新・救命士を目指してコミュの第４２回（呼吸困難）

１　酸素と二酸化炭素とでは，前者の方が肺胞壁を透過しやすい。

２　正常人が過換気をするとＰａｏ２が上がる。

３　大気圧２０００ｍｍＨｇ，酸素濃度１０％の大気中では人間は生存できない。

４　酸素分圧が１００ｍｍＨｇの時の動脈血酸素飽和度は約１００％である。

５　肺水腫ではＯ２の取り込みによりＣＯ２の排泄が大きく障害される。

６　肺血流量は心拍出量に等しい。

７　体重５０ｋｇのけんこう成人の換気血流比は，体重２５ｋｇの健康小児の２倍である。

８　換気血流比の不均等分布が起こると，ＣＯ２の排泄に障害が生ずる。

９　右主気管支だけが狭窄を起こすと右肺の換気血流比が低下する。

１０　健常人における肺全体の換気血流比は約０．８である。

１１　立位の場合，肺血流は主に肺底部に集中して分布する。

１２　側臥位の場合，下側の肺の方が上側の肺より血流量が大きい。

１３　換気血流比の不均等分布が強まると，ＣＯ２の排泄が困難になる。

１４　換気血流比の不均等分布が強まると，Ｏ２の取り込みが障害される。

１５　換気血流比が０．４の部分では死腔効果が発生しているといえる。

１６　右片肺挿管の場合，右肺ではシャント効果が発生する。

１７　ＣＯ２が溶けた水は酸性の性質を示す。

１８　酸性・アルカリ性とは，水溶液中の水素イオン濃度で決まる。

１９　ＨＣＯ３－を重炭酸イオンと呼ぶ。

２０　乳酸は水溶液中では水素イオンを放出する。

２１　ヒトとトカゲを比較すると，ヒトの方が酸塩基平衡の緩衝能が高い。

２２　ＣＯ２は単なる排泄物である。

２３　呼吸に関する化学受容体とは，ｐｈについてのモニターである。

２４　呼吸中枢はＰａＣＯ２の変化に対して敏感に反応する。

２５　ヒトが酸素濃度ゼロの環境に突然放り出されると，激しい呼吸困難が起こる。