岐阜県の中濃地区一の高峰として知られる高賀山。
古来より高賀山信仰の拠点として崇められ、藤原高光が猿虎蛇（さるとらへび）を退治したという妖魔伝説が残る山です。
四十八ヶ寺もの堂宇が建ち並んでいたといわれ、円空をはじめ多くの修験者が集まりました。
平安時代中期〜後期には白山信仰の影響が色濃くなって、十一面観音（白山比�弯澄砲鯔榁亙�と定めた十一面観音信仰が盛んとなります。
鎌倉時代から南北朝時代になると、虚空蔵菩薩信仰が盛んとなり、本格的な密教寺院として多く修験者が修行に訪れるようになります。
高賀山脈には峰々が連なり、それらの山の麓に六つの神社があります。
高賀山の南の山腹に高賀神社があり、その背面の北側に本宮神社、新宮神社、東側に星宮神社が鎮座。
瓢ケ岳の南の山麓には金峰神社、今淵ケ岳の南山腹には瀧神社が鎮座。
江戸の中期になるとこれら全てを巡る「六社めぐり」の信仰が成立し、広い地域にわたって庶民の敬崇を受けるようになります。
山道を駆け抜けて六つの神社を尾根伝いに一日で回る修験道的な要素の強いこの信仰は、妖霊を封じ、以後の平穏を約束するもので、庶民の間にまたたく間に広がりました。
■高賀神社・・・コメント[04]
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岐阜県関市洞戸高賀
祭神：天之御中主尊
霊亀年中(710年代)何処ともなく夜な夜な怪しい光が空を走り丑寅の方角へ飛んで行くのを都の人たちが見て驚いた。
都から見て東北の山々、すなわち高賀山を探したが、見つけることはできなかった。そこで、高賀山麓に神壇を祀ったところ、光が現れなくなったという。
これが高賀神社の始まりだといわれている。
その後、瓢ケ岳に牛に似た妖怪が住んでいて、村人に危害を加えたので、天暦二(949)年に藤原高光が勅命によりこれを退治し高賀山麓に神を祀ったという。
このとき六ヶ所に神社を開いたとされている。
■那比新宮
岐阜県郡上市八幡町那比6594番ノ1
祭神：虚空蔵菩薩＝那比大神（？）
藤原高光の創建で、高賀第二の社殿と言われている。
樹齢数百年の老杉が一面に立ち並び見事な境内地を形づくっている。
また、金銅虚空蔵菩薩座像をはじめ247面の懸け仏など多くの文化財を蔵している。
■星宮神社
岐阜県郡上市美並町粥川
祭神：虚空蔵菩薩＝明星天子？
鎌倉時代から南北朝時代にかけて、白山信仰のひろがりの中で虚空像菩薩を本地仏としてまつるようになった。
虚空像菩薩は、明星天子（星信仰）としてまつられるため、星宮神社と称するようになり、その別当寺が粥川寺である。
近世の初めには、円空がここ粥川寺を本寺として全国遊行に出かけている。
■瀧神社・・・コメント[02]
http://
岐阜県美濃市乙狩字クエクテ
祭神：瀬織津姫
藤原高光が妖魔を追い求め、高賀から乙狩谷に来た時、山全体が黒雲に包まれて進めなくなったので、神に祈って矢を黒雲の中に射放つと雲が嘘のように無くなったと伝えられ、そこが乙狩の神谷洞と言う地名で残っている。
その夜、高光公は滝の中から現れた神々が、妖魔をこの洞から追い払われる夢をみた。
そこで、乙狩谷にある滝のほとりにお宮を建てたのが滝神社のはじまりと言われている。
■金峰神社
岐阜県美濃市片知猿洞3091番
祭神：不明
片知山の麓にある金峰神社は、「高賀宮記録」によれば、瓢ケ岳に住み着いた妖魔を藤原高光が退治に来た時、最初に妖魔の正体を見て、その形を確認した場所とされている。
以後その山を形智山、後に片知山と呼ぶようになった。
中世の高賀山一帯は、美濃国の霊山として多くの山伏たちが修行に来ており、片知の金峰神社も修験道の影響を受けている。
吉野修験の本拠である吉野の金峰神社があるが、ここから名前をとってつけたものと言われている。
■本宮神社
岐阜県郡上市八幡町那比
