クンダリーニ覚醒コミュのクンダリーニ覚醒する事の本当の目的

　よくクンダリーニ覚醒を宗教や超能力開発などと結びつけてしまう方がいるようですが、本来は違うように私は思います。

　キリストや仏陀、聖人達はクンダリーニ覚醒を果たした事は、定説とされています。確かに、悟り、スピリチュアルの目覚め、超能力（神通力）、クンダリーニエネルギー（オーラ）による周囲への癒し、ヒーリングなどの能力があったとされています。そうした事から神の化身のように崇められ、宗教教団の創始者や教えを広めた事は確かです。

　また、更にクンダリーニ覚醒は古代エジプトや原住民などの世界ではシャーマンとして国や部落の危機的な状況を察するなど命運を握る能力者やリーダーとして活躍し、イニシエーションとして脈々と受け継がれて来たとも言われています。

　しかし、本来はクンダリーニ覚醒はほんの一握りの奇跡ではなく、誰もが、その萌芽を持ち合わせているのです。実はキチンとそれに近い内容は新約聖書や原始仏典にも書かれています。（例えば「目覚めよ、さらば、与えられん！」など）

　決してキリストや仏陀も偶像崇拝をする事を求めているのではなく、自らが心を浄化、目覚める事から覚醒を果たし、自分と周囲を癒し、その投影としての世界や地球への癒しや平和に繋がる事を訴えているのです。

　宗教同士の軋轢や対立、派閥、信者獲得、妄信などを求めているのではなく、一人一人が手を取り合って癒し合う本来の人間の姿に立ち帰る事にある筈なんです。それがクンダリーニ覚醒の本当の目的であり、原点でもあり、全ては１つに集約されている。むしろ、それは宗教を超えたものであり、どの宗教もその一元から派生されている。

　たまたま、覚醒者の一人一人の捉え方の微妙なズレから宗教教団と言うものが生まれたのであって、元を辿れば同じものでしかない。それを自らや教団を守る為に誤解し曲解して捻じ曲げてしまった。まさに、人間のエゴが作り上げた形骸化した錆びた金字塔なのではないか？　私には、そのように思えてならないのです。

　そして、覚醒者や聖人の誕生は歪んだ時代の要請とも言えます。人間の心が荒んだ時代だからこそ、聖人は登場しなければならなかった訳です。紀元前５世紀前後や紀元前、五百年紀、千年紀に聖人達が数多く登場したのには意味があったのです。決して偶然ではありません。

　時代の分かれ目、人心崩壊のバランスを整える為のものと言えるのかも知れません。そして、そうした時代に聖人が誕生したからこそ、人々の拠り所ともなったのかも知れません。余りにも人心喪失で悲惨な時代だからこそ、人々は救い主を求めていた。そうしたタイミングと上手く合致したからこそ、より強烈に人々の心を虜にしたとも言えます。まさに人々は潜在意識や無意識の中で理想の聖人や救い主を作り上げ、物体化させたとも言えます。

　そして、新たな千年紀を迎えました。しかし、自然科学や産業、教育が発達した事から頭脳偏重の時代に既に突入してしまいました。人間は自然の摂理を無視して科学や資本で地球までも征服しようとしています。誰もが薄々地球と心身のバランスのズレが生じている事には気づいています。地球環境破壊やエイズ、難病やガンが蔓延し、誰もが癒しを求めています。昔は、そうした危機に際して上手くバランスを取ってきたのかも知れません。純粋直観や第六感によって制御し、軌道修正させて来たのです。

　しかし、現代のような肥大した頭脳では、それが出来なくなって来ている。生物学的な意味でも完全に人類の危機が訪れようとしている事は紛れもない事実であるのに、それを変えようとしても変えられない地点まで来てしまったのです。ならば、どうすれば良いのか？聖人、救い主を作り上げるか？それには、余りにも無理があります。何故なら人は余りにも疑い深くなってしまったからです。自らが目覚めるしかないのです。そして、自ら目覚める事こそが、個別にクンダリーニ覚醒を果たし、宇宙や地球、自然と人類、自らのバランスを整える事になる。それこそが、アセンションと言われているものでもあります。

　3000年以上も前から伝わるヨガのヴェーダ思想や道教（仙道、気功）のタオの思想には天人合一、梵我一如と言う思想があります。それはマクロコスモスとしての宇宙や自然とミクロコスモスとしての小宇宙である人間が本来繋がっており、同じものであると言う哲学です。そして、そうしたヨガや仙道、気功にクンダリーニ覚醒や内丹術が体系化されているのも決して偶然ではありません。自ら自然の摂理や宇宙、地球と人間とのバランスをとり、目覚め、身体や心を浄化する事から、芽生える体内宇宙こそがクンダリーニ覚醒なのです。私達は、人類として既に崖っぷちに立たされている。そして、それほど、酷い状況であると言えるかも知れません。聖人一人が誕生するくらいでは収まらないほどの所に来ている。そして、一人一人が目覚め覚醒するのは新たな人類の進化なのではないか？私にはそう思えてなりません。

　クンダリーニ覚醒をする事によって、歪められたバランスを均整する。体内宇宙を発現させる事から自らと宇宙の一体感を実感する。クンダリーニエネルギーの発露によって、急激なスピリチュアルの目覚めを体験し自らの肉体の波動と周波数を高め、それによって、難病やガンなどの病気も治癒されます。そればかりでなく、周囲を癒すオーラを発し、ヒーラーともなる。自らの身体の芯に宇宙の軌道が回転し、科学では割り切れない、クンダリーニエネルギーの流れを実感し、原始のロゴス・オーム（聖音）の奏でる音に包まれる。そして、もう一人の自分（真我）と対峙する事となるのです。それこそが我々の地球を癒す事に繋がるのです。宇宙や地球、自然と私達は一心同体であり、同調しています。それに気づかないといけません。

　独断や偏見のような考えに思われるかも知れませんが、少しずつ皆さんも身近で体験する方々が増えてくるに違いありません。これから私は、クンダリーニ・マスター（アセンション・マスター）として地道に活動し、少しでも皆さんに気づいて頂き、御手伝いし、協力していければと思います。