話で時報を聞き、
教えてくれたこともある。(実話!)

その彼が社会人になって福岡に転勤になった。
ある日私も出張で福岡に出向き、長浜でラーメンデートをした。
そのあとできたばかりの福岡ドームのあたりの空き地を散歩していたとき。
しばらく先をブンブンとエンジンをふかした暴走族の一団が
ぐるぐるとバイクを走らせていた。
“わ〜、いやだな。からまれたらどうしよう?”と私。
Yはしばらく考えてから言った。
“Makieさん、10人までなら何とかします。”

わたしが生涯でもっとも“お姫さま”だった瞬間である。
高校時代の男友達。彼女と遠距離恋愛中だった彼、私に友達より深く、彼女より浅い存在になって欲しいと言った。ばかばかしくて断ったが、気が付けば友達になっていた。体育祭のとき、日焼けした私に、しんどくなるよと言って、タオルを塗らして渡してくれた気の効く人だった。

付き合っていた彼女は我が儘な人で二つ年上。専門学校にいっていた。卒業をして帰ってきたかと思うと、彼を残して海外留学に行くという。「僕はどうするの?」と聞いたら「待つでしょ?」と言われたらしい。それも終えて帰ってきた頃、彼は銀行員という職を失っていた。彼女の態度が冷たく感じて、冷めたのではないかと確かめようと、走る車の助手席から飛び降りたという。あ〜ぁ、と思った。 彼女はそのまま立ち去ったらしい。

尽くした恋はそこで終ったのに、次の彼女にも色々買ってあげて尽くしまくっていた。幸せだといいけど・・・。痛々しいほど 真っ直ぐな人だった。
おお、こんばんは。
実は先日のすてきな三人組のひとりです。
15年ぶりくらいに会ったけど全然変わらず。
相変わらず苗字にサンづけ!

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