祭神：不明
藤原高光の創建といわれ、別名は巌谷本宮ともいわれている。
鎌倉時代後半から南北朝時代にかけて隆盛を誇ったが、大洪水による山津波によりことごとく埋没したと言われており、戦国末期、郡上の領主遠藤慶隆が本殿を再興し、現在に至っている。
高賀神社の縁起を記した「高賀宮記録」には、藤原高光が二回この地に訪れて妖魔退治をしたことになっています。
高賀神社の始めは、霊亀年中(710年代)何処ともなく夜な夜な怪しい光が空を走り丑寅の方角へ飛んで行くのを都の人たちが見て驚いた。
都から見て東北の山々、すなわち高賀山を探したが、見つけることはできなかった。
そこで、高賀山麓に神壇を祀ったところ、光が現れなくなったという。
これが高賀山本神宮の始まりだといわれています。
その後、高賀山一帯に、牛に似た妖怪が住み付き、村人に危害を加えたので、平承3年(933)、藤原高光が御門の勅命によりこれを退治した。
このとき再び妖怪が住みつかないように高賀山の麓に神々を祀った。
また、天暦年間（947〜957）には、キジの鳴き声をする大鳥が村人を困らせたので、再び藤原高光による魔物退治が行われ、この時、高賀山麓の六ヶ所に神社を建立したとされている。
（高賀宮記録より）
ここに記録される妖魔は、最初が「牛の角を持った大鬼」、二回目が「キジのような鳴き声を発する大鳥」です。
つまり、高賀の「さるとらへび伝説」は古文書としては何も残っておらず、口伝によるものです。
平安時代、源頼政が京の都で「鵺（ぬえ）」退治をした伝説があり、その「鵺」はまさに「さるとらへび」と同様に「頭はさる、胴はたぬき、足は虎、尾は蛇」という具合で酷似しています。
江戸時代に都の「鵺退治伝説」がこの地にも広まり、高賀の妖魔退治＝さるとらへび退治となり、源頼政ではなく藤原高光がこの妖魔を退治したという話に置き換わって伝えられてきたのではないかといわれています。
円空は全国行脚をしつつも、中年から晩年にかけて少なくとも三度は高賀神社を訪れて修行をしています。
最初は円空40歳の時、寛文十一年（1671年）、二度目は貞享元（1684）年53歳の時、三度目は元禄五（1692）年61歳でした。
円空は高賀の郷での修行を通して、悲願とされていた十二万体の仏像造顕（円空仏）を達成し、その最後の作と言われる「歓喜天像」が高賀神社に所蔵されています。
円空記念館
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▼長良川から見た円空と飛騨のエンクサマ
http://
現代社会から見れば閉鎖された単なる山奥。
昔からこの地域が深山幽谷な聖地だったことにはかわりありませんが、こうした信仰だけでなく物流や交易を通して人々の往来が盛んな土地でした。
洞戸と板取、郡上市八幡との境をなしている高賀の山脈には、高賀山（1224m）を主峰に、瓢ケ岳（1162m）、今淵ケ岳（1048m）の山々がそびえています。
これら三山の東側を長良川が南流し、北をその支流那比川、西側から南側へと長良川の支流の板取川が流れています。
高賀街道は、長良川を利用した舟運の湊のあった上有知村（現美濃市）で郡上街道より分岐し、ほぼ板取川に沿ってさかのぼり、阿部村から板取川支流の高賀川に沿って高賀山中に入り、高賀神社を経て高賀山頂および瓢ヶ岳に至ります。
洞戸村より板取川の支流高賀川に沿って高賀山に至る道は、行者道として開かれたと同時に高賀村への交易路でもありました。
江戸の末期から盛んになった洞戸村の経済的な活況は、高賀山信仰の発展・拡大に影響を与え、尾張地方にまで広がっていきました。
この川を利用した筏による材木の搬出が遠方との経済交流を容易にし、さらに人力から荷馬車を利用した輸送手段の変化により交流をさらに活発にしたのです。
