「コメツキムシ談話会」コミュの#19　同定お願いコーナー

名前が分からないものが多すぎのコメツキです。やはり初心者にはこんなトピックが必要です。ベテラン諸兄よろしくお願い致します。

愛知県中山地（600ｍ）の湿地環境で採集したシモフリです。愛知県ではサトヤマシモフリが記載されていますが、これがそうでしょうか。

コメント(832)

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[793] mixiユーザー 06月15日 08:51

チャバネですね。結構局地的な種です。

[794] mixiユーザー 06月15日 19:52

米屋さん、ありがとう。

[795] mixiユーザー 07月20日 20:13

こんにちは。
写真は7月18日茨城県北部のライトトラップで得た個体です。
原色日本甲虫図鑑からクロアメイロコメツキ♀（アメイロコメツキ？）と判断したのですが、
あたっていますでしょうか？
類似種のアラハダチャイロコメツキとの違いをネット検索でみてみましたが、いまひとつ違いが判らずにいます。
どなたかご教示いただけますと嬉しいです。

[796] mixiユーザー 09月01日 11:42

友人から預けられた個体ですが属もわかりませんでした．写真では上手く表現できていませんが，頭も体もコメダマみたいに太い個体です．体長は６ミリ弱です．採集場所は北海道南部の蘭越町というところです．よろしくお願いします．

[797] mixiユーザー 09月02日 09:33

九州産です。銅紫色の輝きがありますが、はたしてこれは何でしょうか！？

[798] mixiユーザー 09月02日 12:42

>>[795] 、お返事が遅くなって申し訳ありません。中々鋭い質問ですね。この件は私も苦労しました。
まず、アラハダチャイロ及びクロアメイロで有るかの確認のため、前胸背板後角に２本の隆起線が有るか確認します。アラハダチャイロは外側の隆起線が少し不明瞭な個体が有るので良く注意してみてください。
次に、この個体が♂であれば、クロアメイロの触角には直立毛（良く目立つ）が有り、アラハダチャイロには有りませんので簡単に区別できます。
♀の場合はアラハダチャイロは触角第４節は３節の1.3～1.4倍の長さ、クロアメイロは第４節は３節の２倍の長さです。個体変異が有るので数値は少し幅を持ってみてください。
私の手元の標本を見ると、クロアメイロの♀は非常に少ないように思います。地域的なものかもしれませんが、、もし、クロアメイロの♀が沢山有るようでしたら、少し分けてください。
同定の結果をお知らせください。
コッキン

[799] mixiユーザー 09月03日 11:25

>>[796]
この種は Lanecarus palustris (Lewis, 1894) ニセクチブトコメツキだと思います。
爪の内側が櫛歯状になっているか確認してください。前胸背板には大小2種類の点刻が有ったように思います。

コッキン

[800] mixiユーザー 09月03日 13:07

>>[799]
早速の同定ありがとうございました．爪の内側と前胸背の点刻を確認しコメツキの部屋でも絵合わせしてみたところ，全てが一致しました．
また１つ勉強になりました．

[801] mixiユーザー 09月03日 21:08

>>[798]

大変ありがとうございます。
写真を撮って観察してみたのですが・・・難しいです（汗）
以下①～③よりクロアメイロと見たのですが、いかがでしょうか？

①前胸背板後角に２本の隆起線有無　＞有り
②♂ or ♀　＞♀
③触角第４節は３節のX倍　＞2倍

ちなみに、UVトラップで得られた同種は写真の1個体のみでした。
近年、毎年同じ場所でトラップを仕掛けています。
来年、追加個体が得られた際には、サンプル提供させていただきます。

[802] mixiユーザー 09月05日 08:30

>>[797]
写真から、Paraphotistus niger クロオオヒラタコメツキだと思います。
同属で、P. notabilis オオヒラタコメツキが有ります。こちらは上翅の色がチャイロぽいです。
どちらの種か、確認願います。

