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「心理カウンセラーによるQ&A」コミュの「人間の性格は血液型で決まるの?」

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 人間の性格は血液型で決まるの?


 血液型性格判断は日本においてはメジャーであり、よく日常的な雑談の中で話のネタになったりしています。また、テレビや雑誌でも血液型性格判断が取り上げられたりしています。しかし、心理学的な研究においては、血液型と性格との関係が見られたというものは全くなく、科学的には否定されています。
 ちなみに血液型性格判断は日本に特有のものであるようです。日本人ではA型4割、B型3割、0型2割、AB型1割、という分布になっており、均等に配置されていることも要員の一つのようです。国によっては、ある血液型がなかったり、極端に偏った分布(A型が9割以上など)をしていたりするため、血液型性格判断として体裁をなさないところもあるようです。また、骨髄移植などで血液型が変わる例などもあるようで、それで性格については説明できないところもあるようです。
 しかし、このように血液型で性格を判断することに対しては否定的な意見や研究が多い中で、それでも「自分は当たっている」とすることを言う人も多いです。これについてはいくつかの説明があるのですが、一つには、自分に当てはまるものだけを選択的に拾い上げ、それで「当たっている」という風に誤認してしまうことがあります。また、ある特定の血液型の性格特徴と言われるものに自分の性格を自ら近づけてしまうということもあります。さらに、パーナム効果と言われるものですが、誰にでも一般的に当てはまる記述を使うことで、あたかも血液型性格判断が当たっているように見せかけることもあります。このようなところから未だに血液型性格判断を信じてしまうことが多いのかもしれません。
 そして、この血液型性格判断が間違いだとしても、雑談のネタにしているだけということもあるかもしれません。それも分からないでもないですが、血液型だけで人を判断することは差別につながります。基本的に修正不可能なものを持って、判断することは差別に当たります。就職の判断材料にされたり、結婚や恋愛などの不当な扱いに使用されたりします。
 メディアでも、血液型性格判断については問題があるとされており、「放送倫理・番組向上機構 http://www.bpo.gr.jp/ 」では血液型性格判断をテーマにした番組は科学的根拠に欠けるものとして注意を喚起しています。

コメント(9)

1、血液型が性格に影響を与えるか?
先天的に血液型が性格に影響を及ぼすことはないと思います。しかし、後天的に血液型性格判断を信じ込んだことによって、自分の性格をそれに当てはめていってしまい、実際にそうなっていく可能性があります。これを自己成就予言といいます。これは血液が性格に影響を与えているのではなく、血液型性格判断が性格に影響を与えてしまったことになります。

2、統計上は傾向があるのか?
ありません。
O型の「積極的」を例にあげます。そもそも血液型の特徴は「積極的」などの曖昧な表現ですから当たっていると錯覚させます。これをバーナム効果といいます。
統計の話に戻りますが、仮にO型の人口の半分が「積極的」だとしても「半分正しい」とは言いません。他の血液型も同様に人口の半分が「積極的」だった場合は、「積極的」な人の比率がどの血液型でも変わらないので、血液型が積極性を規定しているとはいえません。
仮にO型の人口の大多数が「積極的」ではなかったとしたら、今度はO型は「積極的ではない」という新説が誕生するはめになります。

よくある反論の問題点
1、自分や身の周りの人があたっていないから信じられない。
この反論は、裏を返せば、身の回りの人があてはまっていたら信じてしまう危険性があるので適切な反論と言えません。

2、誰かがウソだといっていた。本に関係ないと書いてあった。
残念なことに、著名な医学者や生物学者にも血液型性格判断が正しいと確信している人がいます。逆にその本を読めば血液型を信じてしまう危険性があるので適切な反論になりません。

3、性格は4種類にはわけられない。
たしかに血液型によって性格を4種類にわけることはできません。
しかし、心理学や臨床心理学において、性格のある側面に着目することによって人をおおまかに数種類に分類しています。最近最も有名なのはビッグファイブという性格類型論です。勘違いしていただきたくないのは、このような性格類型と血液型性格判断は別物だということです。
 古澤の著書にもありましたが、性格が変容したら血液型が変化してしまうようなことはあり得ません。
 また、すべての人に対しておこなった質問のうち、肯定率が高い質問を並べれば、どの血液型であっても「当たっている」と感じることがあって然りですね。

 おかいちサンが例に出された「積極的」という概念などは「積極的−消極的」という一元的には測定できないと考える研究者もいるようです。
 「ある時は積極的なこともあるし、消極的な場合もある」といった自己概念を持っていた場合、血液型性格判断についての知識を持って信じているO型の人は積極的な時の自分を当てはめ、「当たってる」と感じるでしょうし、消極的な血液型というものがあるのだとすれば、その血液型の人は消極的な時の自分を当てはめ、やはり「当たっている」と解釈するのかもしれません。
それにしても頑強に信じ込んでいる人が多いのには驚かされます
いわゆる偏見。

血液型と性格の間には何の相関性がないと思います。

私も血液型による性格の断定は全くないと思ってます。

ただ、血液型と性格に関して、真剣に研究されてる方もいらっしゃるので、その研究過程は、面白かったです。

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