越前からの物資と岐阜からの物資の中継地点にあたり、そのため多くの行商人がこの地を行き交っていました。
洞戸村の越前街道沿いは、岐阜の問屋と直接ヤリトリする商人によって町屋が形成され、「洞戸小江戸」と呼ばれるほどのにぎわいだったのです。
参考URL：
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古来より高賀山信仰の拠点として崇められ、藤原高光が猿虎蛇（さるとらへび）を退治したという妖魔伝説が残る山です。
四十八ヶ寺もの堂宇が建ち並んでいたといわれ、円空をはじめ多くの修験者が集まりました。
平安時代中期〜後期には白山信仰の影響が色濃くなって、十一面観音（白山比�弯澄砲鯔榁亙�と定めた十一面観音信仰が盛んとなります。
鎌倉時代から南北朝時代になると、虚空蔵菩薩信仰が盛んとなり、本格的な密教寺院として多く修験者が修行に訪れるようになります。
高賀山脈には峰々が連なり、それらの山の麓に六つの神社があります。
高賀山の南の山腹に高賀神社があり、その背面の北側に本宮神社、新宮神社、東側に星宮神社が鎮座。
瓢ケ岳の南の山麓には金峰神社、今淵ケ岳の南山腹には瀧神社が鎮座。
江戸の中期になるとこれら全てを巡る「六社めぐり」の信仰が成立し、広い地域にわたって庶民の敬崇を受けるようになります。
山道を駆け抜けて六つの神社を尾根伝いに一日で回る修験道的な要素の強いこの信仰は、妖霊を封じ、以後の平穏を約束するもので、庶民の間にまたたく間に広がりました。
■高賀神社・・・コメント[04]
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岐阜県関市洞戸高賀
祭神：天之御中主尊
霊亀年中(710年代)何処ともなく夜な夜な怪しい光が空を走り丑寅の方角へ飛んで行くのを都の人たちが見て驚いた。
都から見て東北の山々、すなわち高賀山を探したが、見つけることはできなかった。そこで、高賀山麓に神壇を祀ったところ、光が現れなくなったという。
これが高賀神社の始まりだといわれている。
その後、瓢ケ岳に牛に似た妖怪が住んでいて、村人に危害を加えたので、天暦二(949)年に藤原高光が勅命によりこれを退治し高賀山麓に神を祀ったという。
このとき六ヶ所に神社を開いたとされている。
■那比新宮
岐阜県郡上市八幡町那比6594番ノ1
祭神：虚空蔵菩薩＝那比大神（？）
藤原高光の創建で、高賀第二の社殿と言われている。
樹齢数百年の老杉が一面に立ち並び見事な境内地を形づくっている。
また、金銅虚空蔵菩薩座像をはじめ247面の懸け仏など多くの文化財を蔵している。
■星宮神社
岐阜県郡上市美並町粥川
祭神：虚空蔵菩薩＝明星天子？
鎌倉時代から南北朝時代にかけて、白山信仰のひろがりの中で虚空像菩薩を本地仏としてまつるようになった。
虚空像菩薩は、明星天子（星信仰）としてまつられるため、星宮神社と称するようになり、その別当寺が粥川寺である。
近世の初めには、円空がここ粥川寺を本寺として全国遊行に出かけている。
■瀧神社・・・コメント[02]
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岐阜県美濃市乙狩字クエクテ
祭神：瀬織津姫
藤原高光が妖魔を追い求め、高賀から乙狩谷に来た時、山全体が黒雲に包まれて進めなくなったので、神に祈って矢を黒雲の中に射放つと雲が嘘のように無くなったと伝えられ、そこが乙狩の神谷洞と言う地名で残っている。
その夜、高光公は滝の中から現れた神々が、妖魔をこの洞から追い払われる夢をみた。
そこで、乙狩谷にある滝のほとりにお宮を建てたのが滝神社のはじまりと言われている。
■金峰神社
岐阜県美濃市片知猿洞3091番
祭神：不明