[803] mixiユーザー 09月05日 08:46

>>[802]　お忙しい中、ありがとうございます。一見してクロオオヒラタと認識したのですが、あまりに紫色の金属光沢が強く、気になってUPさせていただきました。九州産の特徴なんでしょうかね。ありがとうございました。

ところで、南の島産は全くもって疎いのですが、写真の2頭はシロウズツヤケシの♂♀で合っていますでしょうか。共に屋久島産です。

[804] mixiユーザー 09月05日 16:16

>>[801]
クロアメイロの様ですね。♀は最近まで未知でした。採れる数が極端に少ないのか、良く分からないのですが、アラハダチャイロと混同されている可能性があります。貴重な標本ですので、大切に

[805] mixiユーザー 09月05日 16:21

>>[803]
クロオオヒラタ、この辺のグループは光沢、色彩共に変異が有るので、迷いますね。まずは外形重視で同定しましょう。

黄色いのはHayekpenthes pallidus pallidus ホソツヤケシコメツキではないでしょうか、触角上面の各節中央部に隆起線が有れば Hayekpenthesです。
ご確認を。

[806] mixiユーザー 09月05日 21:18

>>[805]　屋久島産なのでてっきり南方系かと思いきや、青森まで分布しているんですね。「秋田県のコメツキ」にもしっかり出ていました。余り縁のない苦手米虫ですが、これを機にしっかり覚えときます。ありがとうございました！

[807] mixiユーザー 09月09日 11:53

不得意エリア産米虫の質問です。九州大隅半島のかなり小さなアンペです。6月半ばの常緑照葉樹林帯を鑑みた場合、どのような種の可能性がありますでしょうか？比較写真はオオハナコメツキと。

[808] mixiユーザー 09月12日 22:54

TOGAS　さん
コナガクロコメツキAmpedus nanus Silfverberg,1977の種群の種のようですね。この群は何種か記載されていますが、それらの関係は私にはよく判りません。nanusは九州がタイプローカリティーなんでそのものかな。今度の図鑑で再編されるのを待っています。余り採れないけど、こちらではアカハラクロに次ぐ低標高まで分布している種です。でも、大隅で採れたのは個人的にはちょっとビックリかな。

[809] mixiユーザー 09月13日 19:06

>>[808] ありがとうございます。この類は互いによく似ていてとても難解です。ましてや南九州産となると全くのお手上げです。整理整頓された今度の図鑑でしっかりお勉強ですね。

[810] mixiユーザー 04月17日 17:23

シモフリコメツキについて2点お尋ねします。2010年に鎌倉市の谷戸で採集した♂個体の交尾器を、今般あらためて検してみました。左画像はそのときの♂♀個体で、その♂個体（左画像右側：交尾器を取り出すために熱い水蒸気に当てたところ、黒ずんでしまいました）の交尾器が右画像です。オオシモフリコメツキで良いかと思われます。これらは体長が15mmほどで、同じときに採れたもう1個体の♂の体長も同様です。実は、最近東京都区部中心地の調査で採れた♂個体も、交尾器を検した結果オオシモフリコメツキと分かったのですが、体長は同じように15mmほどです。ウェブサイト「コメツキムシの部屋」の「日本産コメツキムシ」でのオオシモフリコメツキの解説では、体長は17～21mmとされていますが、低地のオオシモフリコメツキは小さくなる傾向があるのでしょうか。

[811] mixiユーザー 04月17日 17:24

次に、上と同じ採集時に採れた大型の♀個体（18mm）を、上のオオシモフリコメツキ♀個体（15mm）と並べてみたのが左画像です。右側の大型個体は、前胸背板の形状と色合いが明らかに違って見えます。また、前胸背の点刻も異なっており、左側のオオシモフリコメツキ♀（中央画像）と比べて右側の大型個体（右画像）の点刻は大きく密で、点刻間はほとんど接しています（画像では分かりにくいですが、点刻の大きさの違いは見てとれると思います）。この大型個体の種名についてご示唆をいただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

