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パオ瞑想の会コミュのクムダ・セヤドー法話要約

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2007年8月、只見瞑想合宿でのクムダ・セヤドーの法話の要約です。

コメント(11)

●概説
☆パオのシステム=
 40種のサマタ瞑想で禅定力を高め、その集中力を使って
 ヴィパッサナーを行い、無我、無常、苦を観て解脱。
☆その入り口となるのがアーナ・パーナ・サティ(安般念、
 出入息観)。
 別のサマタ瞑想から始めることもある。(四界分別など)
☆修行者の性格によって最適なサマタ瞑想がある。これは
??「上座仏教を知るために」に渓声山色さんがアップされている
 ディーパンカラ・サヤレーの法話に詳しいです。
 (リトリート中の法話と同内容)
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=19062150&comm_id=774636
☆40種のサマタ瞑想
A.「カシーナ(kathina)」10種。
「地、水、火、風、茶、黄、赤、白、穴や隙間、光」の<色>を
 観て瞑想。4禅まで行ける。
B.「不浄観/白骨観」10種。
 「死体、茶色く変色した死体、死体の膿、二つに切断された
  姿、動物に食い荒らされた姿、バラバラになった姿、
  刀や槍などで刺された姿、血まみれの姿、ウジが涌いた姿、
  白骨」のイメージを観て瞑想。初禅まで。
C.「随念=何度も念じること(anutati)」10種。
 「ブッダ、ダンマ、サンガ、戒律、喜捨、神の威力(?)、
  涅槃の幸福、自分が死ぬということ、身体の32要素の観察、
  アーナ・パーナ」
 アーナ・パーナのみ4禅まで。他は3禅。
D.「慈悲喜捨の瞑想」4種。
 「慈悲の瞑想」もこの一つ。3禅まで。
  ただし「捨(ウペッカー、好き嫌いを離れていること)」の
  瞑想のみ4禅。
E.「食べ物を厭う瞑想」1種。3禅まで。
F.「四界分別観」1種(対象は4つある)。3禅まで?
 身体の動きを観察して地水火風の働きを観る。
 マハシ式ヴィパッサナーの初歩。
G.「四無色(アルパ)」4種。無色界禅定。
 「色界(物質の影響を受けている意識状態)での禅定=
  色界禅定」の意識を対象として瞑想する。
  単にヴィパに行くためには、ここまでやる必要はない。
 空無遍処...「空間」の無限を観る。
 識無遍処...「意識」の無限を観る。
 無所有処...「識無辺」の境地から「観ている」という意識が
       なくなった境地???
 非想非非想処...(禅定の最高レベル。説明されても理解不能)
 スマナサーラ長老の「アビダンマ講義」の2巻にも記述あり。
●アーナパーナ〜4禅まで
a.30分〜1時間集中できるとニミッタが出ることがある。
b.はじめに白い光、雲のようなニミッタ、まばゆい光、
 と集中が高まるにつれて光は明瞭になる。
c.心臓にある光をほんの短時間確認する。身体に悪いので長時間
 見たらダメ。
d. 心の5つの作用(五禅支)を確認、禅定のコントロール(五自
 在)を修して、初禅。
e. 次は「二禅に行きたい」と念じて、
 再びアーナパーナでニミッタを1時間ほど見続ける。
 五禅支を確認して尋伺のみ消えてれば2禅。2禅の五自在。
f. 以下4禅(捨と一境性のみ)になるまで同様のプロセス。
g.3禅に達したあと、瞑想センターへの短期の滞在などで、
 時間のない人は身体の32要素の瞑想などに行く。
 時間のある人はカシーナなどを修する。
この辺りから正しく理解できてるのかあやしい領域に。
パオのサイトの英文テクストなど見て編集するべきでしょうが、
とりあえず合宿の法話のドキュメントということで。

●アーナパーナ終了後。いろんなサマタ瞑想をやる。
・「白骨観」で自分や他人、周囲の人の身体の中の骨を観る。
  初禅まで行ける。
・ 時間のない人(とノートに書いてある...):
  カシーナの「白偏」など。
  身体の骨や頭蓋骨などの一番白いところを観て「白、白...」
  と念じる。
  白色を意識全体に拡げ、その中心を観想する。
・時間のある人:
「慈悲喜捨の瞑想」。
  対象となる人の幸福・元気な姿をイメージして念じ、怒りが
  消えるまで続ける。
「アヌータティ」。
 ※パオのサイトのテクストではanussati(recollections)
 ・「ブッダ・アヌータティ」ブッダを念じる。
 ・「不浄観」同性の遺体を思い描いて「不浄である」と
   唱える。
 ・「マレタ・アヌータティ(死の瞑想)」
  「わたしは必ず死ぬものである」「死からは逃れられない」
   と、自分の遺体のイメージを観る。
今は何か書くならもっと厳密に学んでから、
という気分なのですが、オチをつけないと気持ちが悪いので(笑)

リトリートでの法話の後半部分。
合宿では四界分別でガラスのようになった心に地球を入れて
見る...といった詳細な話もありましたが、
アーナパーナ終了後解脱までの流れの概説は、
「菩提樹文庫」収録のパオ・セヤドー『四つの禅定』に
ありますね。
またディーパンカラ・サヤレーの『アーナパーナ・サティの
方法』の後半も、アナパナ終了後の流れに触れてました。
http://www.geocities.jp/bodaijubunko/

だいたい、
アナパナ終了後、
カシーナなどのサマタ瞑想を修する。
(以降、短期の滞在など時間のない人には別の方法もある)
無色界禅定に入る。
四界分別観で身体や他の物を微細な要素の集まりとして見て、
その四界分別観を媒介にしてヴィパッサナーを修する。
というようなお話でした。
>合宿では四界分別でガラスのようになった心に地球を入れて
>見る...といった詳細な話もありましたが、

この「地球」という部分は、ラボーさんがパーリ語、「アカサ(虚空)」に対応して思いついた部分のようで、いわゆる地球の意味ではないようです。

アウンさんに対応する日本語を聞かれ、文脈上、「空間(space)」でよいのでは、と話しました。

無色界の瞑想の対象によく出てくるようです。
「地球」はずっとナゾでした(笑)
無色界禅定の「空間の無辺」とかでしょうか。

たしか「地球」のくだりの後、四界分別やって物をカラパに粉砕
(比喩?)。
そこでヴィパッサナー、あらゆる粒子の集合に8つの性質?
(地・水・火・風・味・香・色・滋養)、集合の生滅を観る、
で、無我、無常、一切皆苦→解脱、
というようなことだったと理解してます。
こんど只見法話のテープ起こしをしようか、という話があります。
ラボーさんの縦横無尽の活躍ぶりも再現したいです(笑)

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