片知山の麓にある金峰神社は、「高賀宮記録」によれば、瓢ケ岳に住み着いた妖魔を藤原高光が退治に来た時、最初に妖魔の正体を見て、その形を確認した場所とされている。
以後その山を形智山、後に片知山と呼ぶようになった。
中世の高賀山一帯は、美濃国の霊山として多くの山伏たちが修行に来ており、片知の金峰神社も修験道の影響を受けている。
吉野修験の本拠である吉野の金峰神社があるが、ここから名前をとってつけたものと言われている。
■本宮神社
岐阜県郡上市八幡町那比
祭神：不明
藤原高光の創建といわれ、別名は巌谷本宮ともいわれている。
鎌倉時代後半から南北朝時代にかけて隆盛を誇ったが、大洪水による山津波によりことごとく埋没したと言われており、戦国末期、郡上の領主遠藤慶隆が本殿を再興し、現在に至っている。
高賀神社の縁起を記した「高賀宮記録」には、藤原高光が二回この地に訪れて妖魔退治をしたことになっています。
高賀神社の始めは、霊亀年中(710年代)何処ともなく夜な夜な怪しい光が空を走り丑寅の方角へ飛んで行くのを都の人たちが見て驚いた。
都から見て東北の山々、すなわち高賀山を探したが、見つけることはできなかった。
そこで、高賀山麓に神壇を祀ったところ、光が現れなくなったという。
これが高賀山本神宮の始まりだといわれています。
その後、高賀山一帯に、牛に似た妖怪が住み付き、村人に危害を加えたので、平承3年(933)、藤原高光が御門の勅命によりこれを退治した。
このとき再び妖怪が住みつかないように高賀山の麓に神々を祀った。
また、天暦年間（947〜957）には、キジの鳴き声をする大鳥が村人を困らせたので、再び藤原高光による魔物退治が行われ、この時、高賀山麓の六ヶ所に神社を建立したとされている。
（高賀宮記録より）
ここに記録される妖魔は、最初が「牛の角を持った大鬼」、二回目が「キジのような鳴き声を発する大鳥」です。
つまり、高賀の「さるとらへび伝説」は古文書としては何も残っておらず、口伝によるものです。
平安時代、源頼政が京の都で「鵺（ぬえ）」退治をした伝説があり、その「鵺」はまさに「さるとらへび」と同様に「頭はさる、胴はたぬき、足は虎、尾は蛇」という具合で酷似しています。
江戸時代に都の「鵺退治伝説」がこの地にも広まり、高賀の妖魔退治＝さるとらへび退治となり、源頼政ではなく藤原高光がこの妖魔を退治したという話に置き換わって伝えられてきたのではないかといわれています。
円空は全国行脚をしつつも、中年から晩年にかけて少なくとも三度は高賀神社を訪れて修行をしています。
最初は円空40歳の時、寛文十一年（1671年）、二度目は貞享元（1684）年53歳の時、三度目は元禄五（1692）年61歳でした。
円空は高賀の郷での修行を通して、悲願とされていた十二万体の仏像造顕（円空仏）を達成し、その最後の作と言われる「歓喜天像」が高賀神社に所蔵されています。
円空記念館
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▼長良川から見た円空と飛騨のエンクサマ
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現代社会から見れば閉鎖された単なる山奥。
昔からこの地域が深山幽谷な聖地だったことにはかわりありませんが、こうした信仰だけでなく物流や交易を通して人々の往来が盛んな土地でした。
洞戸と板取、郡上市八幡との境をなしている高賀の山脈には、高賀山（1224m）を主峰に、瓢ケ岳（1162m）、今淵ケ岳（1048m）の山々がそびえています。
これら三山の東側を長良川が南流し、北をその支流那比川、西側から南側へと長良川の支流の板取川が流れています。
高賀街道は、長良川を利用した舟運の湊のあった上有知村（現美濃市）で郡上街道より分岐し、ほぼ板取川に沿ってさかのぼり、阿部村から板取川支流の高賀川に沿って高賀山中に入り、高賀神社を経て高賀山頂および瓢ヶ岳に至ります。