[812] mixiユーザー 04月20日 18:17

えいもん　さん

答えにならないかも知れませんが･･･
　まあこれくらいの変異は普通にある気がします。無責任な気もするけど･･･
　この種（あるいは種群？)は岸井氏の報告にもあるようにかなりの地域変異を見せるようですし、個体変異も大きい気がします。15mm前後は珍しくないと思うけど個体群として小さいなら面白いかも？
　ただ、珍しくないけど、里山環境などに多い虫だし春物だしで、なかなか自分の居住地周辺以外の標本は手に入りませんので、私にはよく判りません。個人的には、「オオシモフリの多様な変異+各地にかなりの数の未記載の隠蔽種集団がいる」のでは？　などと思ってはいますが、何も根拠の無い妄想にしか過ぎません。
　取りあえずは、このグループで記載済みはサトヤマ、オンタケ、シコクくらいですので、それ以外はオオシモフリとしておくしかないのが現状です。
　集団として標本数を集める＋遺伝子解析あたりでないと難しいかも？でも、こうなると素人の出番は限られそうです。

[813] mixiユーザー 04月21日 23:09

>>[812]

ご返信と解説をしていただき、どうもありがとうございます。小さいグループでもオオシモフリコメツキであること、また下の画像の大型の♀もオオシモフリであろうこと、そのように理解いたしました。少なくとも、交尾器が確認できる♂個体について、画像のような交尾器であれば、オオシモフリコメツキと同定させていただきます。もしかしたら東京・神奈川あたりの低地では、オオシモフリは小型化しているのかもしれませんね（私自身、大きなオオシモフリを見ていないので何とも言えませんが）。

[814] mixiユーザー 06月08日 16:23

久しぶりの書き込みです。今年6月初旬の富士山青木ヶ原産。体長はギョウジャサイズ、体型も翅長でギョウジャスタイル、前胸背の毛の生え方など、いかにもギョウジャ風に見えるのに、何故か肢は全て赤褐色です。これはいったい何者でしょうか？

[815] mixiユーザー 06月08日 18:08

TOGAS さん
このあたりは難物です。こんなのが何種かいるように感じています。
これから、数を集めてボチボチ検討するほかなさそうです。

[816] mixiユーザー 06月12日 11:44

>>[814]
A. yaku ohdai に近いように思います。

[817] mixiユーザー 06月12日 16:34

>>[815]　保育者の図鑑と岸井さんの目録だけでは手も足も出ませんね・・・特にアンペは。困ったものです。

[818] mixiユーザー 06月12日 16:36

>>[816] 　ありがとうございます。この種は脚が赤褐色だとの理解でよろしいですか？あまり見かけない輩でしたので、UPさせていただいたような次第です。

[819] mixiユーザー 06月12日 17:00

>>[818]
暗褐色のもいます。
さすがに、真っ黒のは見たことが有りません。
肢や触角の色は変異が多いので惑わされない様に。
この手の種は、今のところ複数種記載されていますが、難しいですね。

[820] mixiユーザー 06月12日 22:31

>>[819] 肢の色味の件、了解しました。今後この類が採れた際には、本種を意識することになりそうです。アンペの中でも特徴あるこの類は面白いですね

。

[821] mixiユーザー 06月12日 23:10

脚の色もだけど、上翅の条線が深い用に見えるのが面白いですね。
系統的にはこのグループだろうけど、A. yaku ohdai では浅めなように思いますのでこのグループ何種もいるのでしょうね。