洞戸村より板取川の支流高賀川に沿って高賀山に至る道は、行者道として開かれたと同時に高賀村への交易路でもありました。
江戸の末期から盛んになった洞戸村の経済的な活況は、高賀山信仰の発展・拡大に影響を与え、尾張地方にまで広がっていきました。
この川を利用した筏による材木の搬出が遠方との経済交流を容易にし、さらに人力から荷馬車を利用した輸送手段の変化により交流をさらに活発にしたのです。
越前からの物資と岐阜からの物資の中継地点にあたり、そのため多くの行商人がこの地を行き交っていました。
洞戸村の越前街道沿いは、岐阜の問屋と直接ヤリトリする商人によって町屋が形成され、「洞戸小江戸」と呼ばれるほどのにぎわいだったのです。
参考URL：
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コメント(6)
民族文化映像研究所（民映研）は、北はアイヌから日本全国様々な民俗記録活動をしています。
http://www31.ocn.ne.jp/~minneiken/index.html
その民映研の長編記録映画に『粥川風土記』というのがあります。
長良川の支流「粥川」は、なぜか「かいがわ」と読みます。
高賀山に連なる瓢ヶ岳に源を発する粥川谷。
その谷での生活の様子や自然と生きる姿を通して、映像人類学の第一人者、姫田忠義監督が、千年以上続く谷の暮らしを記録したというもの。
今回は、その映画の舞台である美並の粥川谷で、5月31日に上映会が行われます。
現地でそのまま感じることのできる絶好のチャンスですね！
[イベント]映画『粥川風土記』上映会＠美並（粥川谷）
http://mixi.jp/view_event.pl?id=31276724&comm_id=3180326
上映会場となる「星迎館」は粥川バンガローの近く。
星宮神社からも近く円空ゆかりの地です。
そして、6月21〜22日の夏至にはこんな合宿も．．．
[イベント]水と絆と和気愛合い合宿 〜円空さんに出会う旅〜
http://mixi.jp/view_event.pl?id=31122926&comm_id=3180326
最近、このエリアが熱いというかにぎやかですね〜
ぜひこのトピでも盛り上がりましょう(笑)！！！
http://www31.ocn.ne.jp/~minneiken/index.html
その民映研の長編記録映画に『粥川風土記』というのがあります。
長良川の支流「粥川」は、なぜか「かいがわ」と読みます。
高賀山に連なる瓢ヶ岳に源を発する粥川谷。
その谷での生活の様子や自然と生きる姿を通して、映像人類学の第一人者、姫田忠義監督が、千年以上続く谷の暮らしを記録したというもの。
今回は、その映画の舞台である美並の粥川谷で、5月31日に上映会が行われます。
現地でそのまま感じることのできる絶好のチャンスですね！
[イベント]映画『粥川風土記』上映会＠美並（粥川谷）
http://mixi.jp/view_event.pl?id=31276724&comm_id=3180326
上映会場となる「星迎館」は粥川バンガローの近く。
星宮神社からも近く円空ゆかりの地です。
そして、6月21〜22日の夏至にはこんな合宿も．．．
[イベント]水と絆と和気愛合い合宿 〜円空さんに出会う旅〜
http://mixi.jp/view_event.pl?id=31122926&comm_id=3180326
最近、このエリアが熱いというかにぎやかですね〜
ぜひこのトピでも盛り上がりましょう(笑)！！！
■高賀神社
岐阜県関市洞戸高賀
祭神：天之御中主尊
霊亀年中(710年代)何処ともなく夜な夜な怪しい光が空を走り丑寅の方角へ飛んで行くのを都の人たちが見て驚いた。