[822] mixiユーザー 06月25日 22:52

今月半ばのF山での成果です。当日は10m程度の距離でクマに初遭遇した（脱兎のごとく逃げ出しました

）記念すべき？日でしたが、写真１はトクゴウの少し黒化したタイプと判断した個体です。トクゴウの完全黒化タイプにはまだ遭遇したことがないのですが、これなど少しその方向に向かっているように見えます。そしてこの日の不明種が写真２の小型アンペ（3.5mm）2頭。右下はヒラタクロクシの頭ですから、相当小さいことがお分かりいただけると思います。もしかしたら、これがA.pauxillusなのでしょうか！？

[823] mixiユーザー 06月25日 23:28

A.pauxillusに一票！
小型の黒アンペで、幅広で脚が黄色のは既知種ではA.pauxillusだけだと思います。

[824] mixiユーザー 06月26日 09:49

米屋さん
早速のご回答、ありがとうございます。これでやっと本種を理解できました。やはり実物に接しないと分かりませんね。ちなみに、先のコメントの3.5mmは誤りで、正確には4.5mm強ありました。それでもアンペとしては相当小さく感じました。

[825] mixiユーザー 11月15日 13:21

お久の登場です。九州産のコメツキが若干手に入ったのですが、私にとっては未知の地だけに？？？な個体もあったりします。写真の2頭は阿蘇のシモフリで、特に右個体のような腿節～脛節まで完全黄褐色の個体は本属ではあまり見たことが無く困っています。手許にホソシモフリの同様の雌個体が手許にありますが（群馬県天神平産）、さすがにこれは違いましたし、私にとって未知のキアシかと思い南紀生物の大平さんの解説と見比べましたが、どうやらこれも違う感じで、あとはこれも個人的には未知のアカアシくらいしか思い浮かびません。ご意見を頂戴できれば幸いであります。

[826] mixiユーザー 11月24日 16:24

>>[825]
悩ましい標本ですね。触角がかなり短いですね。正直、写真だけでは判断できません。
シモフリの仲間は差しが黄褐色に成るのはメスが多いです。
キアシでもアカアシでも有りませんね。オオシモフリかシモフリか？？
こんな答えしか出来ません。申し訳ありません。

コッキン

[827] mixiユーザー 11月24日 21:17

>>[826] 悩ましいところを、ありがとうございました。写真だけではなかなか難しいですよね。よく認識しております・・・が、もしや！？との思いから投げかけてみました。是非その内実物を見ていただければ、と思っております。

[828] mixiユーザー 11月25日 11:27

>>[827]
了解。

[829] mixiユーザー 11月29日 00:11

TOGASさん
シモフリは大きいけど相当に難解です。国内に30種ほどいて地域変異もある上に各地にまだ未知の個体群（New?）がかなりいるように感じています。地元近辺でも変なのが結構いますし、九州ともなると手元の標本が少なすぎて全く判りません。
頑張って個体数を集めましょう。この仲間、『本丸』を見つけるとまとまって採れることがあるのが救いです。

[830] mixiユーザー 11月29日 10:27

シモフリは米虫に興味を持った際、最初に気になった一群なのですが、ホント未だに良く分かりませんね。図鑑に期待しています

。

さて、添付は屋久島の高所で採集された個体ですが、これってヤクチャイロツヤハダの雌雄で合っていますでしょうか？

[831] mixiユーザー 12月05日 15:56

TOGASさん
痛いところを突いてきますね。屋久島産はほんの少しの数しか見ていないので何とも言えないんですが、屋久には恐らく一種しかいないと思っているのでそれで良いのかな。
それよりこの属自体が難物で、チャイロツヤハダは北海道が基準産地なのですが、本州産の位置づけが難しい状況です。本州四国九州には何種いるのか?北海道産との関係は?･･･少ない物では無いのですが変異も大きくて、私にはまだよく判っていません。

[832] mixiユーザー 12月07日 12:37

>>[831] ご回答、ありがとうございます。やはり検視標本が少なく、明快な回答は難しそうですね。この類は個人的にも余り接点が多くない縁薄虫です。こんな難関が至る所にありますので、やっぱ米虫図鑑に期待・・・ですね

。