都から見て東北の山々、すなわち高賀山を探したが、見つけることはできなかった。そこで、高賀山麓に神壇を祀ったところ、光が現れなくなったという。
これが高賀神社の始まりだといわれている。
その後、瓢ケ岳に牛に似た妖怪が住んでいて、村人に危害を加えたので、天暦二(949)年に藤原高光が勅命によりこれを退治し高賀山麓に神を祀ったという。
このとき六ヶ所に神社を開いたとされている。
▽フォトアルバム
http://mixi.jp/view_album.pl?id=37233111
高賀まではなぜか遠く感じてなかなか行くことができなかったのに、ようやくご縁あって行けることになりました。
http://mixi.jp/view_event.pl?id=45408288&comm_id=3180326
見慣れた光景の板取川から、高賀の郷の入り口であるアーチ状の橋を渡る。
支流の高賀川の谷間に沿って田畑が点々として、深山幽谷な大自然の中に人々の質素な生活がかいま見える。
それだけでもう、今も昔も変わらない日本のふるさとであり続けてることが伝わってくる。
ちょうどお昼のイベントスタートに合わせて出発したけど、行ってみると高賀神社は会場から近いことがわかった。
なんせ初めての場所。
まずはここのカミさまにお詣りさせていただく。
そのすぐ隣が円空記念館というのもなんと素晴らしいことか。
妖魔さるとらへびとして討ち取られた縄文の神々が眠る深い森。
その森で生きる民衆の信仰を救った円空。
そこには三位一体、陰陽和合の神々の姿があった．．．
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=31317389&comm_id=3180326
...
岐阜県関市洞戸高賀
祭神：天之御中主尊
霊亀年中(710年代)何処ともなく夜な夜な怪しい光が空を走り丑寅の方角へ飛んで行くのを都の人たちが見て驚いた。
都から見て東北の山々、すなわち高賀山を探したが、見つけることはできなかった。そこで、高賀山麓に神壇を祀ったところ、光が現れなくなったという。
これが高賀神社の始まりだといわれている。
その後、瓢ケ岳に牛に似た妖怪が住んでいて、村人に危害を加えたので、天暦二(949)年に藤原高光が勅命によりこれを退治し高賀山麓に神を祀ったという。
このとき六ヶ所に神社を開いたとされている。
▽フォトアルバム
http://mixi.jp/view_album.pl?id=37233111
高賀まではなぜか遠く感じてなかなか行くことができなかったのに、ようやくご縁あって行けることになりました。
http://mixi.jp/view_event.pl?id=45408288&comm_id=3180326
見慣れた光景の板取川から、高賀の郷の入り口であるアーチ状の橋を渡る。
支流の高賀川の谷間に沿って田畑が点々として、深山幽谷な大自然の中に人々の質素な生活がかいま見える。
それだけでもう、今も昔も変わらない日本のふるさとであり続けてることが伝わってくる。
ちょうどお昼のイベントスタートに合わせて出発したけど、行ってみると高賀神社は会場から近いことがわかった。
なんせ初めての場所。
まずはここのカミさまにお詣りさせていただく。
そのすぐ隣が円空記念館というのもなんと素晴らしいことか。
妖魔さるとらへびとして討ち取られた縄文の神々が眠る深い森。
その森で生きる民衆の信仰を救った円空。
そこには三位一体、陰陽和合の神々の姿があった．．．
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=31317389&comm_id=3